三江線2題

毎度の新聞記事で恐縮です。21日、22日と2日連続で中国新聞に掲載されたのでご紹介します。21日は三江南線状態のため汚物処理施設のある浜田に車両をもってゆけず、キハのトイレが使えないという話。かつてのような「黄害」はなくなりましたが、こういう落とし穴には気づきませんでした。一体汚物処理施設はJR各社のどこにどれぐらい設置されているのか気になります。なお現在不通の江津・浜田間は25日に開通予定との記事もあります。22日の記事は三江線廃止を懸念する取り組みの話です。

平成25年9月21日 中国新聞朝刊より

平成25年9月21日 中国新聞朝刊より

平成25年9月22日 中国新聞朝刊より

平成25年9月22日 中国新聞朝刊より

かつて経験したことが無いレベルの豪雨がもたらした天災ですから 1日も早い復旧を望むだけですが、JR北海道で続く事故は全くの人災であり、情けないのひとことです。かつての北丹鉄道のように全線15km/hぐらいの最徐行で運行するか、少々のゲージのプラスマイナスはものともしないフリーゲージトレインでも開発するしかないですね。リニアリニアと騒ぐ一方でこの落差は何なんだと思わずにはおられません。

三江線2題」への4件のフィードバック

  1. 雅幸君、よくぞ言ってくれた。世界の先端を行く鉄道技術保有国だといって鉄道輸出を売り物にする経済外交を旗しるしにしているが、足元をしっかり固めて世界市場に勇躍してほしい。今朝のテレビ、「がっちりマンディ」では細い糸は高速織機では織れないと言っている。ものによっては高速でなくても良いものがあると思う。そうしたものが国鉄解体でいくつか失われたようにも思う。
    旦那はこうした事を心配していたように思う。所得倍増は日本人の良心を蝕んだ面もあるようだ。
    老人もそのの一人として、老後の生活を考えてみたいと思う。

  2. 西村様 22日の記事を興味深く拝見しました。近鉄内部、八王子線の存続も四日市市の交通戦略計画の中で「交通の結節」という考え方で活用しようという点から存続が決まったようです。ただ、残したいということではないようです。それは四日市市のHPに交通戦略に関する資料があって読んでみてよくわかりました。これはうまく活用できるのではないかと思います。鉄道の駅を結節として、その枝としてバスを利用とするのはいい考えで、富山ライトレールも岩瀬浜からそのようなバスがあります。京都市も大量輸送の大動脈である地下鉄と毛細血管のようなバスをうまく組み合わせるのもひとつの考え方と思います。三江線沿線のような地域でも駅と人家のあるところは離れているので利用者を増やすひとつの方策だと思います。ところでリニアは東京-名古屋にメリットがあってその他の中間駅にはメリットがあるのでしょうか?フォッサマグナをトンネルで抜くのもどうなんでしょか。

  3. 乙訓のご老人様
    コメントありがとうございます。オリンピックだリニアだと鳴り物入りで騒がれるとすぐに乗せられたり、目先のことしか考えない日本人が多いのを 襄先生は若王子の山麓で嘆いておられることでしょう。

  4. どですかでん様
    コメントありがとうございます。三江線に限りませんが 地方ローカル線の存続問題は非常に難しい課題ですね。決して鉄道廃止反対を叫ぶつもりはありませんが、何だかんだ言いながら結局日本は大都市集中、地方過疎化を肯定し それに向かっているとしか思えません。「美しい日本」などという美辞麗句が空ぞらしく聞こえてなりません。リニアのフォッサマグナも大いに気懸りです。想定外は許されない筈ですが。運賃は決まったわけではありませんが 新幹線の1割増しぐらいだと報じられて非常に違和感を感じます。電磁波の影響もよくわかりませんね。まあ開通しても乗りに行けるかどうかもわからないので、これぐらいにしておきましょう。

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