写真展を見て

 恒例の第3回DRFCクローバー会写真展が開催された。2日目の2月15日、わくわくする気持ちを抑えながら会場に向った。

 会長さんから現役生まで幅広い層からの参加があり、出品数も多くボリューム感があった。今回は全体に実力アップされ、素晴らしい作品が多かった様に思う。

 「鉄路輝く」の部では単なる鉄道車両風景ではなく、各自が感じたもの、感動したものを表現しようとした努力の跡が随所に見られた。 私自身、刺激を受けて「よし、今度はあのような写真に挑戦してみよう」と思う作品が何点かあったが、考えてみると超炎天下の海外での奮闘撮影、旅先でのちょっとした人との触れ合い、夕暮れや夜の撮影等々には鋭いカメラアイ、感性と体力、気力が必要である。私の年齢ならもう無理かもしれない。脱帽である。

 一方、被災地復興に関連した「東北の鉄道」の部では秀麗な磐梯山麓のD50列車や貴重な過去の記録もあり、また、少数民族と東風3型のカラー等々国宝級(?)作品が見られたのもクローバー会の特徴である。

 諸準備を担当された皆様に改めて感謝申し上げる。願わくば、これら作品をコンパクトにしたものでも結構なのでデジ青か何かに掲載してもらえないかと思った次第である。また、応募作品を審査された委員の方々の総合評価、準備等の苦労話、今後の方向性等も会期終了後にでも発表していただければ幸いである。いずれにしても遠くから来てでも充分見る価値のある写真展であった。

次回も期待したい。

2012.2.15夕刻  烏丸御池ギャラリー

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