青春18きっぷの旅 2022年仲春 北東北へ Part4 浅虫温泉

第3日目 3月8日

今日は2度寝して寝過ごすわけにはいきません。しかし昨夜夕食時は早く、従って就寝したのは9時過ぎでした。何時もと同様に午前2時には目が覚めてしまいました。

新潟出発から飲み続けていました日本酒も残りわずかとなってきましたので一気飲みで片づけました。
新潟駅にある新潟県の名酒コーナーで迷った末に購入した長岡市池浦酒造の純米「心月輪」です。“心は月の如く円く清らかに”と歌われた通り、飾らない穏やかな味わいのお酒でした。
飲み鉄旅でもありますので次の1本はどれにするかと考えながら起き続けました。

朝食前にひと風呂浴びて乳頭温泉を堪能しました。入浴後、今日は寝てはいけないと今日の予定の中で乗換で要注意がないかどうかを再確認しながら起き続けました。

 

▲ 6:55 夕食と同じ1階の広間にて皆さんと一緒に同じ朝食です。アマゴの甘露煮がこの地らしく美味しかったです。

▲ 左は一応、旅館のフロントです。右は乳頭温泉の各旅館を回る巡回バスのCMです。各温泉を回るのでしたらお得なきっぷを宿泊者のみが購入できます。次回はゆっくりと温泉巡りをしてみたいですね。

① 乳頭温泉(大釜温泉)7:50(羽後交通バス)⇒8:38 田沢湖駅前

▲ 7:50 旅館前のバス停に田沢湖駅へと向かう初発の路線バス(840円)がやってきました。乗客は私を含めて同じ旅館に泊まった同泊者3名です。

田沢湖駅構内の売店で、米は地元秋田湯沢産「秋田酒こまち」を100%使用した「華やかな香りとやわらかな味わい」の純米吟醸酒『香り燗漫』を購入しました。お値段は純米吟醸酒にしてはリーズナブルな1,100円でした。醸造は秋田銘醸株式会社です。
早速開封して試飲です。

 

② 田沢湖  9:32⇒10:20 大曲 10:25⇒11:12  秋田 

▲ 9:32 50分余り待ってから始発の大曲行き827Dに乗車しました。運転手は今回の旅初めての女性です。
▲ 運行表のとおり角館でなんと8分間の交換待ち停車です。4時間近く運転間隔のある鈍行と違って、秋田新幹線は、ほぼ1時間に1本が運用されています。ローカル客より新幹線客の方が多いのですね。こまち号が来ました。


▲ 10:20 乗り換え駅の大曲に入線していきます。積雪対策のためにポイントには熱風式融雪装置が設置されています。
JR東日本の秋田支社管内の41駅265ポイントに設置されています。
今年は雪の多い年です。大活躍しているのでしょうね。

▲ 大曲駅には標準軌の秋田新幹線が走る田沢湖線と狭軌の奥羽本線、2つの違ったゲージの線が乗り入れています。秋田新幹線は頭端式ホームの⑪⑫番線を利用し、スイッチバックします。田沢湖線の鈍行は3番線で折り返します。奥羽本線は①②番線を使用しています。

この駅での乗換時間は急がなければならない5分間です。列車は③番線に入線しました。乗り換える秋田行き鈍行はホームの違う①番線の入線です。列車の降り口前には丁度橋上駅へのエスカレータがありました。①番ホームへはEVが待っていましたのですぐに①番ホームへ降りられました。
そして入線してきた秋田行きにスムーズに乗換乗車できました。乗換所要時間は3分間で済みました。
こんなに上手くいくのは奇跡的です。ラッキーでした。

▲ 大曲~秋田の奥羽本線は狭軌(左側)と標準軌(右側)が単線並列です。私の乗っている秋田行き鈍行は狭軌車両ですので左側走行です。

▲ 11:08 秋田到着手前で発車したばかりのこまち22号とすれ違いです。

▲ 11:09 右側は標準軌です。左は狭軌、ここにも斜交型ダイヤモンドクロスがあったのか。

▲ 11:12 ゆっくりとポイントを渡り⑥番線に入線しました。ここでの乗換時間は28分と結構ありますが昼食にはちょっと早く食べるには忙しすぎです。改札口を出たところに駅そば屋がありましたがまだ空腹感がありませんので、今日はパスしました。

