2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part8 台湾鉄路の便當(駅弁)、台鐡老人割引切符、集集線、台北へ

02-202-1【 台湾鉄路の便當(駅弁) 】
高鐡台鐡の主要駅や優等列車の車販には日本と同じように駅弁があります。
日本統治時代から伝承されていて台湾では便當と呼ばれ、その数は無数で、站に行かなくとも街の中でも買えるものもあります。

勿論、セブンイレブン等のコンビニでも並べられています。02-3

站のホームでは、昔懐かしい「べんと~、べんと~」と、売り子さんの声が聞こえる站もあります。

こうして台湾で販売されている便當ですが、日本とは違った鉄則があります。それは、「温かくなければ便當ではない」という事です。
コンビニで並べられている便當も言わなくとも電子レンジでチンするのが常識となっています。従って、精進料理のような冷たくとも美味しい弁当は見かけたことがありません。
ホームの売り子さんは、列車が着くまで便當を綿入りの布団のようなものに包んで保温しています。

中身は味付けされた鶏肉や豚肉が入ったものが圧倒的に多く、煮卵やハムも定番です。
味は日本とは違っていますが、台湾を訪れる日本人の多くが美味しすぎると、絶賛しています。

値段も50~80元(180~290円)と安く、台湾庶民から好まれるところです。最近は100元(360円)もする高級便當も出回ってきています

第3日目 1月10日 その2

虎尾糖廠の撮影を終えて斗南站に戻ってきました。站前食堂で美味しいものを食べようかと相談しておりました。站前广場にいた若者や站に向かうお嬢さんたちに「近くに美味しい食堂はありませんか。教えてください。」と、お聞きしましたが、あいにくとご存じありません。見渡してもそれらしい店そのものが見つかりません。
それではと、站の売店を覗いてみますと便當がありました。今日は格別の天気です。外にはテーブルと椅子がありましたので、買ってここで皆一緒に座って、台湾ビールを飲みながら食べることにしました。便當を食べるのは今回の旅で初めてです。

斗南からは2人グループに分かれての別行動で、今日訪台される団長のクモハ73106東ウラさん、準特急さんと台北のホテルで集合します。私は大津の86さんと一緒に二水で乗り換えて集集線を訪問します。
食べ終わるとホームに向かいます。私は、切符を買わずとも今日の朝から使っています台鐡ICカードで入場です。

0404-1▲ 13:46 隣ホームに嘉義行きの區間車2331が入線してきました。昼間で利用客も多くないのでEMU500系の4両固定編成です。

EMU500系の前面デザインはいかにもローカル電車らしく良いのですが、貫通ドア中央にヘッドマークのように製造会社の銘板があるのはいかがなものかと、慎み深く奥ゆかしさを美徳とする日本人としては思ってしまいます。
元来製造会社の表示は裏方のようなもので、目の付きにくい場所にこっそりと表示されているものと思っています。国民性の違いなのかも・・。

03▲ 反対側のヤードには事業用車となって煤けた色となった旧型客車や貨物車が留置されています。
060908▲ 面白車両は貨車ですね。窓ガラス入りとなったのは人が乗って外をみるためなのか、外から中を見るためなのか?、初めからなのか、それとも改造を受けてから設置されたのか? どちらなのでしょうかね。

① 斗南13:55(區間快車)→14:18二水
05こちらのホームにもDAEWOO號が入線してきました。
4人一緒の乗車ですが、不銹鋼號さん、千住のヤスベーさんのお二人は、彰化機関区に向かわれます。
次にお会いするのは台北のホテルです。

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14:18 二水站に到着。降りたホームには、白い玉砂利を敷き詰めた和風庭園が設置されていました。
これも日本統治時代の名残なのでしょうか。

141518▲ 隣ホームを見ますと、線路横断の渡り廊下が設置されています。
ホームには自動で上下する、約1m四方のエレベーター式の昇降台があります。

この昇降台は車椅子に乗られている方等のために利用されています。
もっとも最近でしょうか、ホーム中央にはエレベーターが設置されているのが見えました。もうお役御免になっているのでしょうね。

出口に近づくと、集集線に乗務される運転手さんのカバンとそれに帽子がかけてあります。
タブレットも用意されていました。
集集線は、台湾でも少なくなったタブレット使用路線です。
列車交換するのは濁水站のみで、タブレットの受け渡しが見られます。

