2013年 秋の北陸路一人旅 Part1 福井鉄道

5月に興隆森林鉄道に行った折にご一緒させていただきましたKさんから立山砂防軌道(国土交通省立山砂防工事専用軌道 )の立山カルデラ砂防体験学習会に応募したところ運良く当選しました。興味ありますかと、思わぬお誘いを受けました。
この砂防軌道の乗車応募者は多く、中々当選できるものではありません。二つ返事で是非に参加をお願いしたいと申し上げました。
30

体験学習会は10月17日。折角行くのだから久しぶりに北陸路を回ってみようかと思い立ちました。インドネシアのシュガートレイン撮影後は、家内の実家の墓参りついでに広島電鉄乗り鉄、撮り鉄旅をちょっと楽しんだくらいで鉄分不足が続いています。行くからには、いつものように予定を決めず無期限の気ままなぶらり旅にしました。今回の相棒は久しぶりにぶんしゅう7号です。これなら宿の心配もなく、宿泊料も必要ありません。
出発は、準特急先輩が上洛されて北川鉄橋撮影にご同行させいただく翌日の12日に決めました。

第1日目 10月12日
立山カルデラ砂防体験学習会参加には5日間あります。北上するまでに途中の私鉄巡りをしてみたい。また、13日と14日は北陸本線100周年記念号として475系国鉄色編成が走ります。ついでではありますが、これも撮ってみたいと思いました。
当日はゆっくりと9時過ぎに自宅を出発、京都南ICから高速道路に入り、福井鉄道の越前武生駅を目指しました。
0203▲ 丁度12時に武生ICを降りました。
腹が減っていては撮影地は探せません。ここ武生は「おろしそば」発祥の地です。
評判のそば屋はネットで探索しましたが、評判のお店は値段も敷居も高くなっています。撮影地同様に、年金生活者向きのお店を探すことにしましたら、ICを降りてすぐの道路沿いに何となく良さそうなお店がありました。
入って見ますと、店内は一枚板で作られたカウンター席のみですが雰囲気は良さそうです。メニューも丁寧に板に自筆です。こういうお店は期待できます。

カウンターの向こうはおばちゃま一人がおられます。おろしそばを注文しましたらご飯、生卵、冷やっことお漬物を付けてくださいました。そばは手打ちではありませんが、しっかりとした歯ごたえがあって中々美味でした。値段もまあまあリーズナブルです。これは穴場ですね。おばちゃまの愛想は抜群で、より美味しくいただけました。皆様方も是非にお立ち寄りください。お奨めします。
0412:48、JR武生駅到着。福井鉄道福武線の越前武生駅は隣接しておらず、約300m北に位置しています。

越前武生駅は、大正13年(1924年)2月23日に武生新駅として開業し、平成10年(2010年3月25日)に改称されました。

福井鉄道は最近では2011年桜が満開の時に参りました。総延長21.4キロの路線で、形式や車体色がさまざまな車両が走っていますので乗っていても撮っていても楽しめます。
そして、土佐電鉄で保管されているドイツ・シュツットガルトで走っていた1965年製造の路面電車の移籍が決まっています。
来年春には土日祝限定で走るそうで、楽しみです。乙訓の老人さんを連れて来なければなりませんね。
09▲ 越前武生駅の柵内コンコースです。時刻表を見ますと朝の7時台には、6本もの発車があります。福井方面への通勤通学には利用が多いようです。
0510_フリー切符▲ 改札口から見えるホームには、平成18年(2006年)から名鉄から譲渡された770形880形が並んで止まっていました。現在では福井鉄道の主力車両です。

もう一歩近づきたいので、若い駅員さんに「ちょっと入っていいですか。」と、聞きますと、入場券を買ってくださいと、きつく返答されました。失礼しました。路面電車たちが並びますので、解放されているのかなと思い込んでしまいました。改札前からの撮影です。

