第14日目 2月28日 その3
① ソフィア18:45(列車)→8:10イスタンプール
② エミノニュ15:36(Tram)→16:04トロビュス16:20→16:30ゼイティンブルヌ
③ ゼイティンブルヌ16:43(Metro)→17:05アクサライ
④ アクサライ17:24(Tram)→17:42エミノニュ17:44→17:54カダタシュ
⑤ カダタシュ18:00(フニキュレル)→18:03タクスィム
⑥ テュネル広場20:22(テュネル)→20:24カラキョイ20:40(Tram)→スルタンアフメット
バルカン半島最大の1,416万人(2013年調査)が住む大都市のど真ん中に公共機関として、地下にフニキュレル(トルコ語でケーブルカー)があるとは驚きです。
T1号線の終点カダタシュ(Kabataş)駅の横からは地下へのエスカレーターがありました。
▲ 17:57 地下ホームに着きました。フニキュレルは、カダタシュとタクスィムの594mを約2.5分で結んでいます。開業なったのは2006年6月29日で、車両はスイスのCWA社製です。
▲ 18:06 着いて上がった地上はタクスィム広場です。ここはオスマントルコ時代に水源から送られてきた水を各町へ分水する施設があったことから、分割・分配を意味するアラビア語から名付けられました。広場を囲むように1,000㎜ゲージがループしています。その先には、新市街のメインストリートのイスティクラル通りが見えました。
▲ イスティクラル通りをノスタルジックトラムのT5号線(1.6キロ)が走ります。現在のトラムが復活される以前に走っていたトラムを1990年12月29日に復元して観光用を兼ねて2両が走行しています。
通りの両側や入った横道には、ブティック・専門店・レストラン・カフェや物産・土産物店等々が並びます。
大勢の市民の皆さんは、夜の散歩を楽しんでおられます。
18:42 海のそばだけに魚市場と魚料理専門レストランも併設されています。
試しに入って見ましたがメニューが読めず一苦労の末に注文したのはご当地名物のサバのサラダです。
けれど、こってりしていてあまり美味しいものではありませんでした。
▲ 新市街のランドマークになっていますガラタ塔。高さ67mで建てられた6世紀は灯台として利用された後は監視塔、監獄、天文台と用途を替えて時代を見てきました。
▲ ようやく終点に来ましたら大音響が聞こえ、激しく踊る姉さん方を乗せたトレーラーを牽引して223号車が下りてきました。しかし衣装が揃っていないジャンバーにGパン姿では雰囲気は盛り上がりません。せめて民族衣装は着て欲しかったですね。
▲ 20:14 ノスタルジックトラムが停車しているのは、終点のテュネル電停で、後方はイスタンブル・トンネル、またはテュネル(Tünel)と呼ばれています、もう1つの珍しいケーブルカーの駅です。
▲ テュネル(Tünel)は、トラムT1号線のカラキョイ駅から坂上のテュネル広場駅までの573m、高低差60mの勾配を約2分かけて結んでいます。
開業はロンドン地下鉄に次いで1874年12月に完成(営業開始は1874年1月17日)した世界で2番目、ユーラシア大陸では最初に開業した地下鉄です。
世界で最も短い地下鉄とも称されています。
▲ 厚さ80㎝もの煉瓦のトンネルはフランス人技術者により設計され、約3年5ヶ月をかけて完成しました。当時としては大変な難工事だったのでしょうね。最初は複線循環軌道だっただけに広いトンネルです。
テュネルについては、よく分かる佐藤尚氏の専門的な記事がネットにあります。こちらをご覧ください。
この地下鉄は1900年に開業するパリのメトロの試金石にもなりました。
▲ こちらは下のカラキョイ駅です。
この車両、面白いなあと思ったのは屋根に取り付けられたガイドレールです。
懸垂式モノレールのようなガイドレールが2両用として2本設置されています。地下鉄やケーブルカーようでもありモノレールにも通じます。そしてなぜかゴムタイヤ車です。中々、面白い車両ですね。
▲ 20:30 カラキョイ駅を出ました。ここが駅舎とはとても思えない街角に立つ薄暗い古いビルです。開業時間は平日7:00~22:45と、観光用ではなく市民が通常利用する交通機関です。
▲ 20:39 ガラタ橋を渡ってきたトラムです。さすがこの時間になると立っている人がないほど空いていました。
▲ 今日動いた軌跡です。主だった色が既に使われていますので黄緑にしております。
今日はお昼に一休みはしましたが長い1日でした。何となくイスタンプールの雰囲気が分かってきましたので、明日は幅広く動くつもりです。
ホテル近くのお店でサンドイッチとビールを買いこみ一人乾杯の夜を過ごしました。 Part 31へ続く