第14日目 2月28日 その1
ソフィアからBalkan Expressに乗車してイスタンプールへと向かいましたが、手前で鉄道は工事中のため休止中、バスによる振替輸送と思わぬ現状に驚きましたが、無事にスィルケジ駅に到着しました。
7:37 少し駅構内を見た後は、駅近くの両替所を探してトルコ通貨を手に入れました。
8:54 駅前通りの食堂からの呼び込みに誘われてトルコ風朝食を注文しますと、モーニングセットが運ばれてきました。
黒い豆粒はオリーブの塩漬けです。そして定番のトルコティが付きます。お茶はオスマントルコ時代の初期に、中国経由でヨーロッパから入ってきたそうです。
▲ 9:39 撮影地① ゆっくりと朝食後はホテルへと向かいます。道路併用軌道に車が走っているのが朝のラッシュにしては意外と少ないので、重いキャリアケースを持ちながらも頑張ってT1系統のトラムを撮りながら行く事にしました。走るは先頭713連節車です。
▼ 両側の歩道幅もさほど広くはない狭い道を先頭742連節車は走っています。
▲ イスタンプールはボラポラ海峡を挟んでヨーロッパとアジアに別れています。ここはヨーロッパ側の旧市街です。丘陵になっていてゆっくりとピンクのラッピング、先頭736連節車は坂道を上って行きます。
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▲ イスタンプール交通局の公式HPに掲載されていますトラムとメトロの路線図です。
詳しくご覧になりたい方は、こちらをクリックしてください。他にも交通マップがみられます。
【 イスタンプールトラムの歴史 】
1872年に敷設された馬車軌道が始まりで、1912年まで運行後に電気軌道へバトンタッチされましたが、モータリーゼーションの激化とトラムの近代化が遅れてヨーロッパ側で1961年、アジア側で1966年に廃止となりました。しかし、滑らかになると期待された都市交通は悪化するばかりで環境悪化も進んだ結果、快適な都市を求めての見直しが行われ1989年にメトロが新規開業され、続いて1992年にトラムが復活開業されました。
▲ 2004年からは、70%低床式のボンバルディア社製のフレキシティ・スウィフ (Flexity Swift)A32型、55編成が投入されました。このために電停を低床対応ホームに全て改造されたというから驚きです。中間車はパンタと台車のみで、車体長29,700㎜、幅2,650㎜、出力120kw×4、最高速度90km/hです。
▲ 9:52 撮影地② こちらは全車低床化の為に2009年から37編成が投入された、アルストーム社製の70%3車体低床車シタディス(Citadis)301型。車体長28,000㎜、幅2,650㎜、最高速度70km/h。
トラムは、全車通常は2編成で走行しています。
▲ 10:34 電車道を離れ、標高差60mの急坂を上ったAlaaddin Boutique Hotelにチェックインしました。年寄りには応えます。2日間連続の車中泊でしたので、シャワーを浴びてから午後に備えて少し休むことにしました。 Part29へ続く