第1日目 3月6日
① 長岡京8:03(JR快速)⇒8:30新大阪:40(リムジンバス)⇒9:10伊丹空港
昨夜、明日からの旅に期待して早くの午後10時には眠りについてしまいました。そのためか午前3時には目が覚めてしまって眠れない。2度寝すると寝過ごす心配もあって予約してある1本早い飛行機で新潟へと向かうことにしました。予約変更の手続きはとっていませんが早朝 7:10発のフライトなら満席には絶対にならないと踏んでいました。
4:40、予定していたJR新大阪経由ではなくJAL始発に間に合う阪急経由で長岡天神駅へと向かいました。
① 長岡天神 4:59(阪急)⇒5:20 南茨木 5:34(大阪モノレール)⇒5:58 大阪空港
② 伊丹空港 7:10(JAL2211)⇒8:15 新潟空港
【 トラブル発生 JAL朝の1便は欠航 】
5:58 大阪空港に定時に到着、JALのチェックインカウンターへ急ぎます。カウンター嬢に1本早い搭乗を申し出ますと「申し訳ございません。JAL2241便は新潟空港が強風のために欠航しました。また、ご予約中のJAL2243便はフライト予定ですが、現地の天候が回復しなければ伊丹へ戻ることを含んでいただいての搭乗になります。」と、思わぬご返答です。
② 伊丹空港 10:25(JAL2243)⇒11:25 新潟空港
出だしから問題発生で幸先の悪い出発です。さくらラウンジへと向かい、受付嬢に今から10:25発のフライトまで約4時間の待ち時間です。朝早かったので待っている間に多分寝てしまうかと思うので起こして欲しいとお願いしてから休憩に入りました。
ラウンジでビールを飲んで一眠りしておくかと思いましたらビール提供は11時以降です。
途中で再度、「強風状態が続いていますが警戒ランクは最も軽い状況ですので多分着陸できると思います。」との経過状況の説明がありましたが、現地に着いてみなければ分かないのがこの時期に北へと向かう運次第のフライトでもありました。
心配事が増えて朝寝することもなく約4時間をラウンジでタブレットを見ながら過ごしました。
JAL2243は、定刻に離陸して新潟空港へと向かいます。機種はブラジル(エンブラエル社)製のEmdrear190、座席数はクラスJ15・普通席80の合計95ですが今日の搭乗客は時間帯が良いのにわずか5名だけです。早朝の2241便が欠航したのは搭乗客がいなかったのが理由ではなかったのかと疑いました。
11:25 着陸前に少し揺れましたが大した事もなく定刻に到着。
③ 新潟空港 11:50(直行リムジンバス)⇒12:15 新潟駅前
③ 新潟空港 11:35(各停路線バス)⇒12:08 新潟駅前
新潟駅行きのバスはリムジンバスより早くつく路線バスに乗車できました。途中から乗客はありましたが空港からの乗客は私を含めて2名だけ。
④ 新潟 12:32(特急いなほ)⇒13:10 坂町 13:31⇒15:35米沢16:27⇒17:17山形
【 JR新潟駅でも問題発生 】
12:08 新潟駅万代口に到着、駅は駅周辺整備事業により高架化等の大規模な改造工事中です。今夜の宿は山形に予約していますビジネスホテルです。
鈍行で山形まで乗車しますと20時を過ぎてしまいます。山形は初めて降り立つ駅ですので日が暮れてからは着きたくありません。青春18きっぷの旅ですが坂町までの一区間だけは1,380円を奮発しても17時頃には着ける「特急いなほ」に乗車したくみどりの窓口へ向かいました。これだと約3時間は早くに到着できます。
窓口の駅員に発券を申し出ますと、「お客様申し訳ありません。本日は朝から強風の影響で特急いなほ号は全列車運休させていただいております。遅延するかもしれませんが普通列車をご利用ください。」です。
JALに続きJRまで欠航・運休とは・・・ガッカリ、今日はついていないようです。
山形へ向かう列車は約3時間半後の15:43です。たっぷりと時間がありますのでランチタイムとしました。お目当ては新潟に来たなら食べなきゃいけないと決めています「へきそば」です。みどりの窓口の駅員さんから南口にある小嶋屋がお薦めと紹介いただきました。
▲ 12:27 注文したのは”とろろへきそば(1,430円)です。美味しくいただきました。このお店、前回来た時も入って食べていました。2度目でした。
▲ 14:38 高架化工事中の新潟駅ですが8・9番線はまだ地上ホームで残っています。右は初めて見ましたGV400系、最新の電気式気動車です。信越本線から新津で磐越本線に入り五泉へ向かいます。左は白新線を走るE127系です。いずれも関西では見ることができない車両です。
