天然色写真で語り継ぐ あの日あの時 【26】 秋編

三条通で夕景・夜景を撮る

三条通の京津三条~東山三条~蹴上は、前にも言いましたが、ほぼ東西を向いています。と言うことは、夕方なら、夕陽を受けたり、バックにしたりすることができます。自分好みのフォトジェニックな光景を求めて、昼間から、ずっと付近をウロついたものです。神宮道の交差点から少し東に歩道橋があって、格好の夜景撮影ポイントだった。ただし、よく揺れるので、長時間露光は無理で、静かにして揺れが収まってから、ほんの数秒間だけ露光した。この写真のように、神宮道で右折するクルマに邪魔されて、直進できずに停車してしまう、わずかな時間が狙い目だった。

近くの女子高校で授業が終わった頃、停留場で電車の到着を待つ彼女たちを、夕陽が照らし始める。陽が沈むと、周囲は蒼い時間帯となるが、高台にある都ホテルだけは、まだ残照があるのか、鈍い輝きを見せる。ライトを点灯した80形が到着する。手前の古川町の横断歩道を、親子連れが足早に渡って行った。西のほうを見ると、夕焼け空が広がっていた。同じ地点から見ても、ものの10数分で暗闇になって、京津三条へ向かう、80形のテールライトが映える。神宮道の歩道橋へ移動して、バブル撮影を試みる。

バルブ撮影の場合、撮影場所の歩道橋の揺れもあるが、車両そのものの揺れがあるから、停車してから揺れの収まりを待たなければならない。待っている間に発車したりして、なかなか上手くはいかなかった。

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