そして、今日は土曜日です。土日祝に利用できる1日フリー乗車券が発売されていますので、明日475系撮影後にゆっくり乗ろうかなと購入しました。

最初の撮影地は三十八社駅です。車からのロケハンをしながら向かいました。今回の撮影テーマは秋の北陸路と決めていました。三十八社駅付近の実った稲田と電車のツーシャットを撮りたかったのですが、来て見ますと京都や滋賀で見ていた光景はありません。ここでは既に稲刈りが終わっています。聞けば、9月にはやってしまうそうで、ガッカリです。
コスモス畑もなく、柿の実はまだ色付いたばかりで秋の風情が見つけられません。新たなテーマを見つけなければならなくなりました。とにかく、三十八社駅でぶんしゅう7号を止めて、入線してくる車両を撮りながら考えることにしました。

11

▲ 14:12、三十八社駅に到着。列車交換のできる2線2ホームの駅です。888+889の連接車が入線してきました。880形は、5編成すべて昭和55年(1980年)、日本車両製造です。
14▲ 続いて入ってきたのは、803号車800形は、平成13年(2001年)鉄道友の会ローレル賞を受賞した名車で、かつては名鉄に在籍していました。部分低床式の車両で定員が少ないためにラッシュ時は運用されていないようです。平成12年(2000年)、日本車両で製造され、2両が在籍します。
12▲ いろいろな車両が入ってきます。今度は、福井鉄道のオリジナル連接車200形。急行用として、昭和35年(1960年)に201-1・2、202-1・2、昭和37年(1962年)203-1・2の3編成が日本車両で製造されています。これは後期型です。
現在、下の低床車F1000形の導入が進められていて引退の日が近づいています。運用は固定されておらず、ひたすら待つしかないようです。
13▲ そしてやって来たのが、福井鉄道51年ぶりの新車、F1000形です。100%低床式の3車体連接車。平成25年(2013年)、新潟トランシス製造で、1編成が運用されています。
愛称は、FUKUIとTRAMを組み合わせたFUKURAM(ふくらむ)です。街や夢が膨らむとの意味が込められているそうです。
15
15:22、車窓からのロケハンもしたくなりましたので、無料駐車場にぶんしゅう7号を置いて北府まで行ってみることにしました。ただ運賃表を見ますと片道だけで350円です。往復するなら先ほど買った1日フリー乗車券の方が格安です。乗車すると車掌さんが手書きで日付を入れてくださいました。

161718▲ 15:48、北府(きたご)駅に到着。ローカル鉄道の駅ですが、Wi-Fiができるようです。

大正13年(1924年)、西武生駅として開業しました。平成22年(2010年)、北府駅に改称。
前回の訪問時は、古い木造駅舎でしたが、改修されてすっかり綺麗になっていました。

すぐに交換列車が来ました。サンドーム西駅付近でコスモスが見えましたので、引き返しです。

2019▲ 何とか線路沿いに咲いていたコスモスを入れてのカットをおさめましたが、もう盛りは過ぎていましたね。

サンドーム西駅は、昭和4年(1929年)に上鯖江駅として開業、平成22年(2010年)に改称されています。
23
駅から徒歩約10分にある日野川にかかる鉄橋に行ってみました。

橋脚には先日の台風被害でしょうか、流木が絡み付いたままに放置されていました。
撮影にはよくありません。

2221▲ 16:50、前回から狙っていた撮影地の1つでしたが、今日も雲が邪魔して晴れず夕日も雲間に隠れてしまいました。今日はまだ1日目、まだ無理はしないでおこう。また機会があるだろうと諦めて今日の宿泊地「道の駅 パークイン丹生ヶ丘」へと向かうことにしました。

今日のお風呂は、地元の方に聞いた北鯖江にあるーパー銭湯「越のゆ 鯖江店です。ゆっくりと身体を労わった後は、近くのアル・プラザ鯖江で夕食として、弁当や総菜類、ビールと日本酒をたっぷりと買い込み道の駅へと参りました。
お風呂ですが、武生にもそばや「まんよう」のおばちゃまが紹介していただきました「御老公の湯」があります。後でHPを探してみましたが、こちらの方が豪華です。

明日は朝から475系のリバイバルを撮るために一旦京都方向に戻り南今庄駅へと向かいます。有名なお立ち台ですので相当の人出となるでしょうね。早起きして早めに到着することにしました。 Part2へ続く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください