第8日目 12月10日 その1
今日は深夜便で団長のクモハ73106さんが先にミャンマーを離れて帰国の途につかれますので、一日中ヤンゴン環状線はじめ市内の鉄道を乗って撮るに事にしました。
【 ヤンゴン環状線 】
イギリス統治下時代の1877年にヤンゴン~ダニンゴンが開業、大戦が終わり独立後の1954年に全線45.9㌔、39駅の環状線が完成しました。但し路線状態は良くなく30~40km/hの路面電車並みの走行に留まり1周には約3時間を要しています。
▲ 8:26 朝食後に向かったのはヤンゴン中央駅です。日本の中古気動車が発着する環状線ホームではホーム食堂がオープン、駅利用者の皆さんが朝食中です。
▲ 8:31 ホームがない路線に外回りからの通勤客車列車が到着しました。皆さん客車のステップから降車に苦労されています。
入線して来たインセン行きのDCに乗車することにしました。前部中央のドアは開けたままです。ここから沿線の光景を撮影することにしました。
運賃は200チャット(約16円)と格安です。▲ 8:46 朝のヤンゴン環状線は多くの通勤列車が走っています。次の駅バヤーランで対向のJR東日本の中古車キハ40系とすれ違いました。
▲ ベトナムのアオザイに似た民族衣装を着た若い情勢たちが乗ってこられました。
▲ 8:52 続いて続行するのは、またJR東日本の中古車キハ40系です。
この辺りは切通の路線が多く道路と交差する所は道路がオーバークロスしています。イギリス時代に建築された道路橋は軌道からの高さがご覧のようにとても低いのです。このため日本からの中古気動車の多くは屋根に取り付けたクーラーが引っかかって走行できません。熱い大地を走る鉄路ですのでクーラー付き車両はありがたいのですが、取り外すか客室内に押し込むしかの改造をした車両でないと走行できません。
▲ 9:03 5番目の駅、「AhloneRoad」です。交差する道路橋の通りの名前が駅名に使われています。
▲ 9:06 6番目は初めての島式ホームの「Pann Hlaing」です。左に見える側線は広電が走っていた海岸線へと分岐していた路線です。いずれ乗換駅にもなるかもとの話もありましたが・・。
▲ 9:10 貨物列車が走っていた海岸線のためのヤードが広がる「Kyeemyindaing」へ到着です。
▲ 長い跨線橋は子供たちにとって楽しい遊び場です。列車が着くと走ってきました。
▲ 9:13 出発して直ぐにDF1263号機牽引の対向列車とすれ違いました。このディーゼル機関車は出力1200馬力の電気式機関車です。
▲ 9:14 直ぐに続行してきたJR東海のキハ11系編成です。
▲ 9:18 Hledanに到着。ガッチリしたホーム屋根があります。利用客の多い駅なのでしょうね。
▲ 9:22 所々には踏切もあります。踏切番が真ん中まで出て来て、安全旗を掲げます。
▲ 9:23 「Kamayaut」に到着です。前の駅とは違って荒れたホームです。
▲ 9:25 DD934号機牽引の客車5両編成とすれ違いです。
▲ 9:26 こちらもローカル駅らしい「ThirimyyaiNg」に到着です。
▲ 9:27 線路の上でお知り合いのお母さんたちが幼児を連れて井戸端会議中です。1時間に数本が通過する路線です。おおらかなのでしょうが危ないですね。
▲ 9:32 インセイン手前にあるもう1つの市場がある駅「Thamaing」に到着です。ホーム上にありますが、こちらは小規模な市場です。
▲ 9:35 「Thamaing Myothit」に到着です。
▲ 9:36 DD931号機に牽引された客車列車とすれ違いです。
▲ 9:34 「Gyogon 」に到着です。
▲ 9:41 この列車の終着駅の「インセン」に到着です。右手はディーゼル車の補修工場です。行きたかったので問い合わせをしていましたが、入場申請しても最近は許可が下りないそうです。
▲ 9:45 我々を乗せて折り返しのホームに着いたキハ40系です。
▲ 9:49 ホームでドーナツのような揚げ物を売っていたお嬢さん。健康そうな、はにかみ笑顔が素敵でした。
▲ 9:59 先に進む続行の環状線列車の到着です。これに乗り込みました。
▲ 10:01 早速、車内販売が来ました。飲食品の何でも売っています。
▲ 10:24 約1時間40分の乗車が終わって、目的地「ダニンゴン」に到着です。こちらの様子は前回来た時にじっくりと視察して撮っていますので、こちらをご覧ください。
▲ 市場でお会いした4人のお姉さん、ファッションセンスは中々です。
ダニンゴンでチャータータクシーで先発されたばけぺんさんと合流、次の見学と広電車庫へと向かいました。 Part12へ続く