新春から鉄道写真三昧 (5)

消えゆくボンネットを夜間撮影

今年3月のJRダイヤ改正でいちばんのショックは489系「能登」の廃止だ。以前から廃止は噂されていたものの、ついに来るものが来たという感じだ。昭和33年の「こだま」デビュー以来、国鉄のシンボルでもあったボンネット型特急車両の定期運用がついに消える。
東京へ行くたびに「能登」は意識していたが、時間帯が早朝、夜間とあって、なかなか思い通りには撮れない。ただ「能登」にこだわりがなければ、夜間の間合い運用で、上野発着のホームライナー2往復が「能登」編成で運転されており、数は稼げる。カメラの高感度撮影のテストも兼ねて、流し撮りをすることにした。
撮影地は、上野にも近く立ち寄りしやすい鶯谷に決めた。ホームの横には、猥雑なネオンが不夜城のごとくに輝いている。これをバックにシルエットで流し撮りという目論みである。線路が多くてどこを通過するかよく分からないが、上野駅の入線が地上ホームか地平ホームかで判断する。

鶯谷駅南口の陸橋からホームライナー回送を流し撮り

 

極彩色のネオンをバックに鶯谷を通過する「ホームライナー古河3号」

陸橋から、ホームから、ボンネットを狙ってみるが、どちらも斜め上から流し撮りのため、ピントが合うのは一点だけになる。それを車両の先端部に持ってくるのは、運次第、至難の流し撮りだ。
このあとに催された新年会で、同席されたI伏さんにお聞きすると、氏は上野にある会社に出勤する前に、鶯谷で上りの夜行群を撮られ、それから出勤されるのを日課とされているそうだ。
感度はISO3200でもほとんどノイズは感じられなかった。やはり、これはデジカメの大きなアドバンテージである。ただ写すときに限って手前の京浜東北線の電車とカブってしまう。結局本番の「能登」の時はアウトだった。寒風に吹かれて、肩を落として深夜の鶯谷を離れたのであった。

電車史の歴史を飾ってきたボンネット型特急車の定期運用がついに消える

 

 

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