2014年 絶景の台湾鉄路 夏の旅 Part9 台風10号通過 帰国

0306▲ 8:18 台中後站に行ってみますと本日午前中の列車運行についてのお知らせが掲示されていました。内容は、
1、①西部幹線優等列車及び各支線列車は全て運休。
1、②六家・沙崙線は天候を見た上で運行する。
2、宜蘭・北迴・南迴・台全ての列車は全て運休。
3、阿里山森林鉄道は23、24日終日運休。
4、西部幹線の区間車は天候を見た上で運行する。

切符窓口は開いていて駅員さんが座っておられました。區間車は動いているようです。

第7日目 7月23日

7:20 今日もゆっくりの起床です。直ぐに外を見ましたが台風が来ているのかと思えないほど静かな光景が広がっていました。
01▲ 雨も降らず風もなく車の走る音も聞こえず、静寂に包まれた台中の町です。

02▲ 早速TVをつけてみました。どうやら台風10号は眠っている間に台湾本島を横断して通過しています。東部は台東を除いては大雨になったようです。台鐡は東部幹線を運休にしたので利用客から怒りを受けているようですが賢明な対応だったと思います。

1208▲ 8:29 表站にも行ってみますと発車を待たれる乗客が窓口で駅員さんに相談されている光景がありました。台風情報の周知が行き届いているのか待合室に待つ客もわずかでひっそりとしていました。多数の乗客が殺到しての混乱は起きていません。

07▲ 観光・自強・莒光號は運休していますが天候回復判断で區間車は運行しているようです。ホームでは乗客がベンチに座って列車を待っておられました。
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▲ 8:49 ホテルに戻って円形ベットの部屋にチェンジです。こちらの方が広いのでくつろげます。

いい休養です。部屋で今回撮った写真の現像処理に邁進しました。

13▲ TVでは台風10号は台東に0:10上陸して4:20に彰化から海へ出たと報道しています。彰化は直ぐの町です。ほぼ真上を通過しましたが強風も大雨も降らずでした。

2928▲ 13:20 散歩に出ました。
駅前には大した飲食店はないと思っていましたら台北寄りに10分も歩けば、ユニクロ、ダイソウや日本料理店も入っている大きなショッピングセンターがあるのが分かりました。
今回は大好きな飲茶を食べていませんので中華レストランでいただきました。

台中は台湾の何処へでも短時間で移動できます。飲食店も多種近くにあり、コンビニも充実していますので、宿泊のベースには最適です。宿泊料も他の都市よりは安くになりますので、次もここにしたいですね。

20▲ 18:21 ホテルに戻ってまたTVを見ていましたが、台風予報と実際の違いの反省?報道がされていました。これは進路の違いですが、上陸地点が100km離れていたとの事ですが、想定範囲内との説明です。
台風の進路予想は我々の生活や人命にかかわることです。精度についてはより正確であることが必要になっていますので、なぜに間違ったのかの反省は大いにすべきであろうと思います。しかし、日本の気象庁や米軍予報は同時刻予報でほぼ合っていました。観測方法に違いがあるようです。

恥ずかしながらここに来て初めて米軍予報があることを知りました。ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)が発表する台風情報だそうで軍事用ではありますがかなり精度が高いとネットでも評価されています。皆さんも台風到来時には是非ご覧いただき日本の気象庁予報との違いをご確認ください。誰でも見れます。公式HPはこちらです。使い方についてはこちらに掲載されています。

15▲ 風雨についての予報と実際の違いもデータで報道されています。日本もそうですが、台湾は地形上、東部は台風災害を長年にわたって受けています。山から海までの距離が短く、雨量は災害対策に必需です。今回は”白放假?”と、予想以下だったようですが、逆だったら大変です。

今回の台風10号はスーパー台風ではなく比較的被害も少なかったようだと思っていましたら夜半、台風ニュースから突然に飛行機事故ニュースに代わりました。
台風でフライトが遅れていた高雄発澎湖島行きのトランスアジア航空222便が着陸に失敗して墜落し、48名もの尊い人命が奪われました。台風で影響された大きな事故が発生したのです。台風が通過したからといっても安心、自然をなめてはいけません。亡くなられた48名の方のご冥福をお祈り申しあげます。

