2020年冬 上越鉄路見聞録 Part7 青春18きっぷで駅そば食い鉄、日本酒飲み鉄旅

第4日目 12月14日

今日は帰宅しますが、久しぶりの鈍行列車の乗っての旅です。12月になって今年初めて青春18きっぷを買いました。ただ北陸新幹線開通後は長野までは第3セクターになってしまったので使えません。1,520円の別途運賃が必要になりました。
朝6時前には起きてホテルの温泉に入浴しましたが昨夜とは違ってヌリヌル感はありません。改めて昨夜の銭湯「天然温泉 釜ぶたの湯」は良かったですね。

▲ 6:40 健康朝食が売りのスーパーホテルの無料朝食です。若い時のようにガッチリと食べる事はありませんがこれだけ品数が多いと見るだけで大満足です。コロナ対策に入場するとビニール手袋が提供されてトングでの感染を防ぎます。座席も半分が撤去されてアクリ版で仕切って対策されています。


① 上越妙高 8:28( えちごトキめき鉄道・妙高はねうまライン 670円 )⇒9:02 妙高高原 9:08( しなの鉄道・北しなの線 850円 )⇒9:52 長野

▲ 8:16 降雪の予報とは違って氷雨になった中を上越妙高駅に参りましたが新幹線も停まる駅だというのに通路には殆ど人気がありません。えちごトキめき鉄道のホームに降りましたが同様です。平日の通勤・通学時間ですがコロナの影響なのでしょうか。

▲ 8:28 127系4両編成に乗車して妙高高原へ向かいます。車内もご覧のようにガラガラです。2両編成でも十分なようです。

▲ 新井を出た頃から雨は雪に変わりました。スイッチバックの二本木は積もりだしていました。今年初めての雪景色の車窓を楽しみながら、9:02 赤倉温泉スキー場の最寄駅「妙高高原」でしなの鉄道へ乗換えのために降りました。若い頃はスキーが大好きでしたのでこの時期には毎年のように降りています。駅前の様子はどうなっただろうと思いましたが乗換時間は6分しかなく改札口から出る事が出来ません。
GoToキャンペーンを利用して一泊して久しぶりにスキーを楽しんでも良かったですね。ちょっと計画不足でした。

▲ 9:08 北陸新幹線 長野~金沢が開業後にこちらも第三セクターとなった「しなの鉄道・北しなの線」に乗り換えて長野駅へと向かいます。乗車した車両はSR1系の投入で少なくなってきていると言われている115系ですがまだまだ現役で活躍中です。豊野ですれ違った列車も115系でした。

▲ 9:52 長野に着きました。雪は消えて雨になっていました。お昼にはちょっと早いのですが以前に食した戸隠そばが美味しかったので食べたいと時間をとりました。しかし、タブレットを見ながら駅前のそば屋を当たりますが、いずれも開店は11時からです。

▲ 久しぶりに長野電鉄の地下駅に行って見ました。地下コンコースには野菜の屋台売り場も設置されていてローカル色がありますね。

▲ JR長野駅に戻ってお酒の買い込みです。土産物売り場ですが沿線各地の美味しい日本酒がこれでもかと並んでいます。全部飲んでみたいですが、その中から2本とワンカップ一瓶を選んで、後はビールでした。

 

② 長野 11:12(快速)⇒12:25 松本 12:32⇒12:48 塩尻

▲ 11:02 長野を発車しましたが、今までと同じくガラガラです。長野~塩尻は信越本線・篠ノ井線となっていますが豪雪地帯です。途中から雨が雪に変わりました。

▲ 11:39 スイッチバックの姨捨に到着。日本三大車窓の一つと数えられる善光寺平は、降りしきる雪に阻まれて見えませんが、3分間のサービス停車です。

関西から長野に行くには必ず通った姨捨です。5月の時は白いリンゴの花咲く中を通りました。
1970年(昭和45年)以前はD51が牽引していました。
懐かしい思い出を思い浮かべながらの停車でした。

 

▲ 12:25 松本に到着、ここで小淵沢行きに乗り換えて中央西線の分岐駅の塩尻へと向かいます。

 塩尻では20分間の乗り換え時間がありました。お腹も空いてきましたので駅そばを食べたいとホームを探しましたがありません。橋上駅の改札口に上がってお聞きしますと通路の端っこを指さされました。「そば処 桔梗」です。