これから、一旦出口を出てから集集線の1日フリーきっぷと、台北に行くための高鐡との乗換站の新烏日までの切符を買っておかねばなりません。

ところがタッチしなければならない台鐡ICカードの読み取り機が改札出口には設置されていません。中間駅とはいえ二水集集線が分岐する起点站でもあります。なぜに設置がないのでしょうか。このままではいけないのでホームにいた駅員に尋ねますが、何もしてはくれません。困った事です。問題発生となりましたが、台北についてから事情を言えば解決するだろうと安易に考えていましたが、後々散々な事になりました。

28▲ 14:22 2人分の切符の購入は大津の86さんにお任せしました。
86さんは紙に「集集線一日週遊券、莒光號・新烏日 16:47発、全票(大人)1張、老障(老人)1張」と、書いた紙を窓口に提出されたようです。

高鐡には65歳以上の老人になると運賃が半額となる制度がありますが、台鐡では未確認でした。聞くところによると、台湾人には半額になるが外国人は除外されている、また発券してくれる站もあれば、できない站もあるとの噂です。一度試さなければ本当のことが分かりません。
86さんが発券受け取りを終えて戻って来られますと、何の問いかけもなく普通に買えましたよと、切符を見せてくださいました。
集集線1日乗り放題切符

140110_切符_二水→新烏日▲ う~ん、確かに半額の老人切符になっています。
高鐡との競争もあって台鐡も外国人にも適用されるようになったのか・・。
それなら初めからそうしておいた方が良かったなあと、ちょっと損した気分になりました。
しかしこれは、65歳になった我々には素晴らしく歓迎されることです。

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111210▲ 二水にも旧型客車が留置されていました。斗南で留置されていた客車と違って外観からはまだ現役に見え、しっかりとしています。
車両形式はES(Engnieering Sleeping carの略)としてありましたので行程宿営車(事業用車)のようです。35SP32400型客車からの改造車と思われますが、そうであれば車体重量は35㌧から30㌧に軽量されていますので、座席とかを撤去されているのでしょうね。
上から 30ES-3274830ES-3240630ES-32408 で、いずれも日本製です。

23② 二水14:36(區間快車)→15:28車埕

14:33 台中始発の區間快車2717が入線してきました。お嬢さんや恋人たちが多く乗り込みます。
この先頭車両には前方運転室横にがかぶりつきできる、鉄ちゃん用座席があります。1席開いていたので座ると横におられたおばちゃまは、隣の席を譲ってくださいました。ありがとうございました。

22212019▲ 二人で前方車窓からの景色を楽しんでいましたが、私は途中で心地良くなってジョイント音を聞くだけになっていました。

15:28 約50分の乗車で終点の車埕に到着。2009年以来の訪問でしたが、駅構内は新たにDLや保存車両が留置されているぐらいで変わっていません。訪れておられた皆さんは平日とあって家族連れは殆どなく、若者たちでした。中には一人で来ておられる鉄子さんも多く熱心にカメラを向けておられました。
2009年の集集線訪問記はこちらをご覧ください。

車埕站や途中の集集站付近は、1日をかけてゆっくりと楽しめる所です。蒸気機関車が走っていれば尚更です。残念ですが、今回は時間の都合でそのまま乗ってきた列車で折り返しです。大津の86さんご案内できずで、申し訳ありません。次回はゆっくりと来てください。

27③ 車埕15:45(區間快車2718)→16:37二水

④ 二水16:47(莒光號554)→17:31新烏日

⑤ 台中18:01(高鐡724)→
19:00台北

140110_高鐡切符_台中→台北⑥ 台北車站(MTR)→民権西路

19:00 順調に遅延なく台北に到着しました。今夜の集合時間は19:30です。少し時間が取れますので、台鐡の切符精算所に行き台鐡ICカードを見せて説明をします。
係員は、カードを読み取って確認しますが処理をせずにインフォーメションセンターに行けと言います。
インフォーメーションに行くと元行った場所を紹介します。タライ回しです。こりゃダメです。
係員は、データを読み取ったら着駅までの料金を受取って、乗車駅データを消してしまえば済む簡単な作業です。こういったトラブルは前例も数多くあるでしょうから、なぜにスムーズな作業ができないのでしょうか。ここは台鐡首都站なのに対応には呆れました。
時間も無くなってきましたので諦めて、本隊が待っておられるサンルートホテル台北へとMTRに乗って向かいました。