こちらは前回来た時に何回も乗車しました。GV400系には乗ってみたかったのですがまだ北方面で運用している線区もあります。これからに期待しました。
④ 新潟 15:43⇒16:50坂町 17:11⇒19:15 米沢 19:20⇒20:13 山形④ 新潟 14:40⇒15:27 新発田 15:45⇒16:09 坂町 17:12⇒19:15 米沢
19:20⇒20:13 山形
ホームでじっと待っていても殆どの列車は高架線からの発着で駅撮りも困難です。退屈な時間なので今乗車できる列車に乗って先に行くことにしました。
▲ 14:40 乗車したのは新発田行の655M、E127系4両編成です。何時ものように運転席に掲示されている運行表を撮りましたがJR東日本はタブレット化されています。これでは運転区間の全てを一発で見ることができません。
乗客はお昼間とあってパラパラです。
▲ 15:27 白新線から羽越線に乗り換える新発田駅に到着です。2年前は到着した0番線から4分接続で新津へ向かう3番線の列車にタッチの差で間に合わず悔しい思いをしました。0番線のホーム形態が頭端式になっていますので結構距離があります。EVはありますが遅いので階段を駆け下りて地下通路を通って3番線で発車待ちの列車に駆け込まねばなりません。新潟からの列車が少し遅延しても定刻発車で待ってはくれません。今回は雪対応で靴の滑り止めや衣服等が重なりリックサックでは収まらずキャリアーケースを引っ張ってきたのでホームが換わっての乗換は大変なのです。
今回は村上行きの列車に乗りますので1番ホーム発車でホームは同じです。すでに新潟駅で見て乗りたかったGV400系2両編成が待っていました。
▲ 15:45 新津始発酒田行きの831Dの車内です。
ブラインドやカーテンがない簡素な造りにセミクロスシートは今後の気動車の方向性を示しています。
最高運転速度は100km/h、残雪が残る越後田園地帯を快調にぶっ飛ばします。
運行表はタブレットではなくいつも見る一般型になっていました。同じJR東日本です。どういった使い分けになっているのでしょうか?
▲ 16:09 坂町に到着。ここで1番線から発着する米坂線に乗り換えです。約1時間の待ち時間です。
ホームを渡るのにEVはなく重く感じるようになってきたキャリヤケース運びは難儀です。
既に列車は入線していましたがドアは施錠中です。キハ111-203+キハ112-203の2両編成です。
ホームにあった時刻表を見ますと一日わずか6本しか発車はありません。米沢に近い今泉からは平日では11本もの発車がありますがここからでは利用客がかなり少ないのでしょうね。2019年度の一日平均通過客数は米沢~小国で487人ありますが、小国~坂町になると175人と大きく減っています。
▲ 16:52 当初乗車予定だった内野始発村上行きの1937Mが到着しました。少し遅れ気味ですね。
▲ 17:12 米沢行きの乗客は私を入れてたった2名での発車でした。米坂線の最高勾配は25‰、発車後直ぐに雪山に向かって急勾配を快調に登っていきます。
▲ 18:32 峠を越えたら正面ガラスだけでなく側面の窓ガラスもびっしりと雪がへばりついていました。こうなると外は全く見えません。JALか特急いなほのいずれかでも正常通りの運航でしたら約4時間は早くに通過できました。車窓からも雪景色が見られたのに残念です。
▲ 18:34 萩生に到着です。駅名版もご覧の通り見えにくくなっています。
▲ 18:52 対抗列車と交換のために中郡でしばらく停車です。外に出てみましたらご覧の通り雪がビッシリと前面を覆っています。
大丈夫なのでしょうか。
【 乗り換えできない悲劇はまたも起こる 】
▲ 19:17 米沢に到着しましたが、またも新発田駅同様の鬼門の頭端式ホームです。おまけにホームには雪も積もっていて少しですが延着もしました。
ダイヤ通りだと乗換時間は5分間です。降りた時にいた駅員に乗り換えするので列車を待たせるようにお願いして急ぎましたが、地下通路を通って山形行きが出るホームの階段を上がった時には乗車すべき列車の姿はありませんでした。山形新幹線が走る区間です。ローカル線の乗り換え客など待たずに本線の定刻厳守の運行なのでしょうね。
今日3回目のガックリです。欠航。運休、そしてこれは「乗せ残し」というのでしょうか? 振られまくった一日でした。
▲ 19:50 深々と雪が降る米沢駅前です。近くに食堂がないかと探してみましたが今日は日曜日とあってどこもしまっていました。
④ 坂町 17:12⇒19:15 米沢 19:20⇒20:13 山形
④ 米沢 20:28⇒21:14 山形
