2012年　秋のみちのく一人旅　　　Part6　　　リンゴ一杯の弘南鉄道大鰐線

第6日目　10月14日

①　弘前中央 8：00→8：18 義塾高校前 12：46→12：51 石川プール前
②　石川プール前 6：36→16：42 義塾高校前（徒歩）→16：52 石川17：09→17：15弘前
③　弘前バスセンター 17：50（Bus）→18：05 土手町十文字

【津軽フリーパス】

昨日、今日と切符は「津軽フリーパス」を青森駅で買い求め利用しました。弘南鉄道の1日切符だけでも1,000円しますので、青森→弘前の切符650円が安くになります。沿線のバスや、今回は行きませんでしたがフリー切符のない津軽鉄道（金木往復1,060円）にも使えて安くて便利です。乗り鉄には便利ですが、撮り鉄をする方には2日間はすこし足らないようです。

今日朝は、カーテンを前夜から開けておいて、目覚ましもセットしておきましたので、6時には起き上がりました。快晴の撮影日和です。
初めて朝日の岩木山を見ることができました。冠雪時期には綺麗でしょうね。

ホテルでゆっくりと朝食を取ってから出発しました。弘南鉄道の弘前中央駅までは徒歩5分あまりです。

▲　8：33、最初の撮影地は、義塾公園前～津軽大沢のリンゴ園にしていました。朝の光線具合がとても良く、リンゴがみずみずしく光っていました。
▲　8：47、津軽大沢で交換した電車がやってまいりました。撮る位置は少し替えましたが、昨日よりもリンゴが美味しそうに見えました。

撮影場所からは、奥羽本線を通る列車の走行音がよく聞こえてきます。
「特急あけぼの」の通過時間になりましたので、石川駅の通過を狙いに向かいました。
ただ、駅構内を出たばかりの場所でしたので、ごちゃごちゃとしていて、アングルが決められません。仕方がないので風になびいているススキで邪魔物を消して撮るしかありませんでした。

大鰐線に戻り、しばらく撮影場所を捜し歩きましたが、リンゴがあっても気に入ったアングルにはなりません。
10：44、津軽大沢～松木平に場所を移しました。岩木山が背景に入りますが、陽が上ってきて霞んでしまいました。
▲　11：44、結局、昨日撮った場所付近に行って、撮り直しです。晴天で青空が見えると引き立ちます。
お腹が減ってきましたので、リンゴ園のおじさんに聞きますが、「この辺じゃ、食堂も食料品店もなにもない。石川まで行けば国道沿いにコンビニがあるよ。」と、言われました。ここで撮る時は、食料持参が必要でした。トボトボと、線路沿いを戻りました。

▲　12：43、戻る途中で、気に入っていました朝撮った場所の光線状態が変ったらもっとよくなるかなと思って電車を待ちました。リンゴが紅く鮮やかになっていて、正午前後の方がベストタイムです。

義塾公園前からは、石川プール前までは2駅、2.7キロあります。ちょっとしんどいので電車で移動です。到着後は、離れている国道7号線（林檎街道）へと向かい、コンビニを探しての腹ごしらえです。店内には、カウンターも椅子もあって、電車を待つ間にゆっくりとコンビニ弁当を食べられました。国道では、切れることなく車が走っています。1時間に1本の電車とはえらい違いです。
帰路は、夕刻の電車を撮ってからバスで帰ろうかと、バス停をチェックしましたが、これも1時間に1本程度でコンビニのお嬢さんからは、弘前中央に戻るなら電車の方近いし、ずっと早いですよと言われてしまいました。

▲　13：52、石川プール前～石川。こちらのリンゴ園では美味しそうな梨もなっていました。梨は大好きですのでガブリといってしまいたかったのですが、我慢です。
▲　14：36、石川プール前～鯖石。犬の散歩に来られたリンゴ園のおじさんと話をしながら電車を待ちました。コンデジを持っておられ、今年から東京農大に入学された愛娘に故郷の四季を写して送っているのだと写真を見せてくださいました。
林檎の木の下に敷いてある銀色の反射シートは、林檎の底の部分が赤くなるように陽を当てるためです。売り物にするには陽が当たるように葉を間引いたりで結構手間がかかるので大変ですと、リンゴ農家の苦労話をいろいろと聞かせていただきました。
ボチボチ陽が傾いてきました。鉄橋で夕陽をバックにヌキが撮れるかもと向かいましたが・・・。
▲　15：52、石川プール前～石川の架かる平川鉄橋に参りましたが、夕陽は真後ろには沈みません。仕方ないので、下からのギラリで今日の最後の撮影としました。

石川プール前を16：36発の電車で弘南中央へと向かいましたが、今日はルートを変えてみようかと義塾高校前で降りて、JR線の石川駅で乗換えました。
10両はとまれる長いホームでした。かつての蒸気機関車が走っていた当時は、有人駅で乗客も多かったでしょうが、乗ったのは高校生と私の二人でした。