樹齢 推定1500余年と言われる 世界的に有名な「淡墨桜」のある岐阜県本巣市の「樽見駅」へは「大垣駅」から樽見鉄道で一時間余りの旅になります。沿線の各駅や線路沿いには多くの桜が植えられていてこの季節はきれいです。特に「谷汲口駅」の周辺は多くの桜が植えられて多くの人たちが集まります。
4月9日はすでに満開を過ぎ少し葉桜となりかかっていましたが 何とかまだ絵になる状況でした。
↓ 大垣行 ハイモ295-516 唯一の樽見鉄道色塗装車です。
「谷汲口駅」には元オハフ33 1527のオハフ502が保存されています。
かなり傷んでいますが あまり手が加えられていないので貴重な存在でしょうか。
(戦後製の絞り折り妻車体 コロ軸受のTR34をはいているオハ35 1042の改造車)
「谷汲口駅」のホームの様子です。普段は無人駅ですがこの時期は有人駅になっていました。
樽見行きの2連 ハイモ295-315とハイモ295-617です。
一両目は団体専用とのことで2両目に乗車し「樽見駅」へ向かいました。
「谷汲口駅」から「樽見駅」への途中「神海駅」で平成22年製の最新鋭のハイモ330-701とすれ違いました。ブレーキ方式が違うため従来車とは非常時以外連結運転はしないそうです。
↓ ハイモ330-701 「神海駅」
「樽見駅」到着の先ほどの2連です。
↓ ハイモ295-315とハイモ295-617 (元三木鉄道)
樹齢 推定1500余年と言われる 世界的に有名な「淡墨桜」です。
「樽見駅」から徒歩約15分 少し山を登ったところにあります。
ほぼ満開 少し小さめの白い花をつけています。散りぎわに淡い墨を引いたような色になるそうです。日当たりは午前中がいいようです。
↓ 「淡墨桜」
帰りは最古参のハイモ230-313で大垣まで一気に戻りました。
途中 神海で最新鋭のハイモ295-516と交換です。
↓ 左とミラー内ハイモ230-313 交換車ハイモ295-516 「神海駅」にて
「大垣駅」停車中のハイモ230-313とハイモ230-314の2連です。
ハイモ230-313は唯一の昭和生まれで普段は予備車で本巣の車庫で休んでいることが多いそうですが この春の桜ダイヤ(4月1日~15日)では6両全車が運用に入り大活躍をしています。この2連で「谷汲口駅」へ向かいました。
↓ ハイモ230-313とハイモ230-314の2連 「大垣駅」にて
途中の「本巣駅」で交換したハイモ295-617です。三木鉄道からやってきて平成21年3月から活躍しています。昨年秋までは三木鉄道色だったそうですが 退色と広告収入のため今の塗装になったようです。
天気予報はあまり良くなかったのですが 雨に降られずまあまあの午後の半日でした。
樽見鉄道は三セクになってからも貨物輸送が有り 客車、貨車、機関車などでにぎわっていましたが 貨物廃止後は経営は厳しく 花見輸送も在籍のレールバスのみでやりくりをしているため輸送能力も低くかなりの便が満員で積み残しも出ているようです。
当日は平日の午後でしたので比較的すいていてゆっくりと6両のレールバスの活躍と桜が見られました。本年度は置き換えの新車が1両入るそうです。
トンネルあり鉄橋あり桜の季節以外でもきれいな風景の中を走るレールバス また行ってみようと思っています。
INUBUSE様
7~8年前に家族で急に思い立って日曜日の午後から淡墨桜を見に行ったことがあります。その時は車だったため途中から渋滞に巻き込まれやむなく日当駅から樽見駅まで樽見鉄道を利用しました。個人的には日当駅の桜の雰囲気が好きでしたが家族運用のためほとんど撮影できなかったのが心残りです。いつか桜の頃に行ってみたいと思います。
893-2様
コメントありがとうございます。たしかに日当駅の桜の雰囲気はすごく良かったです。列車本数が少ないためなかなか途中で降りての撮影は困難でした。他にも沿線各地に桜が咲いていて、次回は一日かけていろいろと撮影したいと思っています。