2012年 冬から春への中国鉄路一人旅 Part23  簡単便利に購入できる中国国内線航空券と鉄道切符

第27日目 3月16日

① 蜜蜂岩7:57(芭石鉄道)→8:11躍進(三井)8:27 (Bus)→9:06犍為
② 犍為バスターミナル 9:30(高速バス)→11:40石羊バスターミナル
③ 石羊 12:15(Bus28路)→12:55成都市内(徒歩)→13:40ホテ

▲ 朝1番の列車で成都に向かいました。まずは終点1つ手前の躍進駅で下車して、始発の犍為行きバスに乗ります。石渓駅の長い階段を降りる重労働は、還暦を過ぎた者には辛いものがあります。 犍為まで坐っていけるのも魅力でした。小学生も降りました。ここからは来た時と逆コースです。

犍為から成都石羊間の高速バス運賃ですが、75元と往路より8元高くなっていました。バスの大きさも一緒なのにどうしてバラつきがあるのでしょうか?

石羊バスターミナル
からのバス(28路)も同様に辛かったです。乗車前に教えてもらったバス停で降りましたが、乗り継ぐ空車Taxiが全く通りません。ホテルまで約10分と聞き歩きましたが、実際は徒歩20分以上を要しました。

高速道路が出来て飛躍的に早く到達できるようになった
芭石鉄道ですが、それでも成都市内からは約5時間と、辺境には変わりありません。


第28日目 3月17日

① ホテル前7:45(Taxi)→ 8:14成都空港
② 成都空港11:20(CA3394)→13:40广州空港
③ 广州空港14:19 (リムジンバス)→15:14クラウンプラザ广州

ホテル前から空港に直行するバスはありません。ホテル前で客待ちをしているTaxiにメーターどおりに行くのか確認してから乗車しました。鄭州鉄道日記さんより空港は現在、高速列車線の工事中で大変込み合うので、早め出た方が良いとのアドバイスをもらっていました。フライト約3時間前に出ましたが、日曜日とあって普段渋滞に巻き込まれる幹線道路も楽勝で着きました。所要時間は約30分、高速代込みで62元(約800円)でした。

普通なら成都から广州までは列車で移動したいのですが、成都はアリ地獄と呼ばれているほど入ったらいいが出られない。要するに列車本数が需要に追い付かずで、成都発切符が極めて取りにくいのです。そして、上海広州に出るには快速で約30~42時間と、2泊3日かかります。

昨年までは高速電車寝台CRH1E が走っていて、寝台は全車軟座寝台で早くて(一泊2日)、切符確保が容易でした。しかし、例の列車追突事故で無茶な高速化から50km/h減速運転に変更なったのと、北京~上海高速鉄道のCRH380B(種車;シーメンスICE3)に製造欠陥が見つかり、全車リコールとなりました。2重3重の原因により列車が足りなくなったため、編成の配置換えで運行停止されてしまいました。

それでもシーズンオフですので、切符は確保できたでしょうが、芭石鉄道撮影日数に影響が出ますので、今回は2時間20分で着く飛行機にしました。

【日本国内からでも購入できる中国国内線航空券】
今迄日本国内で中国国内線航空券を購入は買えませんでした。購入できても国際線航空券とセットで、中国内で売られているディスカウントチケットは購入不可でしたが、最近できるようになりました。
楽旅中国 RakutabiChina.com です。

クレジット決済のE-チケットになりますので、簡単で便利です。現地での日本語対応もしっかりしていて日本の旅行代理店並みのアフターフォローもできていますので、利用して問題ありませんでした。ただし、ディスカウント料金は、中国の他の代理店より約50元上乗せされていますので了解ください。ホテル予約もOKです。
▲ チェックイン時にパスポートを提示するだけで、座席券を受け取れましたが、案の定、フライトは1時間遅れました。毎度のことですので、驚きません。

【インターネット決済および電話予約可能になった中国鉄路切符】

今迄、中国鉄路切符購入については、現地の旅行代理店に依頼しても取れなかったり、取れても高額のダフ屋経由費を請求されたりして泣かされてきました。自力で取りに行っても暗くて混雑する切符売場内で、長蛇の列に並ばなければなりません。横入りも多く、こちらの選択も泣かされました。
そもそも、鉄道切符はオンライン化されていなく、10日前に始発駅のみで発売開始されていました。他の駅では4~5日前にならないと買えず、その頃にはすでに完売されている事が多かったのです。途中乗車など、駅ごとに割り当てがあってプラチナチケットそのものでしたので、ダフ屋経由が横行していました。
※ 中国で言う10日前とは、当日も入れての勘定です。日本と比較しますと1日少なくなります。

それが今年になってオンライン化されました。ルールは、
① インターネット申し込み決済12日前から開始される。
② 電話予約
12日前から開始される。
③  
10日前からは、全国どこの駅でも始発駅、途中乗車駅からの切符が買える。
④ 購入については実名入り切符です。人民は身分証、外国人はパスポートの提示(コピー可)が必要です。

鄭州鉄道日記さんに依頼して①で買っていただき、窓口で受け取った切符です。真ん中に丸枠で囲まれた”网”が見えますが、中文でインターネットをと書きます。この略です。但し、インターネット予約では、現在のところ上段下段の指定ができません。これが難点です。

⑤ 駅に入場する際に切符を見せます。本人かどうか身分証提示は実際に行われていませんが、過去の経験からお話しますと、人民会議や重要会議が開催、また外国からの要人が訪中される期間等は、厳しい駅での、また車内でも身分証提示が行われていました。持っていないと乗車不可でした。鉄道のみならず、高速はインターチェンジ入口で全車、一般道でも任意に止めてチェックがされます。

私は、一度一般道でパスポート不携帯、コピーは持っていましたがダメで、パトカーに乗せられて公安本局まで数10キロを連行させられました。

①②ともE-チケットはなく予約番号を受け取って、実際の切符購入は専用窓口になります。しかし、今のところずらりと並ぶ窓口上には、表示があっても専用でもなく、どこの窓口でもOKです。 そして①での購入には、中国内銀行のネットバンキング口座が必要です。VISA等のクレジットカード決済は受付不可となっています。
また、途中乗車のために各駅ごとに割当枚数制度はまだあります。しかし3~5日前になるとオープンになりますので、一気に残席枚数が増えます。 残席枚数は、こちらの残席状況をご覧ください。

①②が完全に実施されますと、春節、労働節、国慶節等の大型連休時は、駅で発売される前に全席売り切れという状況になります。またインターネット販売開始時には一度にアクセスが集中して、サーバーがパンクする恐れも予測されますが、まだ始まったばかりですので、良く知らない、またPCやインターネットを持っていない人民も多いのが現状です。その内に露見するでしょうね。
何でも見切り発車で、やってしまってから問題を考えることが多く、想定外等存在しない国民性を持っていますので、どこでどう改良(改悪?)されるか注目する必要があります。

鉄道切符の発売状況については、現在のところ以上の通りだと思いますが、今迄の例からして突然に変わることも予測されますので、最新情報については、その都度に関係部署にお問い合わせください。

この日は、初めて中国鉄道倶楽部の隊長さん、久しぶりに鄭州鉄道日記さんと対面となり中国鉄道談義で大いに盛り上がりました。
明後日は、30日中国滞在ビザが切れます。公安に申し込めば、1回だけ延長が認められますが、まだやったことがないので手続き方法を分っていません。また明日は日曜日休みで、できません。 一旦香港へ出国して、翌日にまた入国する方法を選択しました。  Part24  へ続く

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