クローバー会活動報告 (その2)

佐竹さん講演会の報告のつぎは、同時開催のクローバー会写真展in青森「青森を走った汽車・電車」の報告です。私は、10日に青森入り、11日の設営、12・13日の受付業務を、クローバー会会員および校友会青森支部員の協力で行い、東京での別業務を済ませて、昨晩戻ってきました。写真展は、まだ17日まで開催中、これから行かれる方のために、現地レポートをお送りしましょう。

        ▲人通りの多い青森・新町通りで、ひときわ目立つギャラリーNOVITA

写真展会場は、青森駅から歩いて5分で到着する地の利のよさ、コンパクトシティを目指す青森市の中心部にあります。都市中心部の空洞化とは無縁の、人通りの絶えない新町通りに面し、唯一の百貨店、さくら野百貨店の真向かいという絶好のロケーション。しかも会場は、全面ガラス張りで、白を基調にしたスタイリッシュな会場は、道行く人から注目度抜群です。ギャラリーというのは、内部の様子が伺えないと、入るのに抵抗感がありますが、ここは内部の様子が一目瞭然、吸い込まれるように会場へと入って行きます。

写真は、全部で51点、過去の写真、現在の写真に分け、おおよそ時代順に、2列に並べたものの、スペースがなくなり、急遽、通路にも並べることになりました。50年前の東北本線の蒸機から、2012年の「はやぶさ」まで、国鉄・JRあり、私鉄あり、形式写真あり、情景写真あり、白黒写真ありカラーありで、渾然とした写真展は、これぞ集団で行う写真展の魅力でしょう。

今回は、同志社大学の行事が青森県で行われたことに協賛して行われました。青森県の同志社大学への入学者は、2012年度たったの3名、全国最下位の入学者です。何とかこれを挽回したいものと、毎年、風間浦村で行われる新島襄碑前祭の翌日に、会場近くのホテルで受験生集めのキャンパスフェスタが行われ、その協賛行事として、同志社大学、校友会青森支部の後援のもとに行われました。

設営はクローバー会員、および校友会青森支部の皆さんにも協力していただいた。この期間に来場いただいたクローバー会会員は、準特急さん、ぶんしゅうさん、K林さん、埼玉の勘太郎さん

確かに来場者に、“京都にある同志社大学の卒業生が撮りました”と説明しても、なかなか大学の名まで意識が行かない様子。受験生にとっては、東京を通り越して、遠隔地へ行く必然性は希薄のようです。ただ、京都への憧れは、青森でも抜群のものがあります。青森は三内丸山遺跡に代表される古代遺跡はあるが、そこからの歴史がスッポリ抜けていると言っておられた方の言葉が印象的。京都のように連綿とした歴史のある都市は、畏敬にも似た憧れを持っておられる。受験生集めにも“京都にある大学”は必須の惹句になるでしょう。この写真展開催が、受験志望者の増加の一助になり、ひいては入学者の鉄道同好会入会の動機付けとなれば何よりです。

閑話休題-。来場者から出る質問に“青森に在住する卒業生が撮ったものですか”が多くありました。“ウンと昔に、京都・大阪から一昼夜、夜行に揺られて撮りに来たものです”と返すと、一様に“ヒェー”という声が返ってきました。

鉄道が元気だった時代に青春時代を送った、50歳以上の方からは、思い出話がつぎつぎと吐露され、中には展示した弘南鉄道のクハニ1263の特徴ある姿を見て、50年前まさにこの電車に乗って通学したと涙ながらに語る方もおられました。

時折、若い男女も来場、ひとつひとつをじっくり鑑賞していた

         ▲平日午前中でもこの賑わい、やはり中高年が圧倒的、女性客も多い 

         ▲灯ともし頃になると、いっそういい雰囲気になってくる。

         ▲52点の写真をほぼ時代順に配置、黒のマットが白い壁面に映えた

青森県の地元紙、東奥日報の要職にある方も同志社出身で、事前に校友会支部から取材を依頼、開催直後に取材があり、その翌日版に掲載された。

クローバー会活動報告 (その2)」への8件のフィードバック

  1. うれしい特派員報告ありがとうございます。設営に青森に出向かれた皆様ご苦労様でした。行けなかったのが残念ですが、会場の雰囲気がよく伝わってきます。話は飛びますが、iPS細胞の山中教授の一番弟子の高橋さんが広島出身ながら同志社高校、同志社大学工学部卒業だということで、大変誇りに思っているところです。新島先生もさぞ喜んでおられるでしょう。一人でも多くの人に写真展を見てもらいたいですね。

