1987年を振り返る(その1)

先月、旧一等展望車マイテ492が、京都鉄道博物館に収蔵されたとのことである。もともと大阪弁天町の交通科学館で展示されていたのだから元に戻ったというべきかも知れない。
1987年(昭和62年)10月4日、このマイテ492を繋いだ特別列車「同志社大学鉄道同好会30周年号」が走った。その時、私は3回生だった。この列車には、OBも大勢乗っていただき、後にOB会、クローバー会発足のきっかけの一つとなった、とも伺っている。当時、現役生としてこの列車の運行に少し関わった者としては、よかったと今でも思っている。ただ私は、この特別列車走行の企画運営の主軸として関わったのではなく、当日運営要員の1人として居たに過ぎない。このツアー列車の運行の記録は、昭和63年(1988年)発行の青信号57号に詳しく書かれている。今読み返しても、事前の各種準備から当日の仕切りまで主導的な役割を担った会員と、その取り組みに助言をし、見守ったOBの熱い想いが伝わってくる。これ以上の記録はないと思っているので、私が担当した宮原区から京都駅までの送り込み回送添乗のみ少し後で触れたい。

1987年10月4日 宮原客車区


1987年は、もう35年も前のことなので、だいぶあいまいなところもあるが、ついこないだのような感覚もある。

(3月まで)

2月20日、名鉄蒲郡線などで3600型や3900型といったAL車を撮ったのち、340M大垣夜行で東上した。東京では、鶴見線のクモハ12に乗りに行った後、小田急のNSEで小田原まで乗って、伊豆箱根鉄道大雄山線の旧型電車を撮りに行った。この頃、鶴見線は日中の閑散期、クモハ12の単行が鶴見まで顔を出していた。大雄山線は、さまざまな出自の元17m国電が活躍していた。大雄山線には、この1回きりで、その後は今に至るまで訪れていない。人それぞれだとは思うが、私には車両第一主義が勝ちすぎているところがあって、追いかけた車両が引退してしまうと全く行かなくなることがままある。飯田線も中部天竜以北は、40年間乗っていない。

1987年2月20日 名鉄AL車3800型2連+3550型2連 蒲郡線

1987年2月20日 古豪名鉄800型 蒲郡

1987年2月20日 名鉄3900型4連 蒲郡線

1987年2月21日 クモハ12053 鶴見駅

1987年2月21日 クモハ12053の車内 昭和の終わり頃、白熱灯が残っていた

1987年2月21日 伊豆箱根鉄道大雄山線 このモハ65は、元クハ16を電装化したとか

1987年2月21日 伊豆箱根鉄道大雄山線 このモハ161は元相模鉄道2000系

この関東行きの後は、アルバイトに励んでいたようだ。3回生になる時点で、鉄道同好会の非公認組織「語再連」(3回生になっても語学が未履修)と「優窮会」(優の数が10未満)に自動入会した。

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1987年を振り返る(その1)」への4件のフィードバック

  1. 京阪の地下線化、国鉄のJR以降、空前の時代だった1980年代の繁栄を受けて日本人が一番生活と文化と現実を謳歌していた頃のピーク手前の一年だったのではないでしょうか。
    関西に居てもバブルは迫っている事を少し感じましたが、あの頃はアイドル歌手と音楽文化の方も面白くて、毎日が刺激に満ち、かつ古き良き時代の残滓を楽しめた、佳き昭和62年の印象が残っております。

    • K.H.生様
      コメントありがとうございます。
      あの時代の空気感を一言で言い現すのは難しいのですが、BOXでは、毎日のように誰かが「夕やけニャンニャン」を見ていて、アイドルのポスターも貼られていました。「なぜ鉄道の写真でないのか」と苦言を呈するOBもおられましたが、会員の車への関心はハイソカーへ向かい、時代は、軽チャーとジャパンアズナンバーワンのただ中にありました。

  2. ブギウギ様
    前から思っていましたが、よくこの時代の吊り掛け車をカラーで撮っておられますね。大雄山線など小田原に来ているとは言え、なかなか足が向かないものです。両運クモハ12も有名でしたが撮らずでした。相鉄2000系はヤマブキ色で急行マークも付けて走っていました。ところで語再連という懐かしい言葉、いまだにうなされて夢を見る人もいるのではないでしょうか。スペイン語落として5月卒業になった友人もいました。私の時代に優窮会というのは知りませんでしたが、私は正しくこの会員でしょう。

    • 準特急様
      コメントありがとうございます。
      ところで近いダイヤ改正で阪急にも準特急が走り出しますので楽しみです。この稿を起こすのに古い記録を見ていますが、アルバイトばかりして旧型車を追っていたようです。旧型車の写真は、続編でもご笑覧頂ければ幸いです。同好会には、他にも非公式のいろいろな集まりがあったと思いますが、すぐには出てきません。引き継がれてないものや新たに勃興したものもあるのでまたご披露頂ければ、と存じます。

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