内燃機関車揃い踏み

模型の話題が少ないので あえて拙作を登場させることにしました。以前にこのデジ青でご紹介したものも多いです。備後の非電化零細田舎鉄道では社是として新製または中古機購入するのはDB、DC、DDまでと決まっていまして、DE,DFは入線できません。まず写真1です。

写真1

写真1

右からDD10、DD11、DD12、DD15、DD16です。DD10は以前にも登場済です。我が国電気式DLの先駆けで戦前生まれです。DD11はSANGOのキットを組んだ最新作です。ロッドを忙しく振り回しながら走るのは愛嬌があってよいのですが、全軸駆動にするとモーターパワーが弱いせいか調整が下手なせいかうまく走らないため片台車のみの駆動にしてあります。DD12はホビーモデルのキットを組んだものです。アメリカンスタイルは好みではありませんが、パワトラ装備のため快調です。DD13,DD14を飛ばしてDD15です。これはエンドウのDD13完成品を冬装備のDD15に改造しただけのものです。DD16もキット組で もう1両在籍しています。

写真2

写真2

写真2は右からDD201、DD202、DD92、DD90、そして自由型DDです。実物のDD201はDD51の登場と同時に姉妹機として試作されました。DD51を半分に切ったようなL型スタイルで 入換機としては見通しの悪さも不評だったようです。そのためかセミセンターキャブのDD202が試作されましたが増備はなく、同じDD20を名乗りながら異母兄弟のような2両でした。模型の1号機は実物と同じくDD51キットから作りました。2号機はその残品をなるべく活かして生まれました。DD92はDD40として誕生した試作機で短命でした。長いボンネットにしっかりウエイトを入れてあり わが社では最強の牽引力を誇ります。DD90はDD41として誕生し試作機としてはそこそこ長生きしたように思います。近々某社から高価なキットも出るそうですが、これは安価な自作機です。以上4両は以前にもご紹介したと思います。最後の1両は自由型ですが DD13のエッチング板を利用し全国各地の専用線などで見かけた産業用機関車をイメージして作りました。パワトラ利用で安産でした。

写真3

写真3

写真3はゲテモノと言われそうな面々です。右から北海道拓殖鉄道のDR202CL、東濃鉄道DD106、10Ton貨車移動機2両、前は5Ton貨車移動機、うしろは片ボギーの35Ton機、そして三菱三原の5Ton機です。ほとんど一度登場済だと思います。拓鉄のDR202CLは足回りに問題があり休車中です。背の低さが特徴のDD106ですが とりあえず東濃としましたが、大井川鉄道にでも上武鉄道にでも変身可能です。貨車移動機は10Ton機2両がAdachiのキットです。もう1両が箱の状態で待っていますが 貨物量も激減し増備の日が来るかどうか怪しいです。背の低い5Ton機はワールド工芸のキット、三菱三原の5Ton機はモデル8のエッチング板から誕生しました。35Ton片ボギー機はどうも車体高さを間違ったようで背が高いようです。

ということで新旧とりまぜて内燃機関車が増えてきたのですが、ご覧のように塗装済車はわずかで、未塗装車が増える一方の当社です。なお現在工場で新製中の新車はありません。と言うか 社長好みの機関車がそろそろネタ切れです。貨物量もないのに機関車ばかり増やしてどうなるのと株主からもクレームがきそうです。景気回復、地方創生で機関車増備を計画されたり、中古車を物色中の鉄道がありましたら、ご一報下さい。ご相談に応じます。またこれだけ増えたのに留置線が雨ざらし状態なので 機関庫でも作ってやらないといけないかなどと考えているところです。

それから 各地の鉄道各社からの新車、中古車情報がこのデジ青を賑わすのも楽しみにしております。

内燃機関車揃い踏み」への3件のフィードバック

  1. 澤村さん亡き後は模型の関連する記事がなくて寂しい限りでした。
    西村さんの模型に対する腕と情熱は一級品ですからこれからもご紹介をお願い致します。

  2. 米手作市さま
    激励のコメント痛み入ります。とても澤村氏には遠く及びません。情熱というより作るのが好きだというだけのことです。恥をしのんでときどきは掲示板を賑やかすことにします。

  3. 昔から「ゲテモノ」好きの西村さんよくここまで製作されたものと感心しています。今後ともその名に恥じない「ゲテモノ」を期待しています。また運転会でお会いするのを楽しみにしています。

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