2012年 秋のみちのく一人旅   Part5   リンゴ一杯の弘南鉄道 大鰐線

第5日目 10月13日

① 青森9:08→10:11大鰐温泉
② 大鰐10:30→10:58弘前中央11:30→11:44津軽大沢13:44→13:57石川プール前
③ 石川プール前16:38→16:58弘前中央

▲ 弘南鉄道大鰐駅では、可愛い園児たちが遠足へと電車に乗って出かけようとしていました。乗客激減で廃止の噂が絶えないローカル私鉄ですが、園児にとってはお友達とみんなで一緒の大事な”でんしゃ”です。

 


朝、総本家さんと津軽新城へ行こうと約束したのにまた不覚にも寝過ごしました。急げば間に合ったのですが、窓の外を見ると、激しくアラレが降っています。今は出られないと、行く気をそがれてしまいました。

悪天候が収まってからバスに乗って青森駅へと向かいましたが、着く頃には、天候は一転してまばゆいばかりの青空が拡がってきました。

総本家さんは駅近くのカーブで撮ると言われますのでここで別れ、私はリンゴを求めて弘南鉄道のもう一つの路線、大鰐線へと向かいました。
▲  9:38、大釈迦駅で交換した「特急あけぼの」、お気軽にホームから撮りました。

 ▲ 10:11、大鰐温泉着。弘南鉄道へは跨線橋で結ばれています。

 

今日は、津軽大沢にある車庫でイベントが開催されて、休車中の6000系が久しぶりに本線を走ります。
折角ですので、大鰐線ロケハン後に撮りに行くことにしました。
ダイヤは、大沢13:00→ 13:07千年13:12→13:23石川13:28→13:32の1往復のみです。
また、7000系も登場時のシルバー一色に戻して走ります。

▲ 11:46、全線のロケハンを終えて津軽大沢のイベント会場に到着しました。10月10日に弘前中央駅でお会いしてリンゴをいただいた職員さんも来ておられました。美味しかったですよとお礼を言って、昼食にきのこのまぜご飯を買い求めました。
イベント会場にもキャラクターがいるとはビックリしました。名前は、「ラッセル君」でした。

▲ 13:01、津軽大沢~義塾高校前のたわわに実ったリンゴ園で、6000系の臨時運行を待ちました。厚い雲が立ち込めていましたが、運よく6000系が来る頃には陽射しが差し込みました。
▲ 13:16、続いて直ぐの折り返しも少し場所を替えてリンゴの中から狙ってみました。
▲ 14:04、ロケハンでマークしておいた石川プール前~鯖石のリンゴ園で、着飾った7000系の記念列車を待ちました。
▲ 14:24、折り返しは直ぐにやってきます。イベント列車ですので、後から来られる友情出演者はたくさんおられます。極力譲り合って、それでもフレームに入る時は、他の物で隠して撮ります。自由にアングルを決められないイベント列車は、あまり好きではありません。

▲ 15:36、みちのくの日没は早くに訪れます。厚い雲間から現れた夕陽が差し込める頃、イベント列車の運行も終って、辺りは静けさを取り戻しました。
リンゴを育てるおばさんから、「もう少し熟成させて1ヶ月も経つと収穫になるのですよ。今年は台風に会わずたくさん収穫できます。今年は一段と美味しいよ。」とお聞きしました。
夕陽を浴びて、紅く輝きを増すリンゴ。逆光の手前のリンゴにはフラッシュを当てての一発勝負をしました。この日、探し求めた自分なりのイメージに会えた瞬間でした。

16:36、電車は1時間に1本しかありません。足がないので、移動がままならず、夕闇が真近では今日の撮影はこれで終了です。
始発駅の弘前中央駅へと戻る事にしました。

10月10日も泊まったSホテルに今日明日と連泊します。狙いはリンゴと電車です。大鰐線にはまだまだリンゴ園があります。落ちついてのショットを狙ってみます。できれば晴れて欲しいと願ってベットに入りました。  Part6  へ続く

2012年 秋のみちのく一人旅   Part5   リンゴ一杯の弘南鉄道 大鰐線」への2件のフィードバック

  1. 神足の松尾芭蕉様
    「奥の細道・みちのく一人旅」の今回の弘南鉄道は前夜話されていた通りの熱写ですね。元東急6000が見事にリンゴ園に入りましたね。青森写真展で見たどなたかの「ハチロクとリンゴ園」のリンゴは少し熟し過ぎて梅干しのように感じましたが、芭蕉さんのは美味しそうな色でよく写っています。津軽鉄道とリンゴ園や雪化粧の岩木山バックの五能線、弘南鉄道は私の次の課題です。この元東急6000は以前はラッシュ時間に出てきましたが、今は基本的に終日走らないのでしょうか。東急時代は大井町線で撮影したことがあります。

  2. 準特急様、コメントをいただきましてありがとうございました。
    リンゴの種類は、日本で栽培されているだけでも200種類以上あるそうです。
    撮りましたは、リンゴは収穫時期の遅い「ふじ」と「ジョナゴールド」が多く、園のおじさんの話では、早く収穫すると酸味が強く、渋くてまずいものになるので、塾期にはまだ2~3週間はかかると申されていました。丁度今頃がもっと紅くになっていると思われます。
    山々が紅葉になる頃にリンゴ園と電車が撮れれば、また冠雪の岩木山をバックにできたら、すばらしい写真になるでしょうね。いつか挑戦してみたいと思っております。
    6000系は、大鰐線の乗客激減で運用本数が少なくなってきたので、車庫で休むようになったと地元の鉄ちゃんは言っていました。私には馴染みのない電車で、それほど郷愁は沸いてきませんが、かつて東急線で走行していた頃をご存知の方々には、たまらないでしょうね。
    ラッセルが動く頃には、また行って見ないと思っております。

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