関三平さんの昭和の電車で南海貴志川線のことが投稿されていたのでコメントつもりでしたが投稿することにしました。貴志川線は高校生の時に鉄道友の会の見学会で訪れていたのです。その時の写真を少しばかり撮っていたので紹介いたします。この時は野上電鉄も訪れましたので海南にある日方には南海和歌山軌道線に乗って行ったようです。どのような順番で行ったのかわかりませんが、まずは和歌山軌道線の写真から
場所は和歌山駅前ののようです。古い和歌山市街の写真のあるサイトを見ているとわかりました。決め手は右側交差点の角にある紀陽銀行です。感じとして寒々としています。
貴志川線は伊太祈曽にある車庫で撮っています。残念ながら関三平さんの絵にある電車の写真はありませんでした。しかし、こんなものがありました。
廃車体ですが、この時に年配の会員の方が珍しいものがあるとか言われていたのでわけもわからず撮ったものです。デジ青にある乙訓の長老さまや藤本さんの投稿から元芸備鉄道の片ボギーガソリンカーの車体だとわかりました。ここではクハ801として使われていたとのことです。
上の電車は元阪急電車の車体、下は元阪神電車の車体です。すでにこの時点で阪急と阪神が経営統合していたとは・・・そして元片上鉄道のガソリンカーも
さて、wakuhiroさんのコメントで凸電重連の写真がありました。わたしも重連貨物列車を天王寺駅で撮っています。凸電の屋根の上に南海電車のりばの看板が見えます。南海電車が天王寺駅に乗り入れていたのです。
この貨物列車は、今の市大病院の所を少し西に行ったところを南へ曲がって天下茶屋へ行きます。そうです。天王寺支線を通るのです。天下茶屋までは2駅ありました。この貨物列車の最後尾は
ワブ519という緩急車をつないでいます。そして南海天王寺駅の情景はというと
左側の丸いものは地下鉄天王寺駅の換気口です。この下には地下鉄の電車が走っています。また、地下鉄のホームからはこの穴から南海電車の台車や床下ば見えました。50年ほど前の話です。
貴志川線について詳しくは藤本さんの投稿を
また乙訓の長老様のあじわいのある写真は
どですかでん様、懐かしい天王寺の写真ですね、天王寺に凸電が入って来ていたのは見たことがなかったです。天王寺支線はその名残が陸橋からもよく見えました。一枚だけ天王寺で撮っていたのがありました、旧近鉄百貨店もみえます。
wakuhiro様 関西線ホームから撮られたのですね。私も同じく関西線ホームから撮ったものです。私は1970年の10月4日に撮っています。なぜわかるかというと補機にこの時の事を書いているからです。蒸機を撮りに亀山行に乗ったのですが志紀あたりで雨が降って来たので日和見予定変更したのでした。王寺、下田、近鉄に乗り換えて田原本線に乗ったりしてぐるっと回って帰りました。田原本線の池部の駅には腕木式信号機があったことには驚いたと書かれていました。遠い昔の話です。
Gordon Davis氏の作品にも、天王寺で南海を撮ったものがあるので、ご覧にいれましょう。今はなき近鉄百貨店の前を通って、天王寺へ向かうＭＴ編成です。撮影は、昭和31年と思います。
宮崎様 いつも写真入りのコメントありがとうございます。Gordon Davis氏の写真は天王寺公園側から撮られたものです。遠くにあるビルは近鉄百貨店です。アベノハルカスのHPには近鉄とあべのの歴史というページがあって戦後復旧した近鉄百貨店阿倍野店の写真があります。外観が同じなので間違いないと思います。今は名前が変わって「あべのハルカス近鉄本店」という日本一の営業面積の百貨店となっています。Gordon Davis氏の写真と同じ角度で写真を撮るとハルカスのテッペンが全く写らないと思います。変われば変わるものです。
天王寺の陸橋（関西線・環状線の）から天王寺支線の線路が見えていました。暗くて解り難いですが金網の左側単線の線路です（2013.9）。もう少し天下茶屋よりになりますが、釜が崎騒動のときには、線路のバラストが投石用に使われるのを防ぐため網が被されているという報道を思い出しました（古い話です）。
環状線の電車の窓からいつも天王寺支線の所を見ているのですが、我孫子筋の所の踏切から線路跡が見えていました。今は建物が出来て見えなくなっています。堺筋と廃線跡が交差するところからメトロ堺筋線が廃線跡の地下を走っていることから、発展的廃線ということでしょうか。