JR愛称線について

日経新聞1月25日の夕刊を見ると「最強寒波で近畿 列車数時間立ち往生」という記事が出ていた。JR京都線とJR琵琶湖線で24日夜、大雪のためポイントが複数箇所で切り替えられなくなり、JR西日本は同日午後8時ごろから運転を見合わせた。高槻駅と山科駅間で計15本の電車が乗客を乗せたまま、線路上数時間、立ち往生した。この様な内容で地図も掲載されていた。長時間の立ちっぱなしは私のような高齢者なら耐えられなく体調が悪化すると思う。

ところで、関西のJR愛称線は出来てもう時間が経って定着してきたものと思うが私など古い古い人間は神戸線、宝塚線、京都線と言うと阪急のことと思ってしまう。因みにJR神戸線は大阪-姫路間、JR宝塚線は大阪-篠山口間、JR京都線は大阪-京都間でここまでは間違えなかったが、JR琵琶湖線は京都-米原間と思っていたが、長浜までである。JR嵯峨野線は京都-亀岡間でなく園部までである。JR大和路線はJR難波-加茂間である。JR東日本でも宇都宮線は東京-宇都宮と思っていたが黒磯までである。一般の人には正確に区間が分からなくても愛称に慣れてもらい利用し易いことが重要なのだろう。ローカル線では誘客のため無理につけたと思われる愛称線名もある。万葉まほろば線、愛ある伊予灘線、宇野みなと線、阿波室戸シーサイドライン、よしの川ブルーライン、しまんとグリーンライン、阿蘇高原線、ゆふ高原線、あまくさみすみ線、若松線、福北ゆたか線、原田線、空港線、えびの高原線、うみねこレール八戸市内線、はまなすベイライン大湊線、奥久慈清流ライン、森と水とロマンの鉄道、ゆうゆうあぶくまライン、ドラゴンレール大船渡線、銀河ドリームライン釜石線、奥の細道湯けむりライン、奥の細道最上川ライン、山形線、フルーツライン左沢線、男鹿なまはげライン、学園都市線、花咲線等々まだまだあるのかもしれない。さて、地図に戻って琵琶湖線であるが、湖西線の方が琵琶湖はよく見える。琵琶湖線は湖東線の方がいいような感じがするが、そこは東海道本線。愛称には日本一の琵琶湖を入れたかったのだろう。それに湖西線は愛称ではなく正式な線名である。

JR愛称線について」への8件のフィードバック

  1. 今回の雪害事故はJR西日本の独り負けであった。
    満員の列車を一晩も止めて乗客の苦難はいかばかりだったか。
    車内放送で『下車は自己責任で・・』とアナウンスされたという話。責任感のなさは甚だしい。娘の職場の同僚も閉じ込められたそうで、車内で失禁した客が多数出たと聞いてきた。
    それを報ずるテレビでは『宝塚線、京都線、琵琶湖線、東西線、神戸線が不通です』などと言っていたが、どこが不通なのか全く分からない。
    JRの身内で決めた愛称よりも、教科書で教える正式線名で報じて欲しい。『福知山線全線、東海道線京都米原間・・』のほうがよっぽど分かりやすくて親切だ。
    JR西日本の社長が記者会見で『融雪装置の起動時期を誤った』と言っていたが現場を知らない上に外注頼みの管理職が命令をすることの危うさを見せつけられた気がする。
    予想される東海南部地震や洪水・豪雪への対処など、こんな社長が上にいる会社にまかして大丈夫か?
    漆黒の冬空の下、ポイントを暖める「行灯の火」がチラチラしていた国鉄時代の保線区員の苦労を改めて思い出す。

