急に涼しくなり、京都では時代祭の日。『相棒』の新作も先週から放送開始と、一気に季節が進んだ印象です。このシリーズも、ようやく折り返し地点です。それでは、5日目の続きをどうぞ。

首都圏に来たことを感じさせてくれるE233系電車。(高崎にて)
上越国境付近から降ったり止んだりを繰り返していた雨も、高崎からしばらく進むうちに上がり、青空が広がりました。乗車している列車は上野東京ラインの小田原行きで、東京を越えて一気に神奈川県まで進むことができ、首都圏の鉄道網の広さに感心します。このまま東京まで乗車しても良かったのですが、湘南新宿ラインに乗ったことが無かったため、籠原で同線を経由する快速平塚行きに乗り換えです。運良くボックス席に座ることができ、宅地が広がる関東平野の車窓を眺めながら都心を目指します。次第に建物が高くなり、人も多くなり、線路の数も増えます。「都会に近づいてるんや」というこの雰囲気にはいつも高揚感を覚えます。やがて車窓左手にスカイツリーが見え、尾久を過ぎると東北本線と分かれて池袋方面へ進路を変えます。

西武鉄道の『ハリー・ポッター』ラッピング電車。かつて大阪環状線やゆめ咲線で走った201系のラッピング電車に似ているということで話題になった。(池袋にて)
17時38分、渋谷に到着。5日ぶりに都心に帰ってきました。平塚行きと入れ違いに向かいの3番線には<成田エクスプレス>が入線。そしてまもなく、4番線に相鉄線直通の電車が入ってきます。本数の多さと複雑な路線網に圧倒されました。

新宿行きの<成田エクスプレス>。

平塚行きの後続は、相鉄線直通電車。

渋谷駅。工事中ということもあり、構内を20分近く彷徨う結果に。
改札を出て、構内を20分近く彷徨い歩きつつ、東急線の改札に到着しました。今夜の宿は東急大井町線と池上線が乗り入れる旗の台です。DRFCの会員に東急ファンが多く、その影響もあって、東急の様々な路線に乗りたいと思い、旗の台に泊まることにしたのでした。一日乗車券を購入し、東横線で多摩川へ。そこから多摩川線で蒲田、池上線で旗の台まで移動しました。旗の台は品川区に立地しているとはいえ、路線が変われば雰囲気も変わるといった印象の町でした。池上線は3両編成で都会のローカル線といった雰囲気で、駅周辺も閑静な住宅や下町情緒溢れる商店街が広がります。良い意味で、2路線が乗り入れる駅とは思えない情緒がありました。

東横線の電車。この電車は新横浜線を経由して相鉄線に直通する。

蒲田に到着した池上線の電車。未だに東急といえばこの電車のイメージ。

木を多用した落ち着いたデザインの旗の台駅。

商店街と交差する踏切を行く池上線。(旗の台~長原間にて)
ホテルに荷物を置き、駅前の商店街にあるお店で夕食を摂り、再び東京観光へ出かけます。今度は大井町線で大井町へ行き、京浜東北線で東京駅へ。ライトアップされた丸の内駅舎を撮影しました。グランスタでお土産を買った後は、総武快速線で武蔵小杉、東横線と目黒線で目黒、山手線、池上線で旗の台に戻りました。(続く)

旗の台の駅前商店街のお店で食べた豚丼。

旗の台から大井町線で大井町へ。車両は、サステナ車両として西武に譲渡されたことで話題の9000系電車。

夜になっても怒濤の本数でやって来る山手線。

ライトアップされた丸の内駅舎。

周囲に超高層ビルが乱立しても、その存在感は色褪せない。








岡山好きの元京都人様
湘南新宿ラインは配線事情のため、赤羽線を通らずに少し遠回りするのが面白いですね。
東急車は今や多方面で見かけるようになりました。ザ・本場での勇姿は私もこの目で見てみたいなと思います。
奈良の駅名研究家様
そうですね。大宮を過ぎて一旦赤羽線と分かれ、王子付近で上野・東京ライン、田端の手前で京浜東北線と分かれ、山手線と出会い、池袋で再び赤羽線と合流。このように出会いと分かれが多いことも都市部の電車の魅力ですね。
東急車は、以前書かせていただいた弘南鉄道をはじめ、全国の私鉄ローカル線で活躍していますね。一緒に乗車した伊賀鉄道や水間鉄道もそうでしたね。
大井町線では、新型車両が登場しましたので、ご乗車や記録はお早めに。