一筆書き切符の旅 1日目① 木曽路はすべて山の中

今回使用した京都市内から京都市内までの切符。

季節外れの投稿が続いたため、ここらで冬の旅について書きたいと思います。今からちょうど1年前のお話です。卒論も一段落したため、どこかへ出かけたいと思い、ゼミの友人にお勧めされていた一筆書き切符を使った旅行をすることにしました。往路は中央線を使って東京へ行き、復路は東海道線と関西線を使いました。

2025年 1月14日(火)

京都 8:37 ― 新快速 長浜行き → 米原 9:36

米原 9:56 ― 206F 大垣行き → 大垣 10:32

大垣 10:41 ― 新快速 豊橋行き → 岐阜 10:53

岐阜 11:15 ― 719C 多治見行き → 多治見 12:34

多治見 12:59 ― 区間快速 中津川行き → 中津川 13:37

中津川 13:50 ― 特急<しなの>13号 長野行き → 塩尻 14:54

朝ラッシュの京都駅を出発し、琵琶湖線を一路東へ進みます。混み合っていた車内も、草津を過ぎるとガラガラになりました。天気は晴れていましたが、東へ進むにつれて雪もうっすら見られるようになりました。1時間で米原に到着です。この旅最初の下車印を押してもらい、改札の外へ。前年末の近江鉄道貸切の際に買った井筒屋さんの鶏めしが忘れられず、せっかくなので購入することにしました。この年の2月末に駅弁事業から撤退されたので、最後に購入する機会があったのは幸いでした。

琵琶湖線からも、対岸の比良の山並みが見える。

米原では「びわこ おおつ 紫式部とれいん」に遭遇。わかりにくいが、うっすら雪も残っている。

井筒屋の鶏めし。写真は近江鉄道貸切の際に、発車まで時間があったため購入し、井筒屋さんの前で撮影したもの。(2024年12月28日)

米原からはJR東海の区間です。引退間近の311系、しかもトップナンバーが入線してきました。関ヶ原付近ではいよいよ雪が深くなりましたが、列車は順調に進みます。青空の下、雪原を行く列車の姿は外から見ると格好いいものだろうと想像します。そんな雪も、大垣まで来るとさすがに無くなっていました。

関ヶ原付近は一面の銀世界。

大垣まで乗車した311系トップナンバー。当時1日1本のみの隣には311系8両編成の特別快速大垣行きの姿も。もう見られなくなった景色。

大垣で乗り継ぎ、岐阜からは高山本線・太多線経由の多治見行きに乗り換えます。車両は快速<みえ>でも使われるキハ75でした。ロングシートのキハ25も運用されているため、お昼時ということもあり、クロスシート車が来て幸いでした。列車はエンジン音を轟かせ、岐阜を発車。しばらくは住宅地の中を走り、やがて長良川沿いに出ます。再び市街地が広がると美濃太田です。太多線は高山本線よりもローカル色が濃く感じられました。

岐阜では乗り継ぎ時間に改札外へ。

岐阜駅前には名鉄岐阜市内線の電車も展示されていた。

太多線直通の多治見行き。

お昼は太多線の車内にて「井筒屋の鶏めし」をいただく。

日本一暑い町とはいえ、さすがに冬は寒い。

多治見からはいよいよ今回のメイン、中央本線に乗車します。まずは通過駅の方が少ないことで有名な区間快速で中津川へ。車窓は次第にのどかな田園風景へと変わりました。8両編成の車内もガラガラです。美乃坂本では、リニアの建設現場も見えました。

中津川までは最新鋭の315系。名古屋~中津川間の普通列車はすべてこの車両に統一。

中津川からは、特急<しなの>に乗車。車内は7割ほどの乗車率で、私の前の席は欧米系の外国人グループがリクライニングをフルに倒して、絶賛お昼寝中でした。装備からして、スキーに行かれるようです。中津川を出ると、車窓は一気に山深くなります。列車は木曽川の渓谷に沿って、自慢の振り子を使いながら高速で通過していきます。気がつくと、周囲は再び雪が深くなっていました。(続く)

特急<しなの>に乗って、いよいよ木曽路の山深くへ。

木曽川の渓谷の風景が続く。

一筆書き切符の旅 1日目① 木曽路はすべて山の中」への7件のフィードバック

  1. 岡山好きの元京都人様

    新シリーズをありがとうございます。
    一筆書きのために岐阜から高山本線、太多線経由で多治見まで向かうのがミソですね。

    ところで今回の切符は即日発行だったのでしょうか。

    • 奈良の駅名研究家様
      短い連載にはなりますが、新シリーズもよろしくお願いいたします。
      高山本線と太多線による、名古屋を経由しないルート、この切符のためにあるのではと思ってしまうほどです。
      今回の切符は窓口にて即日発行でした。

