失業者二人の旅日記 初冬の大地へ Part4 三道嶺 その2

第4日目 12月3日 三道嶺撮影

今日も失業者二人は、7時起きです。と言ってもここでは、北京から西へ遠く離れた新疆ウィグル自治区、約2時間の実質的時差がありますので、5時になります。まだ真っ暗闇の街中で朝食のマンタ(ウィグル料理のパオツ)を買い込んで出発しました。このマンタ、食べると羊肉の肉汁が口中に広がり、絶品です。美味しい朝食に活力を加えて、目指すはO氏お奨めの朝1本の通勤列車の撮影です。

8:43、目的地近くで車を降りて、懐中電灯で足元を 照らしながら撮影ポイントに向かいますが、すぐにドラフト音が聞こえてきました。

▲ 8:49、朝焼けをバックに白蛇のごとき煙を残しながら通勤列車がやって来ました。線路際の小高い丘に駆け上がりかじかむ手でシャッターを押しましたが、撮影準備をする時間がなさすぎました。撮影場所のまだ先はどうなっているのかが分かりません。この路線は東站西站を結ぶ路線でこの通勤列車のみが定期で走ります。明日の朝にリベンジすることにしました。


今日の日の出は、9:02でした。すると、それまで露天鉱のあちこちから聞こえていたドラフトや作業機の音が消えて、静寂が広がっていきました。どうやら24時間操業の職工交代の時間のようです。西站には、露天鉱とズリ捨て場へ向けての列車が勢ぞろいしています。
9:50、1本の空車のズリ捨て列車が露天鉱へと向けて発車しました。その後、後を追うように1本、1本と動き出しました。
10:32、朝焼けの天山山脈をバックに露天掘りを上がってくるズリ捨て列車の撮影ポイントに来ましたが、今年は積雪がまだまだで、山が染まりません。牽引機はJS8366号機です。
11:23、露天鉱からズリを満載して登ってくる列車。残念ながら今回は、ズリ捨て列車がスイッチバックで交差する光景は見られませんでした。手前の煙は、露天鉱の石炭が自然発火したものです。
中国の石炭は、硫黄分が少ないので、日本の蒸気機関車のような石炭臭(硫黄臭)がありません
O氏のご説明を聞きました。


▲ 12:01、撮影ポイントの眼下の爆煙が気になりましたので、降りての撮影です。S字カーブをズリを満載して上がって行きます。

そろそろお腹も空いてきました。今回のツアーは、食事代は含まれていません。案内者の食事代は私達負担ですが、日本と違って1桁違いますので安心です。アイグリさんは宗教上の理由で羊肉以外は食べられませんので、ウィグル料理屋に案内してもらいました。 勿論、私達も本場料理とあって、大好きです。

▲ 羊肉に人参を入れた「ポロ」とトマトと羊肉スープに平たいちぎれ麺を注文しました。ポロはピラフ、この麺はナポリタンのルーツと思われます。お椀に入った黄色の液体はビールです。店では酒類は売っていませんので、近くの雑貨屋で買った持込です。昼食代金は、ビール2本も入れて5人分で、81元(約1,020日本円)。飲食代は気にならないのが中国の旅の良さの一つです。

昼食後は、天山山脈も見えていますので、もう一つ運炭線にしました。


▲  二鉱から南站へと向かう運炭線で待ちましたが、一向に列車は来ません。約3時間を待ち続けて、ようやく16:09南站からドラフトが聞こえました。二鉱まで向かった後に待ち望んだ運炭列車がやって来ましたが、天山山脈は霞んでいました。三道嶺撮影に挑む鉄ちゃんが中々撮り得ない苦しみでした、


▲ 18:05、最後の撮影は夕日のスポットですが、この日は曇り空が晴れずで、昨日のリベンジは成し遂げられませんでした。

明日は朝のリベンジがあります。30分早い出発としました。 Part5へ続く

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