佐竹保雄さんの写真展「東北を旅して その9」が、きょう4日(土)から、ひと・まち交流館京都で開かれています。さっそくクローバー会会員もアサイチから来場、午後からは、福島からの避難者の声を聞く会もあって、初日から賑わいを見せています。
昨日の準備作業も、呼び掛けに応じていただいた会員3名が馳せ参じ、写真の貼り付け作業に精を出しました。一時は準備不足の心配もありましたが、一同の結束した作業のお陰で、予定時間内に完了しました。快く応じていただいた皆さまに御礼申し上げます。私のほうは、貼付物の忘れものがあって顔が青ざめましたが、今日午前に届けて事なきを得ました。▲黙々と作業に取り掛かる会員たち。
注目は、やはり佐竹さんの東北の写真でしょう。私など蒸機に目覚めて東北をさまよった時期に比べて、15年以上も前から、黙々と東北各地で撮られてきた質量は、圧巻そのものです。また蒸機だけでなく、当時のほかの鉄道車両もきっちり記録されている点、敬服の限りです。今般、不通となっている山田線の復興支援のため、写真コンクールが催されて、佐竹さんも応募され、その一端が紹介されています。なお、先の報告で「煙室延長のC51などの珍車・奇車をご覧に入れます」と書きましたが、あまりの写真量の中で、ついに見つけ出すことができなくなり、来年のお楽しみになりました。ご了解ください。
不詳、いや不肖、特派員の「復興途上の常磐線を行く」も、来場いただいた皆さんと会話する機会ともなり、皆さんとの交流の一助となったこと、たいへん嬉しく思っています。
▲展示の1枚から。佐竹さんはいつも「どんな車両でもカッコ良く撮ってあげたい」と言っておられる。このキハ81「はつかり」もまさにそうだと感じる一枚。やや俯瞰気味に撮られたブルドック顔は、なかなかの男前ではないか。