2012年冬から春への中国鉄路一人旅 Part1  とほほのスタート

今年最初の旅は、いつもと違って43日間の長旅を計画しました。学生時代にもこれだけの長旅の経験はありません。それも大半は一人旅です。いくら慣れた大地でも、還暦を過ぎた老体には過酷には違いないだろう。はたして無事に旅を続けられるか、?マークが付くが、考えると行動できなくなるので、体調不良等で困ったら帰国してもいいだろうとの楽観的思考で出かけることにしました。

第1日目 2月19日
① 長岡天神6:02→6:19南茨木6:26→6:49大阪空港
② 伊丹空港8:20→9:40成田空港10:40→14:00北京空港
③ 北京空港→三元橋→国貿→京倫飯店

かつては、大地にこれでもかと飛んでいたJALも経営破たん以降は激減し、関西から首都北京までの直行便はない。いつものように伊丹から成田経由で向かいました。
伊丹空港に着いて、チェックインをするためにJALカードを取り出そうとするとありません。「あ~、やってしまった。」昨夜、盗難にあった場合を想定して、持っていくクレジットカードをスキャニングして、そのままスキャナーに置き忘れていました。

海外に行く際は、多額の現金を持ち歩くのは危険ですので、いつもはその都度、現地でキャッシングをしています。これは困ったと頭を抱えましたが、帰宅もできず送ってもらうこともできません。 とほほのスタートです。
しかし、今回は銀聯カードの残高が少なくなっていたので、預入に30万円を持ってきていました。何らかの要因で高額支払いが発生しない限りは、これでおさまるだろうと思いますが、もしもの時の安心感がないのは事実です。

常宿に到着、前回も依頼した旅行社のG氏が切符を持ってお待ちでした。
北京からは、最初のSL撮影地チチハルまで1801次に乗車します。距離1,374キロ、所要時間は23時間23分の乗り鉄旅です。途中の赤嶺までは昨年乗車済みですが、後は初乗車となります。
切符をご覧のように姓名とパスポート番号が記載されています。今までは動車(電車)だけ、身分証が必要でしたが、ダフ屋一掃のために他の列車でも必要となりました。航空券と同様ですが、乗車時にすべての乗客を身分証と合わせてチェックすることは不可能です。抜本的な対策とはならずも抑止力程度でしょうね。

新しい時刻表1月号が必要ですので北京駅まで買いに出かけましたが、駅前広場にあった屋外売店が消えてすっきりとした光景です。駅内に入って探しましたが、北京駅のみの小型版はあっても全国版はありません。聞いても没有です。
結局、切符売場で10月号を見つけましたが、時刻は変わっているので目安です。 最近は、1、4、7、10月と年4回は発行されていますので、どこかの駅で最新版を見つけましょう。

さて、どんな旅路となりますやら、とほほが起こらぬように祈るばかりです。
   Part2  へ続く

2012年冬から春への中国鉄路一人旅 Part1  とほほのスタート」への2件のフィードバック

  1. 今はどちらでしょうか?極寒の中でご奮闘中ですか?

    くれぐれも無理は禁物ですよ。

     中国へ着かれてのご投稿、時代は進んでいることと、通信機器を自在に操られるスキルに感服した次第です。改めて敬意を表します。

     またの現地リポートと4月に再見出来ることを楽しみにしています。

     「鉄路輝く」拝見させて頂いた後、特派員氏司会による打ち上げに参加させて頂き、大先輩や皆様と楽しい時間を過ごさせて頂きました。

     素晴らしい作品の数々に思わず見入りました。素晴らしい作品の数々「凄い」としか云いようがありませんが、その中で「僕の阪急電車」が印象に残っています。

     伊丹でのトホホ・・・身につまされます。確認の励行に留意したいものです。

     それでは、お元気に撮影と美味なる食をお楽しみ下さい。

     

  2. マルーン様。コメントをいただきましてありがとうございました。
    折角インターネットのできるホテルにチェックインしましたが、ホームページに中々つながらずで苦労しております。昨夜作った紀行文も今日の夕刻にようやくアップロードできました。田舎では光通信など夢の世界でADSL環境下では難しい面もありますが、できるだけ最新情報をお届けできたらといいなあと、思っております。
    43日間は長いと思っても、いざ計画を練っていきますと、スムーズには参りません。途中であれこれ考えても「もしも」が起こり得る環境下なので、ガチガチは避けねばなりません。しかし、ゆとりを持つと、上手く、はまりません。
    日本のように切符がオンラインで取れたり、駅に行っても並ぶ時間も短ければ良いのですが、横入りする人民も多く、今回は空いたシーズンオフにして、切符は、できるだけ旅行社に依頼するようにしました。
    取りあえず10日間サイクルで予定を考えながら、旅をすることにしました。急いだりすると落とし穴がありますので、無理せずゆっくりとした旅を楽しみたいと思っております。
    帰国後、お会いしますのを楽しみにいたしております。   再見!

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