保存蒸機とその現役時代(14)

奈良県西部大阪府との県境に近いJR関西本線(大和路線)王寺には少し離れているが2台の蒸機が保存されている。ここは信貴山電車や台車の研究など最近メキメキ頭角をあらわしてきたどですかでんさんのお住まいの地と聞いている。

一つは王寺駅から大和川を渡った高台にある三郷小学校校庭に保存されているC57160である。大勢の学童がいる中を場違いの高齢者がトボトボ歩くのは恥ずかしい気がするが皆挨拶をしてくれるので余計に恥ずかしくなる。

2013.5.8 三郷小学校保存のC57160↓s-13.5.8C57160三郷小

説明板には主なと断って運転区間が紀勢線、和歌山線と地元を考慮しており、東海道本線も書かれている。交友社のSLNo3を見ると新製後宇都宮、千葉、新小岩と関東で活躍し晩年の1969年に和歌山に転属してその後紀伊田辺に移動しているようだ。東海道本線は走っていたのだろうか↓

s-13.5.8C57160説明

 

 

1966年7月24日、房総西線(現内房線)竹岡付近を行く夏季臨時9134列車かもめ3号牽引の新小岩区所属の同機。↓

s-66.7.24竹岡C57160かもめ3号

三郷小学校の受付の女性は親切な方でもう1台保存機があることを教えていただいた。勿論事前にその存在は知っていたが丁寧に御礼を申し上げて学校を後に坂道を下った。

王寺駅から近鉄田原本線新王寺駅の先にある舟戸児童公園に保存されているD51895は屋根付きであるが少々荒れた状態であった。この機関車福知山時代に撮影しているが、ネガを紛失中で手元にないので保存機の姿のみである。

2013.5.8 舟戸児童公園保存機D51895とその説明板↓

s-13.5.8舟戸児童公園D51895

s-13.5.8D51895説明

 

 

 

2 thoughts on “保存蒸機とその現役時代(14)

  1. 準特急様 遠路はるばる奈良県は三郷の地を訪れていただきまして、ありがとうございます。「保存蒸機とその現役時代」を楽しく拝見しています。このシリーズで4回目のこれも同じく小学校に保存されていたC5756が急行「大和」を牽引していたということで、tsurukameさんもこの時の投稿に寄せて写真と当時の時刻表を載せられていました。関西線の天王寺-王寺間といえば気動車で運行している時も今の大和路快速とほとんど同じ所要時間で走っていたのを思い出します。載っていた時刻表ではC57牽引の下り急行「大和」は王寺-天王寺間の所要時間は20分となっていました。とにかく、関西線の王寺-天王寺間は今でも渓谷ありの変化にとんだ所なので面白いところです。また、国宝信貴山縁起絵巻のあるお寺からは大和盆地を一望が出来ます。信貴山電鉄の跡もありますのでまたお越しください。

  2. 早速のコメント有難うございます。
    どですかでんさんの鉄道車両や地元の歴史に対する旺盛な探求心にいつも感心しております。JR関西線の河内堅上から三郷にかけての県境付近は都会の喧騒を忘れさせてくれるいい場所で大阪に行った時は時々訪れています。また、河内堅上から大和川沿いをしばらく南下すると近鉄大阪線の河内国分の鉄橋があり、このあたりも近鉄2200や近くを行く関西線のD51を撮った思い出があります。
    また、王寺駅はよく知りませんでしたが、鉄道のジャンクションですね。関西線と和歌山線の乗換駅であるほか近鉄生駒線と田原本線の駅(駅名新王寺でも実質王寺)がかなり近い距離で対峙しており、かつては別の会社であったことが感じられます。ここはJRの絶滅危惧種である103系、105系、117系、201系が見られ、さらに少し歩くとどですかでんさんのホームグランド近鉄生駒線の好撮影地である単線鉄橋があります。しかし、あまりガツガツせずにたまには国宝信貴山縁起絵巻のあるお寺でもハイキングがてら訪問したいです。

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