      • 岡山好きの元京都人様

        お返事ありがとうございます。やはり即日でしたか。計算も機械ですぐにしてくれそうですね。

        美濃太田~多治見間の太多線のように、どことどこを結ぶ路線なのかが明示されているのはありがたいです。

        JRの奈良線は・・・

      • 岡山好きの元京都人様
        奈良の駅名研究家様
        横入りで失礼します。
        この切符はマルス端末の『経路入力』操作で発券されたと思います。一部の特殊操作を除き京都→東京などの単純な片道の乗車券は『口座発売』機能で発券されますが、これはパソコンやスマホの乗り継ぎ案内と同じで、発駅・着駅を指定して『口座照会』をしてマルスに登録されている複数の経路を出力し、該当する経路番号を指定して発券する方法です。これは手書き発券時代の常備券、準常備券に相当します。券面には「経1」の例により経路番号が表示されます。
        今回のような環状となる一周する切符や口座登録されていない切符を発券する場合は『経路入力』操作で発駅・着駅と途中経由する経路の線区を入力して発券します。この切符ですと発駅「京都」、着駅「京都」、経路「東海道-高山線-太多-中央西-中央東(後不明なため省略)」となり、マルスが途中の線区間の乗り継ぎ駅を割り出し、「岐阜・美濃太田・多治見・塩尻」接続の運賃計算キロを合計し片道運賃を算出します。端末には最大16線区まで入力できますが、券面には8線区しか印字できないため省略しても経路が分かる場合は印字省略をします。この場合は「高山線」を省略しても分かると思いますが、省略できない場合は自動券に手書きで線名が追加記入されます。
        参考までに二つの線の間に2カ所の接続駅が存在する場合は、自動で運賃計算キロの計算できません。例えば東海道本線と御殿場線ですが「国府津」と「沼津」で接続しています。東京→御殿場を発券する場合は御殿場線でなく、御殿場線(国府津)か御殿場園(沼津)のどちらかの入口を選択して入力します。この場合券面の線名には接続駅の次駅の「下曽我」か「大岡」が印字されます。
        16線区以上の日本縦断などの一筆書きの切符は出札補充券で手書き発行されることになりますが、経験談ですがあらかじめ経由線区をメモ書きして出札窓口に提示した方が早く発券してもらえるようです。

        • 快速つくばね様

          ご丁寧な解説をありがとうございます。

          以前、宇部線、小野田線経由の切符を発見してもらう際、事前にメモ書きをして駅員さんに見せたところ、(おそらく『経路入力』操作で)発券していただきました。「普通」の切符に比べると少々時間はかかりましたが、すぐの発行でした。

          残念ながら不可効力でその切符を使う機会が無くなったのが残念でした。

  2. 岡山好きの元京都人様
    今から20年ほど前に介護のため実家のある大阪と往復していましたが、「青春18きっぷ」の時期で急がない時には東海道本線経由で利用していました。いつも東海道本線の景色ではつまらないので、たまには中央本線経由にし、「上松」付近の『寝覚ノ床』や『木曽の桟』などの木曽路の景観を楽しんでいました。
    東海道本線の乗り継ぎに比べて、中央本線は列車の本数が少なく接続時間が長かったため「しなの」や「あずさ」でワープすることもありましたが、上りの行程で一つだけ接続の良い組み合わせがありました。現在の平日ダイヤで記載しますと、
    大阪9:30-京都10:00-10:55米原11:00-11:34大垣11:41-11:53岐阜12:15-13:24多治見13:27-14:06中津川14:14-16:21塩尻16:59-19:48大月19:54-21:34新宿-21:48東京
    となります。この乗継ですと駅構内にある「塩尻」の駅そばは食べられますが、「大月」の吉田うどんは食べることができません。
    中山道の宿場のなかで「馬籠」、「妻籠」、「三留野」、「野尻」、「須原」、「上松」、「福島」、「宮ノ越」、「藪原」、「奈良井」、「贄川」は『木曽十一宿』と呼ばれていますが、馬籠峠を越える馬籠、妻籠以外は中央本線に対応する駅が開設されました。「三留野」(みどの)は駅としては「南木曽」(なぎそ)が対応していますが改称前は三留野と名乗っていました。
    写真は2005年4月9日に「藪原」の中線で特急を退避している313系3000番台車です。ワンマン運転化に伴い1999年に165系から入れ替わりました。

    • 快速つくばね様
      中央本線経由は、本数も少なく時間はかかるものの、東海道線とは異なり、木曽川の渓谷の絶景を味わうことができるのが魅力ですね。ご教示いただきました、行程の場合も乗り換え駅での乗り継ぎ時間に比較的余裕があるため、駅そば等の食事や駅周辺の探訪に充てられるのも良いですね。
      なかなか途中下車も難しいですが、中山道の宿場町を訪ね歩くのも良いですね。宿場町を宣伝する看板も多かったことは今も鮮明に覚えております。
      急行型の165系から313系のワンマン列車への転換、かつての北陸本線の普通列車に似たようなものを感じます。

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