2013年 秋の北陸路一人旅 Part5 富山地方鉄道その1

第5日目 10月16日

いよいよ立山砂防軌道乗車が明日へと迫りました。ところが昨日に降り始めた雨は夕刻には豪雨となってきました。早くに道の駅ウェーブパークなめりかわにて就寝しましたが、午前3時過ぎにはぶんしゅう7号に振り付ける雨と風の音に起こされました。
窓を開けて付近を見てみますと並木が激しく横に揺られています。台風26号は日本の南海上を通過していますが、はるかに離れた北陸でもすさまじい風と雨です。ぶんしゅう7号も振られています。今までになかった経験です。これはまずいと駐車している場所を風の影響が少ない建物横に移動せざるを得ませんでした。

昨日から今回の立山砂防軌道訪問のリーダー、Kさんからの連絡が相次ぎます。「もし悪天候が続けば主催者の富山県・(公財)立山カルデラ砂防博物館から危険防止のために体験学習会は中止される。」といった内容でした。天気予報では、今日の午後からは雨も上がり明日は晴天となるだろうとの予報ですが、今回の台風は日本全体に豪雨をもたらせています。ただでさえ崩れやすい立山カルデラです。台風が去って雨が上がっても軌道に土砂崩れ発生やその恐れがあった場合は中止になるのは容易に推測できます。

Kさんはじめ参加される方は18名とお聞きしています。関西だけでなく東京から来られる方もあるそうで、こちらに来られることができるのかさえ案じられます。TVを見ていますと、今日の午前中のサンダーバードは上下とも運休と決定しています。高速道路も通行止めになっています。明日の立山カルデラ砂防体験学習会の開催については午前中の会議で検討され、結論が出るそうですが早くも黄色信号です。
この天候では、じっくりとの撮影は不可能です。ここでじっと待っていても仕方がないので立山カルデラ砂防博物館へと向かうことにしました。
02▲ 9:24 立山カルデラ砂防博物館へと向かう途中でキャッチした有峰口~千垣の常願寺鉄橋を渡る立山発、電鉄富山行きのダブルデッカーエキスプレス311普通です。降雨の中、屋根替わりに車の後ろドアを開けて雨を避けての撮影でした。


03▲ 9:58 常願寺鉄橋を渡って立山駅に向かう、元京阪3000系315普通列車、10030系(10037+10038)の編成。8編成が運用されていて、富山地方鉄道では最大勢力を誇っています。

04▲ 10:05 立山駅ではわずか5分の停車。すぐに折り返して下山して行く318普通列車

立山カルデラ砂防博物館は今日は9:30から開館(曜日や時期によっては変動)しています。撮影後に向かいました。
10:15 立山駅にすぐに隣接する博物館に到着。まずは入館して明日見学をするところの予備学習をすることにしました。入口カウンターにおられたお嬢さんに明日の体験学習会参加者ですと申しあげて、観覧料(400円)を支払おうとしますと、「それなら結構です。体験前にお勉強してください。」と、やさしいごお言葉をいただきました。映像も無料で見せていただきました。

そして明日の学習会の実施についてお聞きしますと、「午前中に検討会議を行います。お昼ごろにはどうなるかの決定が分かると思います。」と、Kさんから連絡のあった通りです。そして「今年は雨が多く、実施率は過去最低ランクでした。できるだけ学習会を開催したいとは思っていますが、まずは安全確認が必要です。」と、ご説明がありました。
お昼過ぎまで、じっくりと観覧して砂防軌道を取り巻く歴史を勉強しました。

12:05 そろそろ結論が出た頃と入場カウンターに聞きに参りますと、「まだ連絡が来ていません。お食事に行かれるようでしたら、電話をください。」と、電話番号を教えていただきました。駅ロータリーにある食堂に入り、おそばを注文していますと、Kさんから電話がありました。

「会議の結論は、実施する方向になりましたが、当日朝にパトロールカーを走らせます。これで問題がなければよいのですが、もし何らかの危険があった場合は中止となります。この条件を了解してもらえますか。」との事でした。Kさんは条件付きを飲んで了解されました。午後からはサンダーバードも運行するそうです。東京からの参加者の方々も同じようにこちらに向かわれるように連絡をされました。
06これで落ち着いて撮影ができるかなと下山していきましたが、道は側溝からの泥水が吹き出し流れる川のようです。エンジンブレーキを効かせて安全を確認しながらゆっくりと下りました。
しかしこんな天候では難しいと思えます。

05▲ 14:43 雨がすこし治まるのを待っての撮影です。桜時分に来た時に気に入っていた場所です。晴れていれば後ろに見えるはずの立山は、雨の霧の中です。
走行してくるのは日本車両製の14760系、14773+14774の編成です。

121301途中で寄った有峰口駅(上)と岩峅寺駅(左)です。
富山地方鉄道には開業当時からの古い木造駅舎が数多く残っていて、訪れる楽しみの一つにもなっています。
しばし、時の流れを忘れてゆっくりとしました。

雨の日の撮影は寒く、体力が消耗していきます。老体では尚更です。明日に備えて体力温存のために今日の撮影はこれで切り上げることにしました。
久しぶりに日中からゆっくりとした時間が持てますので、露天風呂もある近くのグリーンパーク吉峰の「吉峰温泉ゆ~ランド」に行くことにしました。

今日の宿泊地はセブンイレブンもある立山アルペン村です。
この駐車場は広く前回も宿泊させていただきました。今回もセブンイレブンで今夜宿泊させてもらいますとお断りを入れました。了解はしていただきましたが、あまりいい顔をされません。
最近、郊外の駐車場の広いコンビニでは夜間の治安安全確保のために大型トラックや乗用車の駐車を歓迎しています。長距離トラック会社と夜間駐車契約をしているコンビニもあるほどです。どうしてかなと思いましたが、側を富山地方鉄道が走りますので2泊させてもらいました。鉄ちゃんには都合の良い宿営地です。

ところが帰りに駐車場脇に設置された看板には、夜間の長時間駐車をご遠慮くださいと記載されているのに気づきました。これでセブンイレブンの店長らしき人は怪訝だったのですね。
すみません。次回からは別の宿営地を探しますので今回はお許しください。
しかし時代に逆らっての考え方をしているようでは、時代に取り残される例が多い事を歴史が証明していますが・・・。

明日はいよいよ今回の旅の本番です。夕刻まで豪雨でしたが夜には止んで雲間が見えだしました。運行が実施されるかは祈るしかなさそうです。今夜も早めの就寝でした。 Part6へ続く

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