第1日目 10月30日
北陸路から戻って、立山砂防軌道ツアーを企画していただきましたKさんとお礼等々のやり取りをしていましたら、「立山砂防軌道乗車の翌日に対岸の山道から俯瞰の写真を撮ったが芳しくなかった。3年ぶりに訪れた山道の荒廃が進んでいて驚いた。撮影ポイントまで行けるのも、今年限りか!と痛感しました。紅葉の進む11月1日に急遽、再訪するつもりですが、1人では心細い所ですし、良かったら、ご一緒にいかがですか?」とのお誘いを受けました。
私も期待した紅葉が、今年は随分と遅れていてさほどではなかったとの印象を持っていましたので再訪を考えていました。2つ返事でご一緒させていただくことを決めました。
例によってゆっくりとした旅が好きです。前々日にぶんしゅう7号を相棒に出発しました。
自宅からのルートは、前回は名神・北陸高速道を走りましたが、JRでもお分かりのように湖西線が強風の際は特急サンダーバードは米原を迂回して走ります。ただ走行距離が長くなるために所要時間は、約30分の延着を余儀なくします。
道路をナビで確認しますと、湖西ルートだと敦賀まで約107キロと湖東を走る高速道路ルートよりも2/3と短くなります。実際の走行は一般道のために渋滞や信号で時間的にはかかるかもしれませんが、西大津バイパスが延伸されて近江舞子辺りまでは準高速道路です。高島~マキノもバイパスになっています。問題はマキノ~敦賀の山越えですが、ここを乗り切れば、湖東ルートと比べてもそれほど時間差はないだろうし、高速代もかからずです。今回は湖西ルートを節約のために選択して、高速道路は一切使わずに行くことにしました。
① 自宅10:00→12:30道の駅マキノ追坂峠12:55→13:44道の駅河野14:03→14:35花はす温泉そまやま15:43→16:15福井鉄道日野川鉄橋17:25→18:10道の駅パークイン丹生ケ丘
10時に自宅を出発して滋賀県と福井県の国境近くの道の駅マキノ追坂峠で休憩昼食後、続いて道の駅河野でも休憩がてらに付近の温泉をお聞きしますと南条にお奨めの温泉「花はす温泉そまやま」があるとの事です。今日の撮影地は、福井鉄道日野川鉄橋の夕景に絞ろうと決めていましたので十分にゆっくりとする時間があります。いつも日中は動き回っていましたので、たまには青い空の下での入浴も良いかなと行ってみました。
北陸線屈指の撮影地にある南条駅からは約5キロ、車だと約7分で着きます。庭園の中に露天風呂もあってくつろげました。名前の通り宿の周りには広いはす公園があって7・8月頃には世界中から集められた蓮の花が咲くそうです。料理も評判の所ですので、撮影に来られる方はよってみられると良いですね。推薦します。
▲ 12:30 休憩に立ち寄った道の駅マキノ追坂峠です。ここの一押しは、琵琶湖を展望できる食堂と、駅弁です。駅弁と言っても地元で作られたお手製のさまざまな惣菜が入った弁当(650円)で、コンビニ弁当とは一味違って味あえます。
今日は、天気も良いので弁当を買って外へ出て、琵琶湖の見えるベンチで昼食でした。
▲ 小浜名物の焼さば鮨も絶品の一品です。ここで食べるのも良し、お土産にも喜ばれます。私の家内はさば大好き人間で、旅が多少長くなってもさば鮨があれば大歓迎で迎えてくれます。
16:15 花はす温泉でゆっくりした後は、武生を目指して日野川鉄橋に到着。前回は夕焼けがもう1つだったのでリベンジの撮影です。
▲ 16:42 前回は来なかった200形が来ました。夕焼雲はバックにできましたが、流れるようにはなってはくれません。中々巡り会えませんね。日参が必要なのでしょう。
【DATA】 ズーム70㎜ F5 1/640秒 ISO250 露出補正-0.7段
▲ 17:14 福井鉄道では51年ぶりの新車F1000形が渡ってきました。クロスシート車の鉄道用車両があったり、連接車、LRV等々、様々な車両が走り楽しませてくれます。
【DATA】 ズーム11㎜(APS) F2.8 1/800秒 ISO3200 露出補正-1.0段
▲ 17:26 車内からのこぼれる光を求めて今日最後のカットです。前照灯が帯にようになってくれればもっと雰囲気が出るのですが・・・。流し撮りをした方が良かったのかも・・・。
【DATA】 ズーム11㎜(APS) F2.8 1/640秒 ISO3200 露出補正-1.0段
今日の宿営地は、前回も利用したパークイン丹生ケ丘です。途中のスーパーでビール、地酒、朝夕食を買い込み向かいました。
明日は、福井鉄道の朝の市内併用軌道での撮影と、前回行かなかった北陸鉄道浅野川線の乗り鉄撮り鉄旅の予定です。 Part2へ続く