失業者二人の旅日記  初冬の大地へ  Part5 三道嶺 その3

第4日目 12月3日 三道嶺撮影3日目

今日は昨日のことのないように起床を30分早めて、 撮影現場には通勤列車が東站を発車する前の8時30分前には到着しました。ようやく東の空が赤くなり始めた8時40分過ぎに発車を告げる白い煙が上がり、ドラフト音が聞こえ始めました。


昨日同様のカットになりましたが、今日は後ろ向きの牽引です。ターンテーブルがありませんので、ズリ捨て路線用の上遊型なのでしょうね。しかし、昨日と同じく前照灯を点けずの走行です。線路上に邪魔物はないとの前提なのでしょうか。牽引機は、SY1304号機でした

 


▲ 南站で通勤客を降ろした後、再び東站へと戻っていきます。 丁度朝日が顔を少し出した9:06でした。

9時から10時前までは、職工交代での休息時間と昨日分かりましたので、今日は朝日のあたる西站での撮影としました。


▲ 朝日を浴びて休息する建設型。左から6261、8368、8077、8040号機

▲ 朝日が昇り始めたヤード、戻ってきた6224号機では ホイールローダを使って豪快に石炭を補充していました。


▲ 何本も立ち上る煙、見ているだけでも至福の世界でした。

今日は快晴で、絶好の撮影日になりそうでしたが、肝心の天山山脈だけには、雪雲がかぶっていて写真になりません。O氏からも1日目に撮った生産現場にしようとの提案が出ましたので意見が一致しました。

▲ 10:50、順光の生産現場です。石炭を満載した8225号機が大空に爆煙を残して発車して行きました。


▲ 13:25、一旦三道嶺の街で昼食後、再び戻って撮影再開です。発車する8089号機と待機する空車の8225号機。遠くから見ると、煙に圧倒されて建設型もナローのC2型に見えます。

▲ ホッパーに入った8225号機でしたが、通常15~20分で積込み完了のはずなのに出てきません。手前の線に入った8089号機はホッパーには入らずにパワーショベル機からの積込みを受けています。どうやらホッパーが故障したようだとO氏はおっしゃられます。14:32、ようやくホッパーから8225号機が発車して行きました

快調に撮影を続けておりましたら、車で休んでいたトウさんがやって来て、炭鉱のリーダーからここは生産現場なので撮影を控える様にとの指示が出たので、別の場所に行きましょうと言われます。O氏は鉄鋼会社に勤務されておられましたので、リーダーが言っている内容は理解できる、私もそう言うだろうと納得されましたので、駐車場まで戻ると、アイグリさんの運転手から「問題は解決した。」どうやってOKになったのかと聞くと、トウさんから、「中国流なので聞かない方が良い。」とのお答えでした。
日頃から”中国で出来ないことは何もない。”と言い聞かされていましたので、ああそうなのかと相槌をうって再び戻りました。


▲  戻ってみると8089号機は発車した後、ホッパーの修理が終ったのか8195号機が積込み作業中、 15:26には発車しました。

▲ 15:50、すぐに来たもう1本を撮影しましたが、ぼちぼち西站の丘から見る夕景も撮ってみたいと移動しました。


▲ 西站近くのお立ち台で天山山脈をバックに上がってくるズリ捨て列車を撮りたいのですが、天山山脈は霞んだままで積雪も少なく 紅く染まってくれません。おまけに着いてから約1時間も列車が来ないのでシャッターが切れません。煙もなく散々でした。


▲ 本日の夕日ショーですが、いい感じになってきましたが、17:50、来たのがズリ捨てを終って下りてくる列車でした。上って来ないかと待ちましたが、残念ながら今日はこれで終わりにしました。  Part6へ続く

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