山口線から山陰へ

今回のコロナ禍で、かれこれ1か月、カメラを持たず外出していない。近場で阪急や近鉄、JRを撮ることも含めると1か月も撮影に出なかったのはここ暫くで記憶に無い。鉄道を撮りに行く、ということが如何に仕事のストレスやらを発散する効能が大きく、自分の中で重い位置を占めていたかを改めて思い知ることになった。今、それを悔しがっても仕方ないが、過去の撮影など振り返り、新たな展開への英気を養うこととしたい。新山口駅のキハ47。キハ40系も、東日本、北海道、九州で引退が加速化してきた。西日本在籍車は車体更新を受けており、暖地仕様、キハ40もデッキ無しと少し前なら趣味性はいまいちだったが、非電化国鉄の面影を今に伝えるディーゼルカーとして貴重な存在になってきた。

 

もう旧聞に属するが、昨年(2019年)の6月はじめ、山口線のSLやまぐち号と山陰本線を走るJRWのトワイライト瑞風を撮影に行った時の記録を紹介する。この時の行程は、朝から動くため、新山口で前泊し、山口線の撮影地である宮野、長門峡、徳佐、津和野周辺で撮影した後、日本海側へ出て須佐の旅館に泊まり、翌朝は、近くの惣郷川橋梁、サンタマとして有名な三見-玉江間で撮影し、再びSLやまぐち号を追った。今回の撮影地は、インターネットのサイトやガイド本でもよく紹介されているところで、いずれの場所でも複数の撮影者を見かけた。トワイライト瑞風も撮影対象としてかなり人気があるようだ。人気のある列車を著名撮影地で追いかけていくと、相当の人出でうろたえることがある。特にJRに顕著で、SLやまぐち号も撮影地ではかなりの賑わいであった。

宮野―仁保間。この日は、それほどの人出ではなかったのでよかったが、撮影者が多ければ、狭いのですぐオーバーフローしてしまう。

 

長門峡。この場所は、広くていろいろな角度から撮ることができるので気楽に思う。

徳佐―鍋倉。ここも、撮る場所の選択肢が多くとれる。

津和野―船平山の本門前踏切前。ここは相当な人出だった。三脚を立てる人も多く、撮るのなら少し早めに着いておく必要がある。

須佐―宇田郷の惣郷川橋梁。長編成では、構図が難しいと思った。

長門大井駅。トワイライト瑞風は、重厚な長編成で撮影者にも人気。カテゴリーではディーゼルカーになるのだろうか。どうも意識がついていけないが、乗るには何十万円もかかるというのに人気だそうだ。負け惜しみのようだが、自分には縁がなさそうというか、このために大枚を投じるのならもっと乗りたい列車が他にある。

 

山陰線三見-玉江間をいくキハ120。キハ120も登場して30年近く経ち、西日本のローカル線に馴染んでいる。

山陰線三見-玉江間をいくトワイライト瑞風号。車体形式で「キサイネ」といっても、マイネやマイテと違って、ステイタス性を感じないというか、なかなか意識がついていかないが。

山陰線三見-玉江間をいく「〇〇のはなし」。キハ47改造のジョイフルトレインで元は「みすゞ潮騒号」だったものを改造して、新下関―東萩を休日などに一往復している。今やJR各社が、キハ40系を改造したジョイフルトレインを多く走らせ、中には特急料金やグリーン料金が要るものもある。その是非は一概には言えない。この「〇〇のはなし」は、一度だけ乗ったことがあるが、十分に非日常感を味わうことが出来る。座席指定席券だけの快速列車なのは、好感度が高い。

SLやまぐち号をはじめジョイフルトレインは、コロナ禍で運行がストップしているようだが、一日も早い復活を願う。撮っていて思ったが、SLやまぐち号のオハ35系4000番台に乗ってみたくなった。その内外装は、旧型客車そのものだが、空調付き、エアサス、電気指令ブレーキと機構は最新式なので、乗ってみればどんな感覚だろうか。最後尾の展望車のデッキから、蒸気の匂いと風を感じながら山河の麗しい景色を眺めたいものである。

 

山口線から山陰へ」への7件のフィードバック

    • 米手作市様
      コメント有難うございます。
      クーラーの吹き出しの処理が素晴らしいです。パッと見では旧型客車そのものですね。

      • これはうまくまとめていますが、展望車はダメですね。やっぱり大井川の本物がいい!

  1. 三見ー玉江間のキハ120の写真ですが、私が1971年12月にO君と一緒に玉江に行った時に撮った写真と同じ場所(位置は違いますが)ですね。2019年11月に投稿した「こころ旅 萩 玉江浦」に写真がありますが、見比べてみるとほとんど変わっていません。こういうのいいですね。建物が建ったり、風景が変わってしまう昨今で貴重だと思いました。やはり、山陰海岸は絵になります。いつまでもこのままであって欲しいものです。

  2. どですかでん様
    コメント有難うございます。山陰海岸は心が洗われるような素晴らしい景色でした。また機会があればと思いますが、走る列車が正直寂しくなっているのも事実であります。

  3.  ブギウギ様
     一昨年6月に偶々下関駅で「トワイライト瑞風」の出発セレモニーに出くわしました。華やかで賑々しい雰囲気の中、編成を外から見ることが出来ました。キサイネも然りですが、キラこれは何かとしばし考え、そうか!ラウンジか!と回路が繋がるまでちょっと時間がかかったことを思い出しました。
     翌年SL山口号に乗る機会を作っていただきました。展望車は昔ながらの贅沢さを感じる作りですが、窓が小さくイマイチ!オハ35風は米手先輩の写真の通りですが、窓が大きく座席感覚も広くテーブルもあり、汽車に乗ってるという雰囲気を十分感じられる事が出来ました。
     たらこ色のキハ40は山陰ですね!
     お陰様であれやこれやを思い出させていただきました。

  4. マルーン様
    コメント有難うございます。流行りなのか豪華列車だけでなくジョイフルトレインの停車時にも地元の方々の歓迎や物販を見かける機会が増えました。非日常感の演出と地域活性化にも繋がり、いいことには違いありません。一方で、駅前にコンビニも無いようなローカル線では駅弁売りも車販もなく、飢える?経験をしたこともあり、落差の激しさも感じています。やまぐち号だけでなく早くビール片手に心置きなく汽車の旅が楽しめる日が戻ることを願うのみです。

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