① サイゴン 19:00(SE4)⇒ 12:38 ダナン
4:55 爆睡、心地よいジョイント音を聞きながら目覚めました。外はもう明るくなっています。列車の速度は50~80km/h程度でゆっくり走行です。
サイゴンから目的地ダナンまでは935㌔、17時間38分の乗車です。
▲ 6:28 車内販売が始まりました。朝食のお粥です。これは美味しそうだと注文して美味しくいただきました。中国鉄路と一緒ですね。
▲ 6:40 駅名板は見当たりません。時刻表が正しければ「DIEU TRI」ディウトリ駅到着です。中部ベトナムのあちこちにあるチャンパ王国の遺跡の最寄駅です。まだ知る人の少ない隠れ家的なリゾート地になっているそうです。
1番ホームではズラリと売店が並び飲食物の販売開始です。10分ほど停車しますので降りて買い求める乗客もおられます。
▲ インドネシアの列車と同様に列車が到着するとドア付近に地元民が手作りのコーヒーや飲食物を持って売りに来ます。
私が大好きなおこわと餅の中間のようなラーゾンの葉に巻いたちまきを売りに来ましたので即決で購入です。
ベトナムの伝統的家庭料理「バインチュン」だそうです。
▲ お粥以外にもビール、ヨーグルト、バイン・ミー、ココナツ飴、新線な果物糖の車内販売は続きます。日本では特別な臨時列車以外はなくなってしまった車内販売ですがベトナム統一鉄道では熱心に行われていました。私もココナツ飴と新鮮なマンゴウを買い求めました。
▲ トイレと洗面所です。新しい車両ではありませんが乗車している乗務員が結構頻繁に清掃していて汚れた不潔感はありません。
▲ 9:50~11:20 その後も列車は快調に進行していきました。ハノイから来た列車との交換も行われました。ローカル駅では大砲を積載した軍用列車が停留されているのが見えました。貨物列車の貨車はメータゲージにも関わらず長い大きなボギー車です。
▲ 11:33 昼食の車内販売です美味しそうに見えたのでいただきました。
▲ 12:40 車窓風景に見入っていたら突然列車が停まりました。遅延なしにダナン到着です。珍しいスイッチバックの駅でほとんどの乗客は降りました。同室者だったおばさまとはここでお別れです。またいつかお会いしましょうとお礼を言って下車しました。
▲ 12:49 待合室に参りましたがどうやら降車客が降りてからの乗車のようです大勢の乗客が待っておられました。
▲ サイゴン駅で見たのと同じ141型機蒸気機関車です。
説明板がありましたので撮りましたがGoogle翻訳ではうまく約せませんでした。
▲ 14:55 ダナン駅の正面です。これから予約していますホテルへと向かいます。駅前に停まっていますTaxiとの料金交渉です。 Part 10 へ続く
1964年、鉄道業界のスタッフがジアラム鉄道工場で
「TU LUC」と名付けられた新型蒸気機関車を設計製造することに成功しました。英雄的なベトナム国民の自立と自尊心を表現するために、最初に製造された機関車は英雄クエン・ヴァン・トロイにちなんで命名されました。また、この機関車は1976年12月31日にハノイで最初の列車をけん引し、全国の人々の喜びと興奮の中、統一された鉄道を開通させました。
説明版翻訳しました。
木村様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
どんな蒸気機関車なのでしょうね。次回に見てみたいものです。
帰国してから統一鉄道の峠越えでは蒸気機関車復活の特別列車が2024年末に走るとのネット記事をみました。ただ無事に走ったかの記事はありません。このことご存じでしょうか?もしまた走るようであればこれに合わせてダナンへ向かいたいと思っております。