年の始めは 住吉へ

年が明けてから半月が経過しました。皆さんはどのような正月を送られたのでしょうか。

正月から早くも活動全開という方もおられると思いますが、私の場合は、昨年末に周囲の状況が変わってしまい、活動の停滞を余儀なくされました。しかし、これもまた人生、気を取り直して、自分なりの趣味人生を貫きたいと思ったところです。

130102_153遠隔地への旅行など、叶わぬ夢になってしまった現在、手始めに正月に目指したのは、住吉詣ででした。思い出すのは、毎年の恒例行事とされた乙訓老人のことです。めっきり足腰が弱った老人が、住吉詣を止めてから数年が経ちます。その老人の思いを引き継ぐつもりで、今回は、住吉大社から天王寺駅前まで、久しぶりの歩きの撮影を楽しみました。

次から次へ来る電車、どっと乗り込む乗客、正月の住吉は、まさしく路面電車の最後の聖地でした。

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阪堺線住吉鳥居前は、正月三が日恒例の阪堺電車の大増発。つぎつぎに電車がやって来る。大勢の初詣客にも増して、カメラ人間が放列を敷いていた。

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現役最古参となったモ161も大車輪の活躍、10両のうち、8両が稼動していた。

130102_033sy住吉交差点に立つと、恵美須町、天王寺駅前、浜寺公園、住吉公園の四方向から電車がひっきりなしに顔を出す。警笛とクロッシング音が絶え間なく聞こえてくる。130102_059

阪堺線では今春に新車、低床車がデビューの予定で、モ161の大増発もこの正月が最後かも知れない。

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神ノ木で“ギラリ”を狙う。阪堺線は、大きくSカーブを描いて、南海高野線を越す。

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Wakuhiroさんも、本掲示板で、あべのハルカスと鉄道との組合せについて述べておられた。阪堺線も姫松付近からも遠望できるのは、さすが日本一高いビルだけはある。まだ照明がついていないので夕景も寂しいが、完成後の撮影が楽しみだ。130102_442

東天下茶屋も、私の好きな北天下茶屋に劣らず、いい雰囲気を持った駅だ。専用軌道上に対向式ホームがある。暮れていく中を発車したモ161形を流してみる。130102_420

暮れてからも電車の増発は止むことなく、専用軌道上を続々と上下の電車が行く。130102_448sy_edited-1asd

最後は天王寺駅前、あべのキューズモールの2階から流してみた。一帯はまだ再開発工事の途上だ。天王寺から難波まで、LRT新設の構想もあり、阪堺線はどう変わっていくのだろうか。ちょうど、都電カラーの502が、きらめきの中に映えた。

年の始めは 住吉へ」への2件のフィードバック

  1. 総本家青信号特派員様
    環境の変化の中、通い慣れた場所は思い切った作品に挑戦できるのでいいことと思います。私も暮れの27日にTさんにお会いする前に大和川で撮影しておりました。この時はモ161型のうち163号が現れました。夜景流し撮りの都電カラー502もこの日運よくやってきました。総本家さんの作品やKAWANAKAさん、ぶんしゅうさん、INUBUSEさん等ベテランの皆さんの発表を見ていると夜の部にもオヤッと思うような作品があります。これから私も旅行に行っても寝るまで結構忙しくなるでしょう。ところで初詣はどこに行かれたですか。

  2. 久しく御無沙汰いたしております。ボランティア先で50年史を作り、今は記念式典の準備に追いまくられております。50年史には総本家氏を巻き添えにし、中国に逃げ出した?ぶんしゅう氏に応援してもらいました。老人がノコノコ出てきたのは、住吉さんの初もうで例会の紹介がありました。老人は創始者で、23年前にぶち上げ、今も継続しています。ところが老人は10年ばかり前から参加しておりません。息子が関東で結婚した結果、正月に帰郷いたしますので「嫁さんストップ」がかかりました。元旦は向日神社の初もうで、乙訓で宴会、2日は下賀茂神社へ行って「みたらし団子」を求め、兄の家「実家と言っている」へ行って団子食ってる輩尻目に「まあ一杯」となり、住吉に行けなくなりました。孫たちが自立すれば抜け出せると思うのですが、それまで生きているか、それが問題です。そう少しすれば「コメント」入れられるようになれると思っています。

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