今日は19時発の夜行列車に乗ってダナンへと向かいますのでそれまでは休息です。
ホテルでゆっくりと朝食後、フロントで近くでSIMカードを売っていますキャリア会社を紹介してもらいました。と、言いますのもスマホは快調なのですがIpadとのインターネット共有ができないためにWiFiのない環境下ではIpadが使用できず困っていました。Lineで日本にいますJuniorに問題解決方法を尋ねてみますと多分、ベトナムのキャリアではインターネット共有が使えないのではないか、そちらのSIMカードは安いのだったらIpad用にもベトナムキャリアのSIMカードを入れてみたらどうでしょうかとのアドバイスです。今日は夜行寝台列車で真っ暗な長い時間を過ごすのでYouTubeも見れるのであれば退屈しないと早速買いに出ました。調べてみますとベトナムにはスマホのキャリアーは、Viettel、Vinaphone、Mobifoneと3社あるようです。フロントでお聞きしますとViettelが近いと教えてもらいました。
9:30 ツアー集合場所近くです。慣れた道を7分ほど行きますと赤いテントの店舗がありました。
中は広く日本のキャリアショップと同じです。番号札を発券して待ちますが65番です。待っておられる客は多く座って待ちましたが回転率は遅く順番が来るまで2時間以上は確実です。これは無理と諦めました。
昨日ホテルへの帰途で見つけておいたSIMカード販売店がありました。そこなら即決で購入できますので向かいましたが逆に迷走でたどり着けません。
10:21 30分ほど歩いたところでギブアップ、丁度走ってきたTaxiの運ちゃんと目が合い停車、サイゴン站まで行きたいと料金交渉です。中国の大地を動き回った、慣れた経験が生きました。50,000ドン(300円)で決着、15分ほどで着きました。歩いていたら30分以上はかかったでしょうね。
▲ 10:40 サイゴン站に到着です。今は列車が発着する時間ではありませんので入口からして閑散としていました。
▲ ご覧のように人気がありません。職員もいません。VIP待合室も閉鎖されていました。
11:38 お腹がすいてきたので売店でバイン・ミーを作ってもらって昼飯としました。
▲ トップ画面で紹介しましたSLは、かつてベトナムで最大出力を誇った主力機141型158号機蒸気機関車。かつてベトナムで最大出力を誇った主力機です。
メータゲージにしては大きな蒸気機関車です。走っていたのが見たかったです。
サイゴン站は1930年代フランス植民地時代に南北線の駅として開業しました。
▲ 駅舎横の引込線では荷物車の搭載が行われていました。
▲ 掲出されていたサイゴン~ハノイの時刻表です。開いていた窓口で南満州鉄道の客車が走っていると聞いた標準軌道のハロン線の時刻表がないかを聴きましたが今は走っていないと絶望的な返答でした。でもハノイへは行きますので再確認をしようと思いました。
【 SIMカード購入 しかし不調 】
駅周りを探索してみましたらSIMカードを打っている売店がありましたので即決で購入です。10日間用で わずか150,000元(900円)、一応ネットでYahoo、YouTubeやらGoofleMap等をつなげて確認しましたが、問題はないようなので支払って購入です。
ところが夕刻列車に乗って試してみますとスムーズにはつながりません。通信速度が遅く実用にはなりません。Junirに聞いてみましたが都会はともかく田舎へ行くとインターネットの環境が悪いのではないか、自分も以前にベトナム旅行に行った時に通信速度が遅いのは経験していると申します。しかしスマホと比べると著しく劣っています。購入した時はスムーズだったのにどうしたものなのか? 店の中ではWiFiがありました。ひょっとして店ではWiFi接続だったのでスムーズにつながったが外に出るとWiFiが切れてSIMの遅い性能になったのではないかと疑ってしまいました。街中のいかがわしい店で購入したのは失敗でした。次回からは空港到着後に購入した方が賢明なようです。勉強になりました。
▲ 14:20 サイゴン站の前調べはできましたので周囲を視察してからMRTをもう一度見ておきたいと向かうことにしました。スマホを見ながら約40分を歩きベンタイン市場迄歩き乗車です。
▲ MRTの車内や駅では若いカップルやお嬢さんたちが記念写真を撮りまくっていました。ホーチミン庶民にとってMRT開業は誇らしいことなのですね。
【 マスターカード紛失騒動 】
途中下車もしながらMRTを見てそろそろ帰ろうかとベンタインまで戻ってきて改札を通過しようとしましたらポケットに入れておいたマスターカードがありません。
