先日、奈良の駅名研究家氏からメールで、「大学のBOX宛で関三平先生から米手先輩に封書が来ています」と連絡が来ました。ついに来るものが来たか!と召集令状を受け取ったような感慨を持ちました。
関先生の新聞に連載されている「昭和の電車」シリーズをデジ青に掲載していることを知られた先生から「著作権の侵害だ!」とお叱りを受けるものと覚悟をして手紙の転送を待ちました。
現会長は米手作市なる人物が誰かを知らず、尋ね廻った様子で、手元につくまで二週間を要したことになります。また、文面を拝見したら昨年にも送られたそうなのですが、昨年は私には連絡が無く、一年の延着となってしまいました。重ね重ねの失礼をしていたわけです。
さてお手紙を恐る恐る開けて拝見しますと、なんと関先生は当初よりデジ青の記事をご存じで、乙訓の長老や藤本氏などの投稿を詳しく読んでおられたようなのです。
「昭和の電車をデジ青で取り上げて頂き、”その筋の権威”の方達の解説・・・コラムに書く前に知っておきたかった事が一杯・・・京阪を採り上げる時には怒られへんやろかとビクビクしつつ・・」などと書いて頂いていました。(下記原文参照)
つまり抗議のお手紙では無かったのです。
お叱りを頂くのが当たり前の状況なのに、このようなありがたいお手紙を頂き、私は唯々恐懼致しております。早速お詫びとお礼状を送りました。
ここに関三平先生からのお手紙と、同封頂いた年賀の一文を皆様にもご覧いただき ます。
なお、この他にも新聞に掲載された京阪荷電113号、石坂線11号・18号、阪急556号・新京阪704号・京阪1312号の原画のカラーコピー三枚もお送り頂いております。会員にご報告させて頂くと共に関先生には改めましてお詫びとお礼を申し上げます。
数々の失礼をお詫び申し上げます。そしてありがとうございました。
米手作市
米手作市様
何と素敵なお話しでしょう!
米手様のお陰で関先生の存在を知り、作品の数々を拝見していく中、先生著の「昭和の電車」も購入してしまいました。知らず知らずのうちにファンになってしまったのでしょうか!?
米手様、このご縁を大切に、是非先生との太い絆が出来ませんでしょうか?先生から直接お話しを承る機会などが出来ると素晴らしいことですね。
お年賀状が阪急2800というのが、また何と喜ばしいことでしょうか。そして、先生からお受け取りになられた作品を是非拝見させて下さい。よろしくお願いいたします。
マルーン様、
私も突然のことに驚いたり喜んだり。
調べてみたら2010年からの連載です。関先生は京都工芸繊維大学の意匠デザインを卒業されているので、電車の画も正確なのでしょう。特に色の再現性も正確なのではないでしょうか?以前、江若バスの色についての質問がありましたが、先生がバスにもご関心があれば正確な色を再現していただけたのに、と思います。
まだ十年は続くそうですから楽しみに待ちましょう。