第3日目 10月14日
今日は鉄道記念日、各地でイベントが実施されています。北陸路ではJR北陸本線全線開業を記念しての475系国鉄色編成が昨日の敦賀から糸魚川まで走行しました。今日はこの折り返しが走行されます。
総本家青信号さんが撮影に参られますので、一緒に撮ろうと金沢駅に13時に合流することになっています。それまでは、宿泊地の山中温泉に近い北陸鉄道に初乗車、初の撮り鉄をすることにしました。
今日も5:30には目覚めました。宿泊地の「道の駅 山中温泉ゆけむり健康村」を散歩していますと、かつて北陸鉄道加南線を走行していた6010系「しらさぎ」が展示されているのが見えました。
説明書きには日本初のアルミ車体電車と記載されていますが、公式的には山陽電鉄2012の編成が最初ですよね。藤本先輩的には越後交通のモハ210だったと思いますが、どうして間違った表示になったのでしょうか。
▲ 平成17年(2006年)8月に大井川鉄道から里帰りしましたが、約8年経っての保存状態はまずまず良好です。廃車解体されていく車両にあってこういった保存がされているのは幸せものですね。いつまでも北陸路を走った栄光の姿を残してください。
山中温泉から北陸鉄道鶴来駅までは約41キロ、所要時間は約1時間です。かつての北陸鉄道山中・山代・粟津線沿いを走りました。
▲ 8:27、北陸鉄道石川線の鶴来駅に到着。大正4年(1915年)6月22日に開業された古い木造駅舎です。かつては石川・金名・能美線の3路線が交わるターミナル駅でしたが今は石川線のみが残っています。
金沢方向にある車庫には元東急7000系(7202+7212)と元京王3000系(7701+7711)が留置されていました。
▲ 今日は土日祝限定の1日フリーエコきっぷがありますので、早速購入して野町までの13.8キロのロケハンを兼ねての往復乗り鉄旅としました。
8:55、鶴来発車。野町までは28分間の乗車です。
電車にはヘッドマークが取り付けられていました。▲ ヘッドマークは、鉄道記念日と北陸鉄道創立70周年を祝っての2種類です。
北陸鉄道は昭和18年(1943年)10月13日に尾小屋鉄道を除く石川県下の鉄道・バス会社を統合して発足しています。昨日が記念日だったのですね。かつては北陸本線から枝葉のごとく多数の路線がありましたが、経営不振によって多くが廃止され現在残っているのは、この石川線と浅野川線の2路線のみです。
発車してしばらくはのんびりとした田園地帯を走行しますが、途中からは開発された住宅地を抜けていきます。撮影地は鶴来寄りが良さそうです。
額住宅前で7101+7111の対向列車と交換しました。
乗客は最初はわずかでしたが金沢方向に近づくにつれて乗車客が増えてきました。
それでもゆったりと座れる程度です。
今日は祝日ですので通勤・通学客もおられませんので、こんなもんなんでしょうね。
JRとの乗換駅の西金沢では結構多くの下車客がありました。
やがて、金沢市内の終点、野口に到着しました。
▲ 9:23、野町に到着しました。ホームは2面あるのですが、既にこちらの線は架線も分岐線路も外されて使われていません。かつては3番線もあり、線路は1駅向こうの白菊町まで続いていたのですが、昭和47年(1972年)に廃止されています。
かつて駅前からは金沢市内線が走っていました。乗換駅として多くの利用客があったそうですが、今はバスとの乗換駅となっています。
駅前で朝食を買い求めようとしましたが付近は閑散としていて、コンビニも何もありません。折り返しの電車に乗って鶴来へと引き返すことにしました。
▲ 12:19、鶴来に戻って近くのスーパーで弁当を買って空腹を満たした後は、ロケハンでマークした撮影地を回りました。その中で印象的だったのは曽谷~四十万です。白山からの綺麗な用水が流れる横を電車が下っていきます。
キラキラと光る水面と流れる音が良かったですね。ビデオ向きの撮影地だったかも・・・。もう少し川面に降りて撮りたかったのですが、流れが速く長靴をもってしても水深があって難しかったのが心残りでした。
ボチボチ総本家青信号さんとの待ち合わせ時刻が近づいてきました。ここから金沢駅までは約11キロ、所要時間は約25分です。北陸鉄道の撮影はまだ季節を改めてが良いかなと、切り上げて向かうことにしました。
12:45に金沢駅もてなしドーム東口に到着、総本家青信号さんと落ち合い、13:15に出発しました。今日の撮影地は総本家青信号にお待たせしましたが、最初の撮影地には時間の読み違えで、到着すぐにカメラを構えることも出来ずに475系が通過してしまい失敗です。それでは加賀温泉で31分間停車する間に追い抜こうと目的地は、加賀温泉~大聖寺と決めました。北陸高速道を突っ走り、今度は約20分前には到着。今回は駐車で注意を受けないように空地に入れて、通過を待ちました。
▲ 14:49、定刻通り加賀温泉を出発した475系国鉄色編成がやってきました。青空の下、順光でバッチリと撮れました。
ここで総本家青信号さんとはお別れです。総本家青信号さんは特急に乗れば今庄で追い抜けるので再度の撮影をするために京都方面へと向かわれます。一方の私は、富山方面へと向かわなければなりません。ここからは、約110キロ。一般道を走ると約3時間余りはかかります。総本家青信号さんを加賀温泉駅までお送りしてから、北へとぶんしゅう7号を走らせました。
まだ立山砂防軌道乗車日までは、中2日間あります。途中での鉄道撮影ができます。ゆっくりと温泉も入りたいので前回気に入っていた氷見温泉に行くことにしました。宿泊地は、「道の駅 氷見」と決めました。
「道の駅 氷見」の案内はこちらです。
お奨めします氷見の温泉は、「岩井戸温泉氷見グランドホテルマイアミ」です。
明日は、氷見からすぐ近くの万葉線、そして富山ライトレイルに向かいます。
Part4へ続く