2014年 遥かなる東欧の旅 Part22 バルカン諸国一人旅 ベオグラードのトラム その2

第12日目 2月26日 その3
ベオグラード21:50→8:13ソフィア

00_トラム路線図0511:20 総延長が127キロもあるベオグラードのトラムです。終点まで行きたいのですが、どの系統に乗っても、往復約2時間以上はかかると思われますのでNGです。近場で良さそうな所はないかと、地球の歩き方を見ますとカレメグダン公園が良さそうに掲載されてありましたので2系統に乗車して向かう事にしました。

01_2系統▲ 2系統は環状ラインを走行します。電停には停車するトラムの路線と電停名がハッキリと記載されています。

07▲ 11:43 撮影地① トラムは川沿いを走ると、途中からはループをして丘を登り始めました。サミット地点がカレメグダン公園の入り口です。殆どの客が降りましたのでつられて降りてしまいました。

06▲ 撮影地② 公園内から見下ろすと先ほど通ったループが見えます。

02_カレメグダン公園121411▲ サバ川とドナウ河の合流点を見下ろす小高い丘の上は戦略的にとても重要な地点なので紀元前4世紀に要塞がたてられました。ただ現在残っているのは18世紀以降に造られた城壁です。公園を歩くと歩道に沿って土産物屋台が並んでいます。民芸品が多く、 毛糸で編んだ帽子や靴下が面白そうでしたが、まだ旅は続きますので買うのは自重しました。
10▲ トラムを描いた油絵は買って帰りたかった1つですが、やはり荷物になるので諦めました。

15▲ 12:45 公園前の電停に戻ってみますと丘から市内繁華街に向かう広い歩行者道路がありました。これは観てみたいと街角散歩に切り替えです。地図を見ますとクネズミハイロ通りで、両側は中世風の建物が並んでいます。

13▲ 風鈴?いや、風鐸なのでしょうか。中々インテリアとしては面白そうですが、これも買わずでした。

16▲ オープンカフェですか、各所で見受けられました。軽食も用意されているお店もありました。

17▲ 市内中心部に近づいてくるとお洒落なブティックや各専門店が並んできました。ピエロやストリートミュージシャンもおられます。

そろそろトラムに乗りたいのですが、地図をご覧のようにトラム線とは平行に歩いてしまったようで方向を失いました。迷走し、途中途中で聞きながら何とかたどり着きました。

18▲ 13:30 撮影地③ サラエボと同様に日中も車はライトを点灯する条例があるようです。トラムも同様に前照灯を点けての走行です。道の両側端を上下とも走行しています。
走るは、5系統の377連接車です。

19▲ 10系統、タトラKT4M-YUB型405406の連番の連接車4連が坂を下って行きます。

20▲ 2系統の346連接車。よく見ますと軌道部分は石畳で専用軌道のようです。

21▲ 13:34 撮影地④ 2系統の409連接車は、他車とは違ってのツートンカラーです。

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▲ 道の両側を走行しまうので歩道が電停です。道路中央を走るのとは違って、この方が安全です。高齢者にも乗りやすいですね。乗客がズラリと並ぶ電停に到着するのは10系統367連接車です。

24▲ 13:52 撮影地⑤ 10系統に乗車して終点1駅手前で下車して折り返します。
向かってくるのは、10系統の385連接車です。

31▲ 14:03 撮影地⑥ 往路でマークしておいた青空マーケットに到着。私は日常的に家事をしていますのでマーケットを覗くのは大好きです。しかし最近は海外のどこに行っても同じ野菜があって珍しい物がなくなってきました。今日は珍しい野菜に巡り合えるのでしょうか。
値段票の単位は1㎏の値段です。1.2倍が日本円になります。野菜の値段は農業国だけあって目茶目茶安いですね。

▼ マシュルームは、大きさによって売り分けられていました。中国でも同じ大きなマッシュルームを見ますが、売り分けはなく一緒です。客は1個1個を選んで買います。日本でも最近大きなマッシュルームも見受けられるようになってきましたが、高価です。
32▲ 真ん中はオリーブ漬ですね。種類や漬け方が違っていたりするのでしょうが、日本ではこれだけの種類を目にすることはありません。

3033▲ そして初めて見た野菜です。大根の一種なのでしょうか?全体が凸凹だらけです。どういった調理方法で食べるのでしょうか。

←はマスですね。この付近の川で獲れるのでしょうか、それとも養殖をしているのか。魚類はこれ一種だけでした。

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▲ 14:21 青空マーケット前の電停から2系統に乗って環状ルートをベオグラード本駅方向へと向かいます。

26▲ 古いマンションが立ち並ぶ旧市内を走ります。日中とはいえ利用客は多く車内はビッシリで混雑しています。

35[googlemap lat=”44.80242685270507″ lng=”20.466333031654358″ align=”left” width=”300px” height=”180px” zoom=”17″ type=”G_NORMAL_MAP”]44.802427,20.466333[/googlemap]34▲ 14:45 撮影地⑦ 大きなロータリーがあるスラヴィヤ広場前にやってきました。
ここは3方向からの路線がロータリーをぐるりと回って行きます。中々見られる光景ではありませんので俯瞰場所を探しますが、見つかりません。下から撮るにもバスやら車も一緒にきますので、スッキリとしたショットにはなりませんでした。

お腹が減ってきましたので遅い昼食です。ロータリー广場のマクドに入りました。
満腹なるとドッと疲れが出てきました。しばし、席でのウトウトしました。
16:37 マクドを出るともう夕暮れが近づいていました。
37▲ 16:37 ロータリーのループに入って行く10系統の296連接車
36▲ 16:42 5系統が交差する電停です。珍しく道路中央にホームがありました。停車しているのは、9系統の607連接車+トレーラー。

43▲ 16:46 292連接車は、ベオグラード本駅への緩やかな坂を下りていきます。

44▲ 16:47 逆に駅から上がってくる613連接車+1438

45▲ 17:00 もう撮り飽きたと思ってきたら塗装の違う630連接車+1442がやってきました。嬉しくなります。

42▲ 17:04 朝撮った爆撃で破壊されたビルです。216+299連接車の4連がきました。

49▲ 17:15 時計台のある立派なビルです。GoogleMapではSerbian Railroadsと出てきましたのでセルビア国鉄の本社ビルなのでしょうか?(不確実です) トラムは3系統の618連接車です。
an Railroads
47▲ 17:50 前面左のウインカーを点灯して駅前電停に近づく234連接車。

48▲ 17:55 トラムを撮りながらの一日が終わりました。200~250編成があるようで、とても全部は写せませんがご紹介した以外にも数倍は撮っています。半数は撮ったろうと思います。もう少し車種が多ければ面白いのですが、共産圏の国の鉄道車両は同じ車を大量生産するようで色違い程度しか変化がありません。
しかし、サラエボといい、ザクレブといい、トラムが都市交通の主役として活躍している姿を見る事が出来るのは鉄ちゃんとして嬉しい限りです。次に来る機会がありましたら新緑の頃が良いですね。全線にも乗ってみたいと思ったりしています。

さあこれから夕食を取って、欧州では初めての夜行寝台列車に乗ってソフィアに向かいます。どんな寝台列車で、同室者はどんな方なのか楽しみです。 Part23へ続く

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