駅名喫茶店(第148回:JR西日本の廃線により廃止となった駅名)

総本家青信号特派員さんのお写真をきっかけに廃駅名の打ち込みも再開しました。今回は、JR西日本の廃線によって廃止となった駅名を紹介します。なお、三セク化された路線は対象外としました。

記憶から失われていきそうな駅名を記すことで、備忘録にしておきたいと思います。2枚の写真は、いずれも総本家様からの寄贈写真です。【2025/8/16追記】

【大社線 1990年(平成2年)4月1日廃止】

出雲高松 いずもたかまつ(大社線)       

島根県出雲市高松町

1912年(大正元年)11月15日開業

 

荒茅     あらかや(大社線)       

島根県出雲市荒茅町

1958年(昭和33年)4月1日開業

 

大社     たいしゃ(大社線)       

島根県簸川郡大社町北荒木

1912年(明治45年)6月1日開業

 

鍛冶屋線 1990年(平成2年)4月1日廃止】

 駅名喫茶店(第147回:鍛冶屋線の駅名)

 

【片町線(学研都市線)(京橋~片町間)1997年(平成9年)3月8日廃止】

片町 かたまち(片町線(学研都市線))

大阪市都島区片町二丁目3

1895年(明治28年)8月22日開業

 

美祢線(大嶺支線)1997年(平成9年)4月1日廃止

大嶺     おおみね(美祢線(大嶺支線))   

山口県美祢市大嶺町奥分

1905年(明治38年)9月13日開業

 

可部線(可部~三段峡) 2003年(平成15年)12月1日廃止】

駅名喫茶店(第146回:可部線の駅名)

 

 

三江線 2018年(平成30年)4月1日廃止】

尾関山  おぜきやま(三江線)    

広島県三次市三次町1770

1955年(昭和30年)3月31日開業

 

粟屋     あわや(三江線)

広島県三次市粟屋町字下津河内3598

1955年(昭和30年)3月31日開業

 

長谷     ながたに(三江線)       

広島県三次市粟屋町字長谷

1969年(昭和44年)4月25日開業

 

船佐     ふなさ(三江線)          

広島県安芸高田市高宮町船木下場3333

1955年(昭和30年)3月31日開業

 

所木     ところぎ(三江線)       

広島県安芸高田市高宮町船木上所木3413

1956年(昭和31年)7月10日開業

 

信木     のぶき(三江線)          

広島県安芸高田市高宮町佐々部中信木2163

1956年(昭和31年)7月10日開業

 

式敷     しきじき(三江線)       

広島県安芸高田市高宮町佐々部七谷2438

1955年(昭和30年)3月31日開業

 

香淀     こうよど(三江線)       

広島県三次市作木町門田字下組89

1963年(昭和38年)6月30日開業

 

作木口  さくぎぐち(三江線)

島根県邑智郡邑南町上田上ケ畑3341

1963年(昭和38年)6月30日開業

 

江平     ごうびら(三江線)       

島根県邑智郡邑南町上田江平3021

1963年(昭和38年)6月30日開業

 

口羽     くちば(三江線)          

島根県邑智郡邑南町下口羽1300

1963年(昭和38年)6月30日開業

 

伊賀和志 いかわし(三江線)    

広島県三次市作木町伊賀和志下原214

1975年(昭和50年)8月31日開業

 

宇都井  うづい(三江線)          

島根県邑智郡邑南町宇都井下郷1044

1975年(昭和50年)8月31日開業

 

石見都賀 いわみつが(三江線) 

島根県邑智郡美郷町都賀本郷300

1975年(昭和50年)8月31日開業

 

石見松原 いわみまつばら(三江線)       

島根県邑智郡美郷町長藤松原604

1975年(昭和50年)8月31日開業

 

潮 うしお(三江線)    

島根県邑智郡美郷町潮村281

1975年(昭和50年)8月31日開業

 

沢谷       さわだに(三江線)

島根県邑智郡美郷町石原111

1975年(昭和50年)8月31日開業

 

浜原     はまはら(三江線)       

島根県邑智郡美郷町浜原71

1937年(昭和12年)10月20日開業

 

粕淵     かすぶち(三江線)       

島根県邑智郡美郷町粕渕407

1937年(昭和12年)10月20日開業

 

明塚     あかつか(三江線)       

島根県邑智郡美郷町明塚84

1967年(昭和42年)4月1日開業

 

石見簗瀬 いわみやなぜ(三江線)          

島根県邑智郡美郷町梁瀬216

1935年(昭和10年)12月2日開業

 

乙原     おんばら(三江線)       

島根県邑智郡美郷町乙原465

1935年(昭和10年)12月2日開業

 

竹 たけ(三江線)       

島根県邑智郡美郷町乙原竹695

1958年(昭和33年)7月14日開業

 

木路原  きろはら(三江線)       

島根県邑智郡川本町大字川本木路原171

1962年(昭和37年)1月1日開業

 

石見川本 いわみかわもと(三江線)

島根県邑智郡川本町大字川本弓市593

1934年(昭和9年)11月8日開業

 

因原     いんばら(三江線)       

