昨日、ヤンゴンに着いて早々ですが今日はカレイミョへと移動します。目的はミャンマーで最後に残ったLRBEの撮影です。LRBEとは、Loco Rail Bus Engineの略です。
前回（2016年8月）来た時ならまだ近くに走っていたのですが、日本から無償譲渡されたキハ40系が増備された影響下で無くなってしまい、今はカレイミョまで行かないと会うことができません。現地でもう少しゆっくりしたいのですが、団長のご都合もあって、滞在できるのは1泊2日だけで撮影チャンスも1回きりのハードなスケジュールです。それでも行かなければならないほど貴重な機会です。、
前回は、広島電鉄から送られた路面電車の撮影が目的だったのでLRBEまでは気が回りませんでした。
▲ 今回向かうカレイミョは、ヤンゴンから車で行って約950㌔余りあります。鉄道で行くにはマンダレーまで、後は途中が寸断されていて乗り鉄が出来ません。マンダレーからでも陸路でも363㌔、バスでも約9時間以上かかります。これでは行く方法は１つ、飛行機です。飛行機だけあって直線で向かいますので、713㌔と短くなり、所要時間も直行便だと1時間45分です。
ただ毎日フライトがあるものか、時刻表自体がよく分かりませんので現地在住でカレーミョへ行かれた経験のある鉄ちゃんにお聞きすることにしました。「地球公務員の落花生」さんからは、
【往路】ヤンゴン 12：00（ミャンマー航空）⇒13：45 カレイミョ
【復路】カレイミョ15：45（Air KBZ）⇒16：35マンダレー⇒18：15ヤンゴンが、あります。前の日にカレイミョに入り、翌朝早朝からチャーター車で動けば、下記の1002～1004の３本の列車を何らかの形で撮影したり乗車したりすることは出来ると思いますと、教えていただきました。
▼ LRBEが走るカレーミョからハンタワディへの路線図です。ハンタワディでは72.4㌔先のガンゴー（Gan Gaw）まで行く列車と朝夕上下とも接続するようになっています。落花生さんによると、ガンゴー以南は、ヂョー（Kyaw）までの区間（約36マイル）は線路状態不良のため列車の運行がなく、ヂョーからはパコックまでは旅客列車が運行されているそうですが、ダイヤは分っていないそうです。
つまり、カレーミョからガンゴーまでは本線とはつながっておらず孤立化している状況なのだそうです。このためLRBEが最後まで生き残ることになっているわけです。
【 鉄道時刻表 】
カレイミョ 05:00→ナッチャウン06:10頃→ 08:15頃 ハンタワディ着（1002レ）
カレイミョ 11:30頃→ナッチャウン 12:45頃（1004レ）
ナッチャウン 06:20頃→カレイミョ 07:40頃（1003レ）
ハンタワディ 17:15→ナッチャウン→ 21:30頃 カレイミョ（1001レ）
問題は通訳です。クローバー会には現地駐在の会員、Ｔ原君が滞在されています。Ｔ原君に相談しますと「自分が行った時は多少ミャンマー語を話せるのでタクシー手配で間に合ったが、通訳がいないと行動はできないと思われます。ただ探してはみますがカレイミョで日本語の話せる通訳は聞いたことがありません。」でした。
結果、通訳はヤンゴンから同行することになり、当然航空運賃等の費用は掛かりますが仕方がありません。ホテルは既に日本でネット予約済みでしたので、航空券購入、通訳、運転手付きのチャーター車手配をお願いしました。
第6日目 12月8日 その１
① ヤンゴン 12：00（ミャンマー航空）⇒13：45 カレイミョ
カレイミョまで向かうフライトまでは時間が十分あります。ヤンゴン駅を発着する日本から無償譲渡されたDCたちの撮影を案内することにしました。
▲ 7：09 ホテルで朝食後ヤンゴン駅へと向かいました。立体交差する道路橋から見た構内ですが、前回とは留置されている車両が違っています。
▼下は昨年、2016年8月14日の撮影です。留置されっぱなしの置き去り車両たちかと思っていましたが、1年を過ぎると移動があったようです。
▲ 7：17 ヤンゴン環状線ホームの様子は1年前と変わりありません。ホーム食堂が続けられて、並べた椅子に座ってお客さんたちが朝食中です。
▲ 環状線のきっぷ売り場はホーム中央にあります。運賃は距離に応じて100（8円）と200チャット（16円）の2本立てです。
ここから皆さんを案内してバヤーラン駅方向に向かう予定だったのですが、不覚にも急に腹痛が出ました。朝食時に飲んだ牛乳が悪かったようです。皆さんにお詫びを入れてからホーム端のトイレに急行、その後はホテルの部屋に戻って飛行場に向かうまで休憩です。皆さんが戻られるのを待ちました。 Part8へ続く
