第1日目 2月17日 その3
16:35 ホテルにチェックインして部屋に邪魔な荷物を置きました。身軽になって、撮影スイッチが入りました。
▲ 17:12 JR駅前を恵山国道から海峡通へと直角に曲がり函館駅前へと入線する3003、2系統の谷地頭行きです。函館のこの日の日没時間は丁度今の時間、17:12です。雪空で直ぐに夕闇がやってきます。薄暮からの夕闇に包み込まれる頃には、車内照明が白い道を照らだします。そんな幻想的なイメージを撮ってみたいと夜撮に臨みました。
▲ 17:12 3003が到着した電停には8001、5系統の湯の川行きも到着です。学生たちが降りてきました。利用者が多い電停ですので屋根だけでなく風雪除けの壁が設置されています。ただ函館市電の全般に言える事ですが電停ホーム幅が狭く、利用者がすれ違うのがやっとです。道路幅全体が広くはないので倍に拡幅は難しいとしてもあと30~50㎝は欲しいところです。
ちなみにこの電停に雪がないのは、ロードヒーティングされて融雪対策されているからだそうです。
▲ 17:14 イルミネーションで飾られた函館駅前广場をバックに湯の川に向かっていきます。狙い通り車内照明で車内の様子が見えるようになってきましたが、あいにくとガラスが曇ってぼんやりとしています。
▲ 17:20 719、5系統の函館どつく前行きがきました。乗って行って見る事にしました。
⑥ 函館駅前17:21⇒17:35函館どつく前
▲ 17:35 所要14分で函館どつく前に到着です。ササラ電車とはすれ違わなかったので、走ってはいないのでしょうかと運転手にお聞きしましたが、お昼以降は車庫に入ったとの返答でした。
▲ 17:37 719は、乗降が終わると、直ぐに折り返して行きました。
▲ 地図をご覧いただくように函館どつく前周辺は、三方を海で囲まれています。日暮れになれば車も人も往来が少なくなり路面電車が去った後は、静寂な時間となります。
▲ 17:43 次の折返し8005がやってきました。これに乗って1電停先の大町に戻ります。
⑦ 函館どつく前17:45⇒17:46大町
▲ 17:52 大町での撮影ポイントで通過する市電を待ちましたが、ライトをつけた車が来て邪魔しました。先ほどまで雪かきをされていた住民の方もおられて中々良い感じだったのですが、電車が来るまでに家に入ってしまわれました。
雪までも止んでしまいました。中々思い通りにはいきません。
早々に諦めて次の末広町に移動です。
⑧ 大町17:59⇒18:00末広町
▲ 18:15 末広町を発車して函館どつく前へ向かう3001です。
▲ 18:24 少し函館どつく前方向に戻った基坂通との交差点には函館市の観光案内によく紹介されていますルネサンス風事務所建屋があります。1913(大正2)年築の相馬(株)社屋で、異国情緒漂う町並みとマッチしていますので定番の撮影ポイントになっています。ライトアップされた建物をバックに白い道を行く3001を撮りました。
【DATA】 ズーム48㎜、1/100秒、F4.2、ISO6400
▲ 18:24 末広町から十字街方向は街路灯、ライトアップした建物もあって白い道に反射して、電車を明るく照らしてくれます。夜間ですが正面からは何とか走行写真が撮れます。【DATA】 ズーム68㎜、1/60秒、F5.3、ISO4000
▲ 18:38 末広町~十字街、湯の川行きの8001 【DATA】 ズーム135㎜、1/100秒、F5.6、ISO6400
▲ 18:53 滑る雪道を慎重に歩きながらの撮影です。十字街手前の二十間坂通との交差点に来ました。724が信号待ちです。
▲ 18:43 イルミネーションに飾られた街路樹が綺麗な二十間坂通との交差点を行く724。この後もっと良いアングルがないかと挑戦しましたが坂道はロードヒーティングされていて黒く、イメージ通りのアングルが見付けられません。
【DATA】 ズーム45㎜、1/100秒、F4.2、ISO6400
▲ 十字街方向から撮った二十間坂通との交差点。左側にイルミネーションが少しですが入りました。やって来るのは724、湯の川行きです。
▲ 十字街から分岐した宝来・谷地頭線を谷地頭へと向かう720です。
▲ 18:58 夜の十字街電停、湯の川行きの3004と函館どつく前行きの812です。乗り換え乗降の多い電停でホームはロードヒーティングの設置がしてありますが、故障してしまったそうです。修理にはホームを掘り返さないとできないそうで今冬は難しいとの事でした。
雪の降る夜の街を行く路面電車を撮りたいと思っていましたが、雪はやんでしまいました。夜のJR函館駅も見てみたいので引き揚げる事にしました。 Part4へ続く
ぶんしゅう様、
函館駅が大都会と見違えるほどきれいになっていますね。昔の寂れた駅と違い、大都会です。それだけ特徴が無くなり旅情を感じなくなります。
函館の青柳町こそかなしけれ、友の恋歌矢車の花
米手作市様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
石川啄木と言えば東北と思っていましたが、函館にも住まわれていたのですね。勉強になりました。函館と言えば新島襄が当時国禁だった海外渡航をくわだてアメリカへ渡った脱出港の印象があっただけなので意外でした。
函館は道内では3番目の町、駅は元々小さ過ぎたと思いますので、ようやくらしくなったと思います。3月16日以降、この町はどんな発展をしていくのでしょうか。