③ 秋田 11:40⇒14:21 弘前 15:34⇒16:25 青森

▲ 12:19 秋田を出ますと八郎潟干拓地を車窓に弘前へと快走します。強い日差しが感じられるようになってきました。

▲  14:21 学生時代DRFCのメンバーと撮影に励んだ矢立峠も別線トンネルで過ぎてしまい見ることはできません。

秋田から148.4km、乗車時間2時間41分で弘前に到着です
乗り継ぎ時間は1時間13分あります。お昼も過ぎてお腹も減ってきましたので駅員さんに近くの美味しいそば屋を教えてくださいとお聞きしますと、『一階に降りたところにそば屋「こぎん」があります。でも2時半では終わっているかも。』と教えていただき急ぎましたが丁度終わったばかしでした。結構美味しそうな感じのお店でした。次回は行ってみましょう。今日は乗換列車ではなくそば屋にフラれました。
仕方ありません街に出て駅前で探そうと道行く人に声をかけて探しますが駅付近に食堂がありません。弘前は撮影で数回来ていますので多少の土地勘はありますが、弘前駅は繁華街とは離れた場所にありますので探すのは難しいのです。グーグルマップに聞いてみますが見つかりません。女子学生たちからお好み焼屋を教えてもらい行きましたが全然口に合いませんでした。やはり粉物文化は関西です。途中で食べられなくなる程不味いものなのかと知りました。

▲ 15:48 弘前を出ると左手に岩木山を車窓に見ながら北上します。

青森駅での3セク青の森鉄道への乗換ですが3分しかありません。経験からはまず難しいと思われますので運転手に聞いてみますと、「ホームが1本違っています。まず1番後部の車両に行ってください。列車が駅に着きましたらすぐに降りてエスカレータで上へ上がります。橋上駅通路に出てから左に向かい、

下りエスカレータでホームへ降りてください。列車のドアは直ぐ前にあります。この列車は遅延していませんので間に合うと思いますよ。切符は車内販売されています。」との心強いお言葉をいただきました。

④ 青森16:28(青い森鉄道線)⇒16:49 浅虫温泉

▲ 青森行きの列車が到着しましたが下車客はありません。
浅虫温泉のガッチリした駅舎です。

▲ 17:04 途中で酒屋に入りましたので時間がかかりましたが無事に浅虫温泉 津軽藩本陣の宿 旅館柳の湯に到着です。

▲ 早速チェクイン、部屋は昨夜と同じく8畳の和室。綺麗に清掃されていました。
温泉は内湯2、外湯露天風呂2があり、泉質は乳頭温泉のように濃厚ではありませんが満足できました。
このホテルにはビジネスパック2食付きのプランがあって宿泊料金は驚きの8,800円(別途入浴税150円要)と激安でした。大広間で他の宿泊客と一緒に食べましたが肉料理がなかったぐらいで違いはほとんどありません。山の中の乳頭温泉と違って海の近くで漁港もあります。刺身も出ました、青森名物のホタテもありました。左上の創作料理も美味しかったです。量も高齢者には十分です。

明日はもう一つの念願の温泉『酸ヶ湯温泉旅館』です。朝6時のモーニングコールを頼んで今日も早めの就寝としました。  Part5 へ続く

青春18きっぷの旅 2022年仲春 北東北へ Part4 浅虫温泉」への2件のフィードバック

  1. ぶんしゅう さま
    鉄・飲・食の愉快なぶんしゅう旅日記いつも楽しみです。弘前駅前でも駅前食堂はありませんでしたか。森繁久彌・伴淳三郎・フランキー堺の駅前シリーズの喜劇映画愛好家としては、駅前食堂・駅前旅館が特急停車駅でも消えて久しく寂しいものです。
    先日の高瀬川市電写真展の帰りに五条大橋のたもとで入った米手作市さん同志社学窓の瀟洒な喫茶店はコロナ禍で二時終了でした。
    花見酒旅日記も期待しています。お元気で!

  2. 大阪通信員様、コメントをいただきましてありがとうございます。
    弘前駅前でランチができる所は他にもないのかと駅員や売店のおばちゃまにもお聞きしましたが、本当にないのです。あってもそば屋と同じく14:30までで16:00にデイナータイム開店でした。
    弘前城まで歩けたら途中の繁華街で空いているお店があったのかも。
    18きっぷの旅では乗換で地方都市によく降りていますが駅前食堂は閉店されているお店所が多く、国道筋に移転しています。これも鉄道衰退の影響なのでしょうね。
    花見酒旅日記ですが今年は会津に向かいたいと思っていましたが震災で難しそうですね。近場で探そうと思っています。またご期待ください。

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