木次線は出雲横田~備後落合間が乗車効率が極端に悪く、廃止の根拠の一つとされています。
しかし、この間にこそ木次線の魅力が凝縮されているのですがそれを利用できてないと私は思っています。
三段スイッチバックや鬼の舌震い、たたら製鉄などもっと海外の客を誘致できるものがあるのに活用できていないのでは。
それに追い打ちをかけたのが「おろち号」の廃止でした。
記事にも出ていますが廃止後に輸送密度が激減したことです。予想できたこと、というよりJR西日本は分かっていてそうしたと思います。
愚痴が出てきますのでまずお読み頂きます。
先人の血と汗で建設した陰陽連絡線、乗車効率が悪くなったからと努力・工夫もせず廃線にしてもいいのでしょうか?
京都にあふれる外国人の一部でも取り込む工夫をして欲しいものです。
(了)









米手作市様
奥出雲おろち号は、車両の老朽化を口実に廃止となってしまった感があります。木次線を残そうと本気に考えていたのならば、車両を更新してでも存続させていたと思います。
一過性になるとはいえ、何か手を打たないと。観光列車はなあかりを広島発出雲市行きで走らせるのはどうでしょうか。
奈良の駅名研究家様 はなあかりの活用は良いアイデアだと思います。450PSエンジン2基装備ですので、急勾配区間とは言え、問題ないでしょう。もし補機を必要となれば、それはそれで話題性がありますが、まず適当な機関車が無い? 連結器が密着自連なので控車が必要? 私も同様のことを考えたことがあります。トワイライト瑞風を走らせられないかと考えましたが、編成が長すぎて出雲坂根や途中のスイッチバックの有効長が足らないので無理だろうと諦めました。はなあかりなら3両ですから最適ですね。ただ観光列車が通過するだけでは、地元には殆どメリットが無いですね。冬場の除雪のことを含め、定期列車の便数を増やし、日常的な乗降客が増えないと「輸送密度」の言い訳が通用してしまいますね。観光バスで出雲坂根に来て、スイッチバックだけを体験して三井野原でバスに乗って去るというようなツアーが横行しているのもやめさせる必要があるでしょう。芸備線でも臨時列車を増発して実証実験をしていますが、確かに訪問者は少し増えているとはいえ、地元にどれだけお金が落ちるかと言えば、通過客ばかりなら経済効果は期待できません。過疎地では人に期待せず、イノシシやシカを乗せる方策も必要?
西村雅幸様
イノシシやシカに頼るのは妙案ですね。
地元の方の利用が厳しいとなると、外から呼び込むしかない訳ですが、恒常的な打開策はなかなか難しいですね。
とりあえず、阪急今津線を舞台にした映画「阪急電車 片道15分の奇跡」があるように、木次線でも何か撮れないですかね。「木次線 スイッチバックの必然」とか。
米手作市様
いつも他愛のないコメントをしている外部の人間ですが、木次線は学生時代によく乗車し沿線の状況も知っていますので『年寄りのたわごと』を投稿いたします。
地方の鉄道路線の存続問題については、国の鉄道に対する将来施策、鉄道会社の経営方針から考えて、従来の旧型車両を改造した観光列車の運転、期間を限った増発、上下分離による経営などでは廃止の流れを止められず、災害による運休、復旧の時間切れで廃止を待つばかりと思います。
結論として木次線を存続させるには徹底した観光鉄道化をはかるしかないでしょう。木次線を取り巻く広域観光資源を考えれば、松江城と城下町、足立美術館、大根島のボタン、玉造温泉、出雲大社、立久恵峡、世界遺産の石見銀山など挙げればきりがありません。これらを結びつける交通ルートを整備すれば確実にインバウンド客も増えるでしょう。
「えちごトキめきリゾート雪月花」のような観光列車を県市町村が出資して新製し、JRに運行を委託して観光資源を結ぶ木次線を中心とした路線に運行することです。観光列車は一部のJRがツアーとして催行している高額なものでなく通常の運賃に利用料金を加算すれば乗車でき、団体旅客も利用可能とします。地元の人の乗車も考え一部の区間は一般車両(キハ120)の併結運行を行います。
我が国の観光鉄道の先例としては、「黒部峡谷鉄道」や「嵯峨野観光鉄道」がありますが、いずれも季節運行であり、「三井野原スキー場」を沿線に持つ木次線では冬季のイベントも可能だと思います。
その時点で「サンライズ出雲」が運転されていれば宍道での接続を可能にし、インバウンド客が増えれば、宍道から至近の出雲空港への乗り入れも考えられます。出雲坂根の延命水に集まるインバウンド客を夢に見ています。
快速つくばね様
ありがとうございます。
私はこの問題について何度も島根県や奥出雲町、中国新聞などに意見を具申しています。でもなかなか実現はしていません。
特に嵯峨野観光鉄道をモデルにして車両を改造し、使用してはどうか?とか、三井野原スキー場をもっと活用しては?奥出雲たたらと刀剣館を大々的に打ち出す、などを訴えています。
何度もおろち号に乗っていると海外の観光客が喜ぶ姿を見ます。雪にはしゃぐ台湾からの団体や、韓国からの女子大生にも会いました。
まだまだ開発余地はたくさんあると確信しています。
ご協力をお願いします。
若い方も頑張っておられるという証を共有させていただきます。