改札口を通過するたびに使っていたので落としたのなら改札口外へ出た駅のどこかです。トイレにも入ったので必死で探しましたが見つかりません。ベンタイン站の駅員室に駆け込んで落とし物の届け出がないかを聴きましたがありません。再度動いた場所を回りましたが徒労でした。諦めかけて身障者用の広いトイレに入って服を全部脱いでどこかに引っかかってはいないかととチェックです。
そうしましたら入れた覚えのない上着のポケットの底にスマホコードに絡まって出てきました。ホッとしましたがどうしてこんなところにあったのか謎です。無意識というがボケてやったようです。駅員室によってお騒がせして迷惑をかけたお詫びを申し上げました。▲ 14:12 気を取り直して地上站となるヴァンタイン公園駅(Công viên Văn Thánh)に行き撮影ポイントを探しますが高架線は下からでの撮影は難しいようです。
▲ 16:07 1駅手前の地下駅バソン駅(Ba Son)で降りてベトナムの成長を象徴する高層ビルをバックに撮影できるポイントを探しますがここもまだ地下線から高架線へと上がってくるメトロはとらえられません。どこかのビルに上がって撮影させてもらうしか方法はないようです。
ボチボチいい時間になってきましたのでサイゴン站に戻ることにしました。
16:40 まずベンタイン站に戻り客待ちTaxiに乗って約5分、荷物を預けたホテルに戻ります。料金交渉はしませんでしたがTaxi乗り場の整理員からはこのホテルなら50,000ドン(300円)で良いですよと良心的な対応を受けました。
17:10 宿泊したホテルで荷物を受け取りサイゴン站へ向かいますが夕方のラッシュ近くになっていて道路は車やバイクで埋め尽くされています空車Taxiなど見当たりません。
こんな時にこそGrabで行きたいのですが空車は近くにいません。時間は十分ありますのでベンタイン市場近くに移動しました。空車Taxiは直ぐに見つかりましたのでt料金交渉、12,000ドンで成立です。
【 Taxi運転手の意外な要求 】
17:55 混んでいなければ15分もあれば着くであろうサイゴン站に約40分近くを要して到着しました。GoogleMapでは約4㌔の行程です。トラムがあれば10分以内で着きますが開業予定は2030年です。お約束の12,000ドン(720円)を渡そうとしますと運転手から日本の硬貨を何でもよいから4枚欲しいと予期せぬ意外な要求です。
よく中国を旅行しますが中国人の学生たちから穴の開いた硬貨と中国元を交換して欲しいとよく言われたのでいつも5円玉は常備していました。まさかベトナムで同じようなことを言われるとは意外でした。YouTubeでベトナム訪問記の数々を見ていますがこんな記事はなかったです。
500円、100円、10円、5円硬貨を渡せば丁度ぐらいになりますが日本の硬貨を入れた財布はあいにくとリックの底で探さないと出てきません。運転手にすまないがリックの底で探すのに手間がかかるので出すのは難しいとお断りを入れました。
しかし中々愛想のよい運転者でした。乗車中はスマホの翻訳アプリを双方で浸かってコミケを頻繁にしていました。
▲ 17:55 コンコースへ入りました。お昼とは違って待合室は多数の乗客で一杯です。VIPルームは誰でも入れるようで団体客はここでお待ちです。奥にはカウンターもあって飲み物が売られています。壁には昔のホームに入線する列車の写真が掲げられていました。
▲ 予約した12GOから送られてきたメールに添付されたバウチャーです。私が乗車するのはSE4列車、11号車4人コンパートメント車の9番の下段寝台です。
私にとっては旅の必需品地ビールの数々を買い込んで発車前の準備です。
18:20 何時に乗車かと思っていましたらホーム入線すると同時に始まりました。
▲ 予想通り中国鉄路で良く乗る寝台列車と同じですね。同室の3人の乗客は誰だろうとわくわくしていましたらハノイ迄33時間25分、2泊3日の長距離旅を乗車するというホーチミンの空港近くでホテルを経営するおばさまでした。サイクリストの方で自転車に乗った勇姿の写真を見せてくださいました。ハノイでもサイクリングをするそうです。
▲ 19:00 何の合図もなく滑るようにゆっくりと列車はいつしか発車しました。
スマホを使ってのおばさまとの話が盛り上がってきましたが、突然荷物の中から何やら取り出されました。電気炊飯器ではありませんか。おばさまは持ってこられた総菜、茹でたトウモロコシを出してきて夕食です。
夜行列車には学生時代を含めますと100本近くは乗車していますが電気炊飯器持ち込みは初めて見ました。既に炊き込まれている白米を美味しそうに食べておられました。
同乗者はおばさま一人と思っていましたら途中でアメリカ人カップルが乗ってこられましたが爆睡で挨拶もできませんでした。 Part 9 へ続く