    • 米手様 全く同感です。そもそもJR西日本の社長がなぜ東京で寝ぼけた謝罪会見をしているのか、笑ってしまいました。国鉄時代にも暖地でもこれぐらいの積雪はよくあり、それでも運行が続けられていました。今は非力な除雪車しか配置されていないし、外注依存が常態化して、現場の弱体化は目を覆うばかりです。いくらIT化を進めても自然の猛威には対応しきれないことがわからないのでしょうか。今月も山陽線糸崎・西条間の改良工事のため終日運休の日がありました。来月も2月13日は代行バスです。山陽本線は九州と関西を結ぶ貨物の大動脈ですが、これを1日停めてしまうのです。大災害とかではなく平時でも大幹線を停めてよいのかと驚きました。幹線がこれですから、地方線区は全く見捨てられています。呉線三原口も2月は5日間代行バスです。リニア新幹線を作るカネがあるなら、他に使いみちがあるのにといつも思ってしまいます。

      • 西村雅幸様
        山陽本線でも大変ですね。大きな組織は外部依存の体質がありますが、外部に依存しても丸投げで現場の詳細がわからないことが多いです。だから責任逃れの答弁になりがちです。大幹線は基本的に停めてはいけないのは鉄則です。やむを得ない時は代替案の準備が必要ですが、何よりも停めないという気概が必要と思いますが、そういう時代ではなくなってきたのでしょうか。さらにローカル線になると無視されやすい現状があると思います。

    • 米手作市様
      有難うございます。当を得たご意見に賛同致します。大きな組織は対応力に難がありますね。
      車内缶詰は時間が長かったので大変だったと思います。最近、日本はおかしくなっているように感じます。経済力の低下、財務体質の悪化、貿易収支の悪化、少子高齢化に伴う介護問題や子供対策、IT化の遅れ、加えて台湾有事、ロシアのウクライナ侵略の長期化、北朝鮮ミサイル等に対応しての防衛力の強化等難題続きです。暗いニュースが続いています。若し、コロナが明かるい方向に向かうなら、訪日外国人が増えて交通業、観光業、小売業に多少の潤いを持たせてくれるのではないかと期待しています。外国人は日本の風景や文化、芸術が好きで、さらに日本人の勤勉さ、親切心に惹かれて何度もリピートする人もおられるようです。デジ青も新しい投稿やコメントが増えれば嬉しいですね。

  2. 準特急さんが言われるように愛称と区間にはちょっと違和感があります。私も琵琶湖線とは京都ー米原間のことかと思っていました。JRの列車運行情報を見ると確かに長浜-敦賀間は北陸線となっているものの、列車走行位置では長浜から先も区切りはなく、新疋田までが表示されています。長浜までを琵琶湖線というなら滋賀県内で琵琶湖線の新快速の終着でもある近江塩津までかと思いますが、東海道線、北陸線の方がよりしっくりきます。
    ところで米手さんが言われている今回の雪害での缶詰騒ぎ、私も当日京都に出かけていて帰りに遭遇しました。京都駅の改札に入ったもののホームへの入場制限で通路にも多くに人が居たため、あきらめて、逆戻り御池から京津線経由で帰ることができました。ところがこれが振替輸送ではなかったのです。天災で仕方ないかと思っていましたが、ニュースを見るとポイントの融雪装置を作動させていなかったとのこと、京阪、阪急、近鉄は同様の条件ながら融雪装置を作動させていたので不通にはなりませんでした。
    今朝の新聞の滋賀版には「京阪運行生活の足守る」という記事が出ていました。当日の京津線は満員状態でJRの代替手段として多くの人の足となりました。やはりある程度の都市間を結ぶ路線は複数いりますね。改めて大津線の存在価値を見直しました。

    • 大津の86様
      危ないところを代替路線があってよかったですね。
      86さんが琵琶湖線は米原と考えておられたのなら一般の人はどうだったのでしょうか。毎日毎日ホームのアナウンスで琵琶湖線とがなり立てていてもよくわからないかのもしれませんし、不都合はないのでしょうが、初めての人は迷うでしょう。日本は少子高齢化がすさまじい勢いで進んでいます。JR北海道等どんなえらい人が経営してもダメです。山形の左沢線などキハ110系の車体にフルーツラインとかロマンチックな愛称を入れていますが、大体愛称名のある路線は過疎で少しでも乗って欲しいのですが、乗らないですね。JRのトップ方でも国鉄時代に戻した方がいいと考える意見の方も出て来ています。

準特急 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください