はこぶら・津軽の雪飛ばし 2016年冬 Part1

DSC_8849036▲ 15:35 青柳町~宝来町 新雪を吹き飛ばしながらササラ(排形)電車が走ります。降雪のあった早朝に走るとは聞いていましたがこんな真昼間に、着いたばかりなのに走っているのを撮影できるとは感激でした。

「今年も津軽の雪飛ばしツアーを開催するのでいかがですか。」と、悪魔の会の会長・神谷武志さんからお誘いをいただきました。昨年はルーマニアの旅が既に決まっていたので来年は参加しますと約束しましたので、今年は最優先で日程を組みました。
しかし、今年は家の事情問題が発生して、高齢で骨折寝たきりとなり介護施設に入所させた母親の介護が何かとあります。専門家の家内に相談しましたら、「今の状態は長期戦になると思うから、たまには息抜きもしてきたら、国内なら何かあっても直ぐに帰れるから良いでしょう。それよりジッとしていると認知症になってしまって、国内外を問わず徘徊するようになると思われるあなたの方が心配よ。お母さんの事はお任せて行ってください。」とのありがたいお言葉をいただきました。感謝、感謝での旅立ちになりました。

第1日目 2月17日 その1 旅立ち

① 長岡天神9:32(阪急・特急)⇒9:59十三10:06⇒10:20蛍池10:26⇒10:29大阪空港

いつもと違って十三まで行ってスイッチバックの大阪空港到着です。南茨木乗換のモノレール利用と同じ到着時間ですが、運賃は700円から570円と130円安くになります。今日はラッシュを過ぎた時間です、座っても十三まで行けたので選択しました。

② 伊丹11:40(JL2123)⇒13:15函館 (予定)
DSC_580400401_チケット▲ 10:35 搭乗検査を受けてJALラウンジに入ると、「お客様、今日の函館便は悪天候のために新千歳に向かうか伊丹に引き返す事が予測されています。」との案内がありました。

こんな事は初めての経験です。もし新千歳着となると、どうなるのですかとお聞きしますと、「その際は到着空港のチェックインカウンターでのご案内となります。ハッキリとは申し上げられませんが、函館までのJR乗車券をお渡しする事になると思われます。」との案内です。

神谷ツアーとの合流は青森で、2月19日夜です。2日間は一人旅で函館市電撮影の予定でしたので、もし悪天候で新千歳到着なら札幌市電撮影に切り換えて、夜の”急行はまなす”に乗っての函館入りの選択もあるかなとタブレットを見ながら考えました。

DSC_5805_1006▲ 11:30 搭乗ゲートに参りましたが、「飛行機整備をしております。搭乗開始は10分少々遅れます。」との案内です。予定通りの函館着はないとの現実味がおびてきました。搭乗案内は15分後になりました。

02_E170

▲ 搭乗するのは、初めてのエンブラエル170(E170)、76座席です。2列シートですが足元空間も十分な革張りシートは快適です。国際線とは違って機内食はありませんのでコンビニで買った弁当が昼食です。

DSC_5809008 DSC_5811009▲ 13:34 とっくに函館に着いている時間ですが下北半島上空で旋回します。機長からは悪天候のためしばらく旋回を続けて函館空港に到着できるチャンスを待ちますとのアナウンスがありました。眼下の津軽海峡は白波が立って、雪だけでなく強風が吹いている様子が見えます。新千歳到着は現実味となってきましたので内心喜んでいましたが、15分後には函館への着陸態勢に入りました。

DSC_5816010▲ 13:58 約40分遅れで函館着。ご覧の通り雪は降ってはいますが積雪はそれ程ではなく、強風が問題だったようです。

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▲ 14:00 荷物は機内持ち込みで揃えましたので直ぐにバス乗り場に出ましたが予定していたバスは既に待つことなく発車しています。到着後、早くバスに乗って撮影時間を確保したかったためにキャリーバックは機内持ち込みできるサイズにしていました。バックには入らず、別持ちでは忘れてしまう恐れがある三脚は諦めましたが、飛行機が遅れては無駄な事でした。