▲ 12:54 そば屋の入口は約50㎝ほどの間口、店内は人が入れるのは2人がやっとの幅150㎝×奥行60㎝の狭さでした。多分、日本一狭いでしょうね。2人入ればソーシャルディスタンスは取れませんので入口にリックを置いて防御しました。反対側の待合室の方がはるかに多く入れます。店員さんは狭ければ一旦改札口を出て待合室側から入ってください。どうされますかと申されますがこんなに狭いのも経験です。大丈夫、こちらで食べますと返答して、かけそば 300円を注文しました。出汁は黒いですがさっぱりしていて、麺は手打ちではないですが平打ちで美味しくいただきました。駅そば屋が消えていく中、こんな店も貴重ですね。貧しかった学生時代から勤務時代までよくお世話になりました。駅そばは、大好きで今でもホームで見つけると吸い寄せられるように入ってしまいます。

▲ 長野県塩尻市は日本でも有数のぶどう産地として知られています。塩尻駅3、4番線ホーム端では日本で唯一ホームにブドウ園が設営されていました。初めて知りましたので行ってきました。

1988年より栽培されるようになったたそうで、「塩尻駅メルロ2019」として今年は11月1日から限定120本が抽選販売されました。2.2倍の抽選倍率だったそうです。続いて11月29日には「塩尻駅ナイアガラ2020」と命名された235本が第2弾として先着順に販売(1本720ml 1,400円)されています。いったいどんなお味だったのでしょうか? 機会があれば是非とも味会ってみたいですね。

 

③ 塩尻 13:08⇒15:16 中津川15:20(快速)⇒16:35 名古屋

▲ 塩尻からはJR東海の所属管轄です。車両は転換クロスシートとなり快適です。
長野で買い込んだお酒タイムの開始です。先ずは軽井沢のクラフトビールから飲み始めました。

1本飲み終えると次は日本酒です。最初は奥三河・関谷酒造の蓬莱泉のワンカップを開けました。このお酒、純米酒なのですが酒粕から蒸留された焼酎を添加されていて私が気に入っています日本酒の一つです。

塩尻を発車するとすぐにブドウ園の中を走ります。洗馬ワインとして有名な産地です。
▲ 1969年(昭和44年)冬に玉城君と一緒に藪原から撮影に回っています。車窓で見える辺りの走行光景です。中津川以北の中央西線はD51の重連が普通でした。

▲ 13:37 藪原に到着です。41年前に初めて降り立った時はまだ夜明け前の暗闇の中でした。極寒の時期で夜明けまで待合室にあったストーブにかじりついていました。

▲ 15:20 中津川で乗り換えて名古屋近くになる頃には2本目に入っていました。
▲ 16:35 名古屋ではやっぱり名物の「住よしのきしめん」を味会わなければなりません。1本列車を遅らせていただきました。

④ 名古屋 17:00(快速)⇒17:32 大垣 17:37⇒18:11 米原 18:17(新快速)⇒19:07 山科 19:16(快速)⇒19:34 長岡京

19:34 もう車窓は味会えません。タブレットで映画を見ながら飲み続けてようやく長岡京に到着です。6日後再び神谷ツアーで奥三河の雲母鉱山のトロッコ鉄道を探索に参ります。それまでは体調に気を付けて、またステイホーム生活に戻ることにしました。

2020年冬 上越鉄路見聞録 Part7 青春18きっぷで駅そば食い鉄、日本酒飲み鉄旅」への3件のフィードバック

  1. ぶんしゅう様
     今年も押し迫る中、旅気分を味合わせて頂き、有り難うございました。
     行ったことのある所やそうじゃない所、前者は思い出がよみがえり、後者は好奇心が湧くところには行ってみたいなと思いますね。
    冬の新潟県は天気が不順で寒かったことでしょうが、その代わり美味しいお酒や食べ物が一杯ありますね。その一端をご紹介頂き楽しませて頂きました。
     先日W屋ツアーで頸城鉄道や大糸線にご案内を頂きました。頸城鉄道は日本海側らしい天候の中、くびき野レールパークで「くびきのお宝のこす会」の方にご丁寧なご説明を頂き有り難いことでした。六甲山から車両をふるさとに戻し、再生して保存する、そして見学者にご説明を頂く、本当に頭の下がる思いでした。
     頸城鉄道は直江津港に直結して、米を運ぶという当初の目的が叶わず、国鉄線の手前までしか線路が引けなかっという説明がありましたが、もしも直江津港まで線路が引けていたらという思いに駆られました。
     今年は新型ウィルスで散々な年でしたが、来年は何とか今の状況から脱却出来ることを祈るばかりです。
     お体を大切に、良いお年をお迎えください。

  2. マルーン様、米手作市様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。今年は終盤になってようやく鉄旅ができました。ストレスが溜まりまくっておりましたのでちょっとガス抜きができたかなあと思っとります。来年はコロナが治まりオリンピックが開催できた後には、また海外へと向かいたいと切望しております。来年もよろしくお願い申し上げます。

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