米沢~山形は新幹線が1時間に1本は出ています。急ぐんであれば「つばさ」に乗って30分早くに着くことができますが今日はもう急ぎません。ホテルに再度電話を入れてチェックイン時刻が遅くになる連絡を入れました。「24時まではお待ちできます。食事場所は駅周辺にたくさんありますのでゆっくりと夕食をしてからお越しください。」との優しいお言葉でした。
▲ 20:24 米沢始発の719系5000番台に乗車しました。セミクロスシートですが転換式ではなくお見合い式です。
▲ 21:50 山形駅到着後ホテルのある西口に出て居酒屋を探しましたが殆どは日曜日は定休日で空いていません。人通りもなく困っていますとビル管理人の親父さんが西口を探しても無駄やと反対側へ連れて行ってくださいました。雪が降る中、まずは生ビールが飲めればそれでいいと入ったのは駅前の北野水産、閉まっているのかと見えるほど閑散としていてお客は私と、年頃のお姉さん2名の3名でした。
今日はトラブル勃発で疲れて食欲がありません。山形名物の芋煮とお寿司3貫、お通しを入れての合計2,821円でした。
今日の宿は勤務時代のクライアントでもあり、健康朝食が自慢の「スーパーホテル西口」(宿泊料5,000円)です。チェックインは、22:45と遅かったのですが天然温泉にしっかりと浸かって疲れを取りました。
【 今日の出費 】
Part 3 へ続く
楽しく読ませていただいています。part1が二つあるのは,おかしいのでpart2にされた方がよいと思います。
木村和男様、コメントをいただきましてありがとうございます。久しぶりの投稿でミスりましたね。訂正しました。
ところで朝起きたら東北の地震発生で驚いています。もう少し前だったら巻き込まれていたかも。当分新幹線の運行は難しそうですね。
大変な旅になられたのですね!
大きく重かろう荷物を抱えてのホーム移動は想像しただけでも・・寒い中で、焦るし、冷や汗・・ホンマにお疲れさんでした。読んでいても疲れました!?
乗り換え列車が待ってくれない。腹立ちますね!!
列車乗換のための所要時間は一体誰が設定しているのでしょうか同じホームならそれほどはかからないのでしょうがホームが換わると相当の時間が必要です。今まで各地で乗換失敗がありました。経験上階段を使ってとなると最低5分は必要です。ただ移動客が多かった場合はもっと時間がかかります。鉄道各社の担当者の皆さん、各駅の事情に合わせて駅別の乗換時間を再検討ください。よろしくお願い申し上げます。
海外旅行で列車まちがいや不規則な運休などに遭遇して真っ青になったことを思い出しました。まだ、日本国内なので安心感はありますが、さぞ、がっかりが続いたことと思います。米坂線などは途中で運休したらアウトだと聞いたことがありますし、年寄りが豪雪地帯に行くと遭難のおそれがあると聞いたこともあります。無事でよかったですね。列車接続の決まりはよくわかりませんが、時間がギリギリの時は都心部では乗り遅れた場合の次の列車の案内をすることもあるようですが、地方などは駅員か乗務員が判断して大体待ってくれています。ただ駅のトイレなどに行ったら待ってくれないでしょう。ぶんしゅうさんが新潟でふられたのは「こまち」でなく「いなほ」ではないでしょうか。
準特急様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
『こまち』は秋田新幹線ですね、新潟から走ってるのは『いなほ』です。間違っていました。ご教示いただきましてありがとうございます。当初から思い込みで書いていました。何でも確認が必要なのでしょうが最近は思い込みの方が優先しています。
お酒を飲みすぎて酔っぱらった時に上りと下り電車を乗り間違い逆方向に行ったり、何度も降りる駅に気づかず乗り過ごしたりした経験は多しなのですが、このままでは酔わなくとも間違ってしまいそうですね。老人ボケ進行を止めないと事件が起こりそうです。
ぶんしゅう旅日記様
「こまち」と「いなほ」とか「仙石線」と「仙山線」とかそんなの大したことありません。それよりもご高齢にもかかわらず果敢に長岡天神4時59分乗車でJR東日本管内に向う暁の決闘の姿に頭が下がります。鉄道のみならずお酒やグルメの話で起床から就寝までご活躍の様子は途中数々のハプニングがあり、まるで一人旅ではありますが現代版「弥次郎兵衛喜多八道中」のようです。最近は女性が登場しないのは残念です。前後しますが、大人の休日クラブは4日連続の条件付きですが、新幹線や在来線特急も乗れる超格安切符でよく利用しています。山形、新庄、秋田、弘前、角館、田沢湖や狭軌(1067)と標準軌(1435)の併走区間、入り乱れるポイント等も興味深いですね。ぶんしゅうさんよりも高齢の私ですので古いのも含めこの場を借りて関連写真の貼り付けを時々させていただきます。