2014年 遥かなる東欧の旅 Part29 バルカン諸国一人旅 イスタンプールのトラム その2

第14日目 2月28日 その2

01_トラムカード14:30 ホテルで一休みとった後、イスタンプールの街歩きに出かける事にしました。

まずはイスタンプールでの市内移動には必需品のイスタンプールカードの購入です。
これがあれば交通機関は全て利用できて割引料金になります。
ちなみに1回券は4TL(約180日本円)ですが、1.95TLと約半額になります。チケットを買う手間も省けますのでとっても便利なのですが、ホテル近くの電停には売っているKioskが見当たりません。困った事です。Kioskを探すためにトラム線に沿って、坂道を下りて行く事になりました。

02▲ 朝の到着時と比べると車が動けないほど増えてきています。しかしトラムの走行には支障がないように離れて待っていますので立派なものです。よほどトラム廃止から復活までにルール厳守、交通マナーが徹底されたものと思われます。
030405▲ 14:42 国鉄スィルケジ駅近くまで下りてきました。Kioskは見つけましたがシャッターが閉まっています。国鉄駅に行っても売っていません。困ったことです。

14:47 近くのカフェに寄っての昼食タイムにしました。これから街中でつまみ食いをしますので簡単にパンとコーヒーです。

06▲ 15:14 トラム後方に見えますのが国鉄スィルケジ駅ですが、ご覧のとおり工事中で養生シートが設置されていて美しい姿を隠しています。歩道橋からの撮影です。
このカーブを曲がれば港が見えてきます。

06_1▲ 右側にアジア側等に行く船着場が並んでいます。トラム線は沿って敷設されています。

06_2▲ ベオグラードでも良く見かけられました屋台の焼き栗屋さん、ここでは3輪リヤカーで販売しています。栗の原産地は中国(China)、北アメリカ、地中海沿岸地方だそうで種類も大きく4種類あります。トルコは中国165万㌧、韓国7万㌧に次いで6万㌧と、一応世界3位の生産国です。ここで売られているのは多分マロングラッセで有名なヨーロッパグリと思われますが、小ぶりで病気や害虫に弱いので日本では栽培されていません。

100g4TL(約180日本円)で、売られていましたのでどんなものかと買い求めましたが味は見分け付きませんでした。

07▲ 15:30 焼き栗を食べたのが良かったのか、船着場のKioskでようやくイスタンプールカードを購入できました。4日間滞在しますのでたっぷりとチャージして、ようやくトラムに乗って出発です。
今までの旧共産国の信用乗車と違って、電停には自動改札機が取り付けられています。どこからでも出入り可能な電停のようですが、柵が設置されていて係員が常駐していますので不正乗車はできないようになっています。

08▲ 15:38 歩いてきた方向に向って通過するのは、泊まっているホテル近くの電停付近です。先ほどより人が出てきました。旧市街地はどちらかというと夜型です。

09 10▲ 16:04 Mbと略されるメトロビュス(MetroBus)との乗換駅ジェヴィズリバーで降りて見学です。マイカー等で混み合う高速道路の中央に専用レーンが設置されてスムーズな運行がされています。高速道路を跨ぎトラム駅と接続する跨線橋には自動改札口が設置されています。これは長い橋上駅ですね。

1110_1▲ 16:30 メトロとの乗換駅のゼイティンブルヌ(Zeytinburnu)に着きました。ここは空港へ向かう帰路に利用する駅で乗降客が多いのでしょうね、真ん中に乗車用の広いホームと、外側に降車ホームの設置があります。またメトロホームからは乗換に便利なようにスロープが付けられた通路も設置されています。重いキャリアケースを持って移動するには気の利いた設備です。

13_2▲ こちらは橋上駅になったメトロ側の2階改札外コンコースです。パン屋も入っていてひっきりなしに乗客の移動があります。出入口近くにはズラリと各銀行の様々なATMが並べられているのは、どこかの国の駅でもよく見かけられる光景です。
12帰りに迷わないようにロケハンしておく必要がありましたが、これで大丈夫です。

旧市街地への帰りはメトロに乗車する事にしました。

12_1▲ 16:43 入線してきたのはメトロ開業以来から使用されています500型です。この車両は2両1組の連接車ですが、片運転台で両側ドアの変わった車両です。4編成の8両連結で運用されています。当然非貫通で、災害発生時の車両間移動ができませんが、メトロと言ってもこの路線で地下線になるのはアクサライ側の数駅間と空港駅くらいですから問題ないのでしょうね。ゲージはトラムと同じ1,435㎜、電気もDC750V、パンタ集電と同じです。

12_2▲ 17:05 乗車約20分で終点のアクサライ(Aksaray)に着きました。地上に上がってみますと広場になっているだけで、乗継したいT1系統のトラム電停が見当たりません。
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[googlemap lat=”41.00976474378691″ lng=”28.951246440410614″ align=”undefined” width=”570px” height=”280px” zoom=”17″ type=”G_HYBRID_MAP”]41.009765,28.951246[/googlemap]▲ 17:21 一緒に降りた皆さんに付いていってT1系統の電停が分かりましたが、乗換には約10分を要しました。誘導案内板がありませんので、閑散時間に降りられた初めての客は困るでしょうね。

14▲ 17:42 トラムに乗車して約18分で再び港の船着場のあるエミノニュ(Eminönüに戻ってきました。ただ乗車したトラムは2本に1本がここで折り返していきますので、仕方なく降りた格好です。目的地は金角湾を渡った新市街です。

15▲ 17:46 中央にトラム専用軌道が設置された幅の広いカラタ橋を渡って行きます。橋の欄干では大勢の市民が釣り糸を垂れています。何が釣れるのでしょうね。

16▲ トラムの車内ですが、ようやく撮れるぐらいに空いてきました。いつも満員で走行している事が多く珍しい光景です。

17▲ 17:54 約10分の乗車で、T1系統の終点カダタシュ(Kabataş)に到着です。ループ線はなく折り返しの運行です。ここは新市街のフェリーターミナルがあります。また高台にあるタクスィム広場(Taksim Meydanı)とは、地下ケーブルカーのフニキュレルで結ばれています。

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1,416万人(2013年調査)が住む大都市の真ん中に地下ケーブルカーがある!?
夕闇が近づいてきました。これから夜のイスタンプールをご案内させていただきます。
Part30へ続く

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