  2. 青森派遣隊のみなさま、お疲れ様です。
    まだ日程がありますのでもうしばらくがんばって下さい。
    草津では、長老様もがんばって下さいましたし、大阪では現役生が大活躍です。
    思えば、老若男(女)が総動員で手分けして活躍している大学の鉄道クラブは我が同志社ぐらいではないでしょうか!
    帰ってきたらみんなで反省会(という名の打ち上げ会)をしましょう。
    では気をつけて今しばらくよろしくお願いいたします。

  3. 皆さん,ご苦労さんでした。中でも青森まで遠征された方、時と身体に財まで御負担頂き、申し訳ない気持ちです。有難うございました。
    田野城会長から「打ち上げ会」の提案がありましたが大賛成です。愛用の餃子定食であれば良いのですが、あの店は予約が出来ないようで、店頭で御馳走の匂いで待たねばなりません。そこで11/11に平安ホテルを押さえておきましたので如何でしょうか。いや、餃子や!となればキャンセルします。よろしく
    ,

  4. 長老様のご意見に乗ります!!
    ただし、皆様の希望に合わせますのでご意見を書いて下さい。
    個人的には、胆嚢がなくなったので餃子よりあっさりしたものが良いのですが・・・

  5.  青森での写真展はよかったです。
     昔、東北本線でC51やC57の活躍を記録されピクトリアルやレイル等に発表されたHさんのご子息が初日に来られ、当時のことを克明に話されました。「父は高齢ではあるがこの写真展に連れてくる」と言われたのが印象的でした。古い蒸機ファンならお名前を存じ上げているものと思います。
     写真展の成功には今回も総本家さんが陣頭指揮をとられ、さらに米手さんをはじめ皆さんのご支援の賜物と思っております。私は始めて写真展の準備の一端を見ることができましたが、それはそれは大変だということがよくわかりました。
     作品の中には昨年の東北大震災の時横須賀市田浦で一緒に撮影中であった逗子のTさんのものもあり、今はなき大畑線大畑駅、黒石線黒石駅、青函連絡船摩周丸の見事なカラー写真を出品され、直ぐに感想をお伝えしたところ青森に行かれるとのことでした。
     最後に青森のような遠いところでぶんしゅうさん、総本家さんとそれにお世話になった同志社OBの方と二晩続けて旧交を温めることができるとはDRFCーOBクローバー会冥利に尽きると思いました。

  6. 西村様、米手様、乙訓老人様、準特急様
    皆さんからのコメント、有り難く拝見しました。本日の会場では、準特急さんが書かれた地元のHさんと、山科の人間国宝が対談されています。山科人間国宝は、草津の講演会を終えた翌日にはもう青森へ向かわれており、その行動力には驚きました。今日はさらに、TUYANや、どですかでんさんも来られ、さらに明日は逗子のTさんも来られると聞いています。京都からは1000キロも離れた地に、次つぎ会員が訪れるのも、クローバー会の連帯感ならではです。
    青森展の開催に当たっては、クローバー会会員の協力以外にも、同志社校友会の青森支部の皆さんの協力なしでは実現できませんでした。もちろん今回初対面の方ばかりですが、何の抵抗も無く、打ち解けて、お互いに協力して作業ができたことは、同志社という同じ釜の飯を食った仲間という意識があったこそと思っています。
    クローバー会冥利、同志社冥利に浸った、今回の写真展でした。

  7. クローバー会活動報告拝見いたしました。乙訓の老人様、総本家青信号特派員様からお誘いいただきながら、以前からの計画とかち合ってしまいいずれも参加、お手伝いできず、まことにもうしわけありませんでした。皆様のご苦労、お疲れ様でした。

  8. 平安会館の件、会長さんのOKが出たようですので、秋の味覚に配慮したあっさり系の食事にするように、支配人とよ~く相談の上、お品書きをクローバー会に提出するように指示しておきます。お代の方は企画担当の事務局長にお伺いしてみます。「打ち上げ会」出席の方、必ず事務局にハザだけでなく食事する事も申し込んでください。忘れないように願います。今回も特注となりますので追加が聞きません。当日参加の方は、弁当とあて持参でお願いします。
    宴会係からのお願いです。

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