2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part23 Stație Cluj-Napoca(クルージ・ナポカ駅)と列車

DSC_6246_100DSCN973760▲ クルージ・ナポカ駅広場に静態保存されている大型蒸気機関車の150-139号機
第2次世界大戦後に増加した貨物輸送に対応すべく東ドイツの50型をコピーして製造されました。動輪は5軸E型の貨物用、1946~1650年に282台が投入されていました。

第12日目 2月22日 その2

DSCN973059▲ 14:08 到着した40-0194-7号機牽引の列車

DSC_6250_100DSC_625818DSCN9511_100g▲ 14:05 97-0622-7+57-0574-4 
ホーム端に別のホームが2面ありました。どうやら区間列車専用ホームのようです。

Interr gional calatori
これが昨日駅構内に掲示されていた謎の時刻表の列車です。

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DSC_626519▲ 14:09 入換用ディーゼル機関車 89-0554-9号機

DSC_6279_100▲ 既に廃車扱いとなっている2階建て客車 車体番号 50-53-26-17354-7

昨日、駅コンコースホール内で撮影していますと警備員から撮影禁止と中止を受けました。駅構内での撮影も中止を受けないかとビクビクで、目立たないようにして、カメラは撮影する時だけ出しておりました。
そうしていますとヤードの向こうから線路を渡って堂々とカメラを持った青年が現われました。どうやら鉄ちゃんのようです。え~、ルーマニアに鉄ちゃん・・?
彼は近づいてきて丁寧に挨拶してからスマホを取り出し自分で撮った写真ですと鉄道写真の数々を見せてくれます。そして、今日の15:30頃に歴史的な機関車が来る。友達も一緒に来て撮ると申します。”歴史的な機関車”とは一体何? 今日は日曜日です。イベント列車でも走るのか、それはひょっとして蒸気機関車なのかも・・、と、思い込みが入ってしまいました。
もしそうならこんなラッキーな事はありません。これから旧市街に走るトラムを撮りに行こうと思っていましたが、ルーマニアの鉄ちゃんがいう事が本当なら待たなければいけません。駅構内での撮影を続ける事にしました。
駅構内や沿線での撮影をしていても問題ないかを聞きましたが、なぜに聞くのかと全く問題にしていません。安心しました。しかし、歴史的な機関車が来ると言うニュースは何処から知ったのでしょうか。そして一般人の鉄ちゃんがこんな情報を知っているという事はルーマニアでは鉄ちゃん活動が活発にあるのだと思えました。

DSC_627320▲ 14:21 40-0194-7号機 Class40 スェーデンのASEA社(現;ABB)からのライセンス生産で1965~1991年に製造されました。車体色はいろいろと違っていますがルーマニア鉄道の主力機です。軸配置Co’Co’、出力5,100kw、最高速度120km/h。

DSC_628322DSC_6287_100▲ 14:35 40-0756-3号機

ダイヤ通りだと”Sighetu Marmatiei”行きなのですが・・。行先表示板が違うようです。

DSC_629123▲ 14:41 続いて40-0612-8号機がたった2両の客車を牽引して発車しました。Targu Mures行き?
先ほどのルーマニア青年が友達を連れて戻って来ました。これから東方向に撮影ポイントがあるので一緒に行かないかとのお誘いです。即決で同行させていただきました。
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▲ 15:21 撮影地Google座標; 46.785259, 23.612908
約3キロを約40分歩いて着いたのはもう廃駅になったホームでした。線路は左右とも真っ直線に続いています。線路際ではありますが地元の鉄ちゃんが薦めるだけあって、絶好の撮影地です。直ぐに列車が来ました。

DSC_630424▲ 15:24 40-0565-8号機牽引のローカル列車が来ました。

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▲ 15:54 彼らが求めている列車が来るようです。しかし来たのは思い込んでいた蒸気機関車ではなく何の変哲もない電気機関車41-0105-1号機牽引の客車列車でした。ルーマニア鉄道をよく知らない私には感激はありませんが、彼らはこれが撮りたかったのでしょうか。

DSC_632927▲ 16:10 40-0078-2号機 Oradea行き?
もう少し撮ろうと言うので待ってみましたが、これも40型電気機関車です。期待は幻だったようです。しかし、かつてはニコラエ・チャウシェスクが独裁政権の悪政を敷いた共産国家であったにも関わらず若い情熱を持った鉄ちゃんがいる事に感動しました。歳を聞くと二人共20歳で工員でした。カメラはNIKONとオリンパスのデジタル一眼レフを持っていました。

これからどうすると聞かれたのでトラムを撮りたいと申しますと、案内するので一緒に行こうと誘われました。   Part24に続く

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