客車廃車体訪問記 内地編75 岩手県-3

【遠野市】 39.337849, 141.538413 2021年9月26日撮影

オハフ46 2005

遠野に行くと、駅前の池で河童が寛いでいたり、座敷童などもいるそうであるが、それよりも非常に珍しい客車を見ることができる。以前はビヤステーション恵比寿、その後目白倶楽部にいたので東京近辺の方はよくご存じであろう。展望デッキ廻りはSLやまぐち号のオロテ35・スハテ35よりバランスが良いと思う。「無限」という小さいテールマークまである。台車はTR23ではなくTR11で、阿寒炭坑と鉄道館のオハ62 95がはいていたものだそうである。現在グーグルマップでは阿寒炭坑と鉄道館に台車は見えない。
車内には鬼滅の刃の衣装や小道具が多数陳列してあり、コスプレ用品を取り扱っていたのかもしれない。
撮影後、遠野駅に戻って上りのSL銀河をゆっくり見学でき、花巻では駅近くの材木町公園でデハ3も見られて良かった。
◆スハ43 122(1952年新製 川車)→(1962年改造 大宮工)オハ47 65→(1966年改造 大宮工)オハフ46 2005→1985年廃車。

この場所は、鉄道友の会客車気動車研究会会長の藤田吾郎氏に教えていただいた。当時私は遠野市にこの客車が存在することを知ったが、場所がわからなかったので藤田氏におたずねしたところ、手がかりの写真が2,3枚しかないのに即座に所在地をご教示いただいた。ところが、グーグルマップでそこを見ても空き地で、細長い物体はなかった。そこで、ストリートビューを見ると、JRバス盛岡の所有地のようで、「貸地」の看板が立っていたが、少しずつずらすと突然目的の客車が現れ、また少しずらすと消えた。客車が見えるポイントと見えないポイントがあり、ストリートビューはなぜか細切れに更新されているように感じた。また、その時は交差点から西の細い道はストリートビューで行けなかったが、その後行けるようになったので今では至近距離で観察できる。

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