市内までのバスは大型のJR函館駅行きの急行バスと、路線バスがあります。
DSC_5825017 DSC_5821014 DSC_5822015▲ 普通は函館駅前への直行バスを利用するのででしょうが、私は函館市電の終始点電停の湯の川へ行きたいのです。直行バスが途中停車するのは湯の川温泉で湯の川電停からは離れています。近くで除雪されていたお兄さんにお聞きしますと、路線バスに乗って「湯倉神社前」で乗換るのが1番近いとの案内です。

DSC_5829020▲ 14:14 回送でやって来た路線バスに乗車しました。乗客は私を入れて2名です。路線バスとはいえ、キャリーバック置き場も設置されていました。

③ 函館空港14:15(路線バス)⇒14:30湯倉神社前

14:30 着いたバス停ですが電停が見えません。運転手から道なりに行くとあると言うので雪が降る中を向いました。 Part2へ続く

はこぶら・津軽の雪飛ばし 2016年冬 Part1」への4件のフィードバック

  1. ぶんしゅうさん、2月17日17時53分着でT君を長岡京駅改札口で出迎えました。直ぐに「こうた里」に案内、椅子に座るや預かっていた1000円を渡しました。最初キョトンとしていましたが、「こんなもの・・・」でした。「俺もシランものや、取っておけ」となりましたが、支払いの一部となり、おかげさんでうまいビールとなりました。
    函館に飛ぶと言うので大丈夫かいな?と思っていました。38豪雪を経験した老人にとっては、積雪20cm以上は堪忍です。今回冒頭のササラ除雪を見て躍動感に溢れているシーンに感激しています。老人が38の時には2回、高岡市内の商社の2階の窓から見たのが思い出として残っています。終電車が行った後、窓越に「ブオォーオー」と聞き慣れない音響が道路一杯に広がってきたのです。手を止めて窓から覗いてみたら、日頃は車庫の隅であくびをしている木造の元電車が先頭部に雪除け装置をつけ大音響と共に徐行運転、そして照明を赤々と照らし過ぎ去ってゆきました。その後、初発電車まで2往復しました。国鉄線でのものはそれまでに何度も見ていますが、市内をソコノケとばかりにやってくるラッセル車を見たのはこれが始めてでした。この時、老人は商社の2階でマージャン、それも土曜日であったのでテツマンでした。調べてみると1月12日になります。その3週間後再びテツマンを同じ商社でして居ります。この時もラッセル電車が行き交いして、加悦能鉄道高岡市内線が開通したのです。

    • 乙訓の老人様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。折角Tさんとのセッティングをしていただきましたのに”はこぶら”と重なりまして残念です。路面電車について語り合いたかったです。また機会がありましたらよろしくお願い申し上げます。
      ササラ電車の除雪を実際に見たのは初めてでした。どう撮っていいのか事前のイメージを持っていませんでしたので、今回はただシャッターを切っただけの写真になってしまいました。何となくですがイメージらしいものが出来てきましたので次回はもっとしっかりと撮りたいと思っております。しばらくは国内の短期遠征になりますので、北陸を含めて挑戦してみます。

  2. ぶんしゅう様、
    北へ南への大活躍、感心してみております。体調管理にご留意を!
    つまらんことが気になるのですが、服装はいつもの作務衣ではないのでしょう?
    南方へ行く時はどうしているのかな?などと考えております。

    • 米手作市様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。最近は怠け者生活になっていますので足腰が弱ってきています。速足は無理、上り坂は息が切れ休憩しながらでないと前に進めません。重い機材を持って歩くのは疲れを倍増します。暴飲暴食は謹んで体調調整しておりますが、アップアップは否めません。いつまで頑張れるか分かりませんが、下回りが耐えられる間は稼動していくつもりです。
      服装ですが、さすが厳冬時の風雪には作務衣は耐えられず、撮影が終わってからの着衣に留めています。南方遠征時は没問題です。仏教徒が多いミャンマーですと同化して、何となく地元民になったようで変わった気分で旅を楽しめます。

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