2919:30 ホテルロビーではみなさんがお待ちでした。チェックインを済まして荷物を置いてから夜の繁華街へと向かいます。
団長から案内していただけましたのは、山東水餃大王の燦路都飯店。

台湾ビールで乾杯の後は、この3日間の行動報告、エピソード等を語らいながら大いに盛り上がりました。
そして、ホテルの部屋に戻ってからも続きました。

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明日は、6人揃って台鐡EMU100型の復活イベント電車の撮影に挑みます。 早朝6:30の出発です。今夜も早めの就寝となりました。  Part9へ続く

6 thoughts on “2014年 絶景の台湾鉄路、冬の旅 Part8 台湾鉄路の便當(駅弁)、台鐡老人割引切符、集集線、台北へ

  1. 今日も楽しいレポートありがとうございました。二水には、台北方線路わきにCT278が保存されていますが、今回はご覧になりましたか。保存状態はかなり悪いですが。

    • 私は2009年に訪問した時に時間を取ってゆっくりと見てきました。
      http://drfc-ob.com/wp/archives/3845
      確かに保存状態は良くありませんが屋根が付いているので朽ちることはないでしょうね。今回は、大津の86さんも見学したいと言っておられましたが、残念ながら時間が取れませんでした。次回に集集線もまた訪問したいと思っていますので5年経ってからの姿も見てみます。

  2. 楽しい旅行記ありがとうございます。
    台鉄のICカードの使い方はTRAのサイトにでていますが、使用規定によると区間外や時間超過には厳しいようです。区間外の場合は、正当な理由がないと50%増、同一駅で出場するときは1時間以内14元(入場券扱い)、1時間以上3時間以内はICカード区間最大運賃の50%、3時間以上は最大区間運賃(北部222元、南部223元)、違う駅でも発駅から着駅が80km内は3時間以上、80km以上でも5時間以上で最大区間運賃となっているようです。北部ゾーンと南部ゾーンの跨りも禁止です。撮影でのんびりしているとひっかかりますね。また使える区間を認識していないと大変です。運賃は10%引きの磁気カードと同じことになりますが割安ですし、チャージできない駅もあるからか60元までマイナスでも1回出場できるのも良いですが。しかし、処理を簡単にできないのはなぜでしょうね。

    • 台鐡ICカードの詳細を教えていただきましてありがとうございます。
      日本と違って問答無用の厳しい規則ですね。下車する駅に読取機が設置されているかが分かりませんので、これでは安心しての使用は難しそうに思えます。どうやら未設置駅では下車証明書を発行してもらわないと、ルールが適用されるのは必至ですね。しかし今回は二水站で申し出ましたが、証明書を発行してもらえませんでした。困った事です。
      三坑站でも処理を依頼しましたが、駅員はカード読取機が設置されてはいても事務室内に処理機がないのでできないとの返事でした。台北站では絶対にできるはずですが、駅員はタライ回しでした。解決できたのは高雄站でこれもタライ回しにされた挙句の思わぬ処理でした。詳しくは紀行記に掲載させていただきます。
      駅員の誰もができる作業ではないことは事実としては分かりました。最新設備を導入しても駅員教育が出来ていないのが実態です。

  3. 日本国内でも2時間ほど超過するとアウトの警報が鳴り、事情を話して解放してもらった経験のある人も多いと思います。不銹鋼さんの話を読むと台湾は厳しいなと思いました。私の場合、クモハ73106東ウラ団長さんよりいただいたICカードで台北駅を7時過ぎに入り、三坑駅に10時出場で警報が鳴り、事情を説明したら日本と同じように機械にカードを入れて処理してくれました。

    • う~ん、三坑駅でトラブル処理をしていただけましたか。私はカードの違いこそありましたが、問題が出た台鐡ICカードを読取機にかざして改札におられた駅員さんにも見てもらいましたがダメでした。どうしてだったのでしょうね。
      人を見てするかしないかを判断されているようでしたら準特急様には人徳があって私にはないと思われたのかも・・。それはうかがった見方ですので、そうではなく処理がややこしそうだと思われたように見えました。
      しかし、悠遊カード、台鐡ICカード、高雄MTRカードについては、まだまだ使用範囲や周知等のサービスに関しては、発展途上にあるように見えます。これからに期待するしかないのかもと思ったりします。今回の顛末については、それぞれのカードを知る上では勉強になりました。いざ自分が直面しないと分かって来ない浅はかさ?も勉強になりました。

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