熊本で宿泊、3日目は撮影が中心となりました。前日に熊本都市圏の公共交通機関が1日乗れる、わくわく1dayパスを買っていたので7時過ぎにチェックアウトし、上熊本から熊本電鉄の「青ガエル」を撮影することにしました。上熊本の始発は7時20分と遅く、これで通勤通学に対応できるのでしょうか。この日は日曜日とあって上熊本から乗ったのは数人でした。5000形はケロロ