島根県邑智郡川本町大字因原415

1934年(昭和9年)11月8日開業

 

鹿賀     しかが(三江線)          

島根県江津市桜江町鹿賀197

1949年(昭和24年)11月15日開業

 

石見川越 いわみかわごえ(三江線)       

島根県江津市桜江町川越517

1931年(昭和6年)5月20日

 

田津     たづ(三江線) 

島根県江津市桜江町田津204

1949年(昭和24年)11月15日開業

 

川戸     かわど(三江線)          

島根県江津市桜江町川戸117

1930年(昭和5年)4月20日開業

 

川平     かわひら(三江線)       

島根県江津市川平町南川上田ノ原233

1930年(昭和5年)4月20日開業

 

千金     ちがね(三江線)          

島根県江津市金田町イ54

1958年(昭和33年)7月14日開業

 

江津本町 ごうつほんまち(三江線)       

島根県江津市江津町1579

1958年(昭和33年)7月14日開業

駅名喫茶店(第148回:JR西日本の廃線により廃止となった駅名)」への12件のフィードバック

    • 西村様

      お写真ありがとうございます。

      一畑電車があるとはいえ、大社線は残しておいてもよかったのではと思います。東京発大社行きのサンライズエクスプレスなんてのも実現していました。

  1. 三江線がまだ途中で分断されていて、三江北線、三江南線に別れてていた時代、三江北線は浜原まででした。きれいな鳥居型駅名標には、次駅がありません。

  2. そのあと1975年に両線はつながって三江線になります。ところが、その43年後の2018年に全線廃止になるとは思いも寄らないことでした。廃止前の浜原駅のJR西日本駅名標、向きが異なりますが、もう一方にも駅名が入っています。

    • 総本家青信号特派員様

      最近は廃線の危機を伝えるニュースをよく目にするようになりました。

      とにかく乗れるうちにいろいろな路線に乗っておきたいと思った次第です。

  3. 奈良の駅名研究家様
    私が三江線に初めて乗車した時は、「石見江津(現:江津)-浜原」間の三江北線と「口羽-三次」間の三江南線に分かれていて、両区間を国鉄バス「大田線」が連絡していました。この日は「粕淵」から「口羽」まで国鉄バスで乗り継ぐ行程でしたが、国鉄バスが遅延して「三次」まで通しで乗車することになり、この時代の三江南線は未乗になってしまいました。
    当時から「浜原」は三江線における業務上主要駅として機能していましたが、廃線直前まで当駅で折り返す列車も設定されていて、区界駅となっていました。
    改めて確認すると、JR西日本から廃線にともない廃駅となった駅はこれだけだったのですね。国鉄時代から廃線となった高砂線や倉吉線が記憶にありもっと多いと思っていました。
    ひとつだけ忘れていただきたくない駅があります。たった0.5Kmの盲腸線の区間ですが線名となっている片町線の「片町」です。JR東西線の開業で廃駅となりましたが、いまでも「大阪城北詰」を「片町」に戻し、大阪城北詰を副駅名にした方がよいと思っています。

    • 快速つくばね様

      大切な駅を忘れていましたので、追記させていただきました。

      学研都市線という愛称が浸透しており、片町線が死語になろうとしている今、改めて片町駅の大切さに気付かされた次第です。

      線名に廃駅名を残す例として私がすぐに思い出すのは、四日市あすなろう鉄道の八王子線(日永~西日野)です。昔は伊勢八王子まで延びていたそうですね。

    • 奈良の駅名研究家様
      2013年5月12日の西日野駅です。
      日本の鉄道路線名は、『鉄道要覧』に記載されている路線名を使用すると規定されていて、駅名より改称が難しいようです。そのため鉄道各社は「路線愛称名」を設定して対応しているので、正式名としては廃駅名のついた路線名が残っています。
      「線名に廃駅名を残す例として」地震や水害の災害から復旧する時にBRT等に変更されたため当該路線の鉄道区間がその駅を通らなった場合があります。
      『山田』線・『大船渡』線・『気仙沼』線・日田『彦山』線
      JR北海道では「当社単独では維持することが困難な線区」の中に『留萌』本線も対象になり、段階的に路線の短縮を図られ、最終的には2026年4月1日に「深川-石狩沼田」間(14.4 km)の廃止により全区間廃線となる予定です。駅名を使用していませんが日高本線も路線の大部分が廃線となったので、残る3駅は旧日高支庁に存在せず、すべて旧胆振支庁に所在しているので「新胆振線」といった方が正しいようです。

      • 快速つくばね様

        コメントありがとうございます。

        本来ならば廃駅にともなう路線名変更が望ましいのでしょうが、一方で、歴史の生き証人的な役割も路線名にはあるので、どちらがよいのか分かりませんね。

        八王子線って、なんで「八王子」なのかと疑問に思ったのも路線名がきっかけです。

        結局のところ、地元民がよいと思う路線名がいいのでしょう。

    • 藤本様

      いつもお世話になっております。さすが出雲大社の玄関口、威厳のある駅舎ですね。駅舎も写真に収めておくことは大事ですね。

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