第8日目 7月24日 帰国へ

40▲ 一夜明けて台鐡は午前中運休が続き、午後は18時以降回復の宜蘭・北迴線を除いては全線回復するようです。高鐡は減便となっています。桃園空港からのフライトは遅れがないようですので余裕を持って行かないと行けません。8時前にはホテルをチェックアウトしました。

① 台中8:20(區間快車)⇒8:29新烏日/高鐡台中9:01(高鐡616)⇒9:38桃園(リムジンバス)⇒桃園空港

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高鐡は勿論半額の敬老切符です。
年金生活者には大いに助かります。

高鐡乗換まで時間を要しましたが、後はスムーズに桃園空港には無事2時間強前に着けました。
これで安心です。

 

 

② 台北(桃園)空港12:05(JL806)⇒15:40関西空港

51▲ 13:06 今日の機内食です。機内食は短距離国際線ですのでこんなものです。アテにするのがもっとあればとは思いますが・・・、贅沢ですね。

私的には短い7泊8日の訪台が終わりました。今回はマイレージ航空券を利用しましたので帰国日は自由に決められます。もう少し撮影に励めたのですが、痒さにやられました。虫対策の用意はしっかりしていただけに油断したのが失敗でした。残念です。次回は、今回の経験をいかせるようにしたいと思いました。

(追記) 帰国しましてより1週間後の8月1日午前0時に高雄市内で大きなガス爆発事故があり28名もの方が亡くなられました。ご冥福をお祈り申し上げます。
被害状況についてはYouTubeに掲載があります。こちらをご覧ください。
事故が発生しました場所は、丁度我々が撮影に励んでいた場所です。道路は爆発で抉り取られ、面した家々は大損傷を受けています。高雄南東部は石油コンビナートの配管の上に都市が出来た町でガソリンスタンドの上に家が建っている状態だったそうです。現在、臨港線は復旧したそうですが、町の復旧には相当の日数が必要と思われます。被害に合われた高雄住民の皆さんの1日も早い復興をお祈り申し上げます。

これで2014年夏の台湾の紀行記を終わらせていただきます。ご覧いただきましてありがとうございました。引き続き、国内紀行記と中国チベットの玄関口、西寧への紀行記を掲載させていただきますので。よろしくお願い申し上げます。
 「夏の北陸路ちょっと旅へ」 Part1へ続く

2014年 絶景の台湾鉄路 夏の旅 Part9 台風10号通過 帰国」への2件のフィードバック

  1. ぶんしゅう様

    台湾旅行記 楽しく読ませていただきました。
    このたびは、本当にお世話になりました。
    集集線での白タクおよび正体不明の昆虫禍、灼熱の太麻里、高雄臨港線。今となっては、いい思い出です。
    ところで、8月には、CT273が花東線を走ったようですね。(今月発売の鉄道ダイヤ情報に掲載されています。)
    写真を見ると、電源車と冷気平快のSP2300形らしき車両が普快色に塗装変更されて連結されていました。
    また、台湾に行く理由ができました。
    今回に懲りず、是非また、ご一緒いただければ嬉しいです。

    • デカンショまつり号さん、こちらこそ初めてのTR-PASSからの指定席券発行等大変にお世話になりましてありがとうございました。おかげで一人旅では味あえない楽しい旅を過ごさせていただきました。
      今回の投稿では初回から時間を間違って掲載してしまい「おかしいな」とご迷惑をおかけした事と反省しております。私はいつもコンデジで欠かさずに記録を撮って確認はしていました。GPSロガーでも合わせての確認をしているのですが、ドイツの紀行記が遅くになってしまったのでついつい手抜きをしていました。反省、反省です。(間違いは訂正しました。)また台湾の紀行記掲載が遅れまして申し訳ございません。
      鉄道ダイヤ情報はまだ見ていませんが、CT273はPart457で掲載した通りだったのでしょうか。いずれにしてもC57、D51とも走行写真は撮っていませんので訪台される日程が決まりましたら是非にお誘いください。よろしくお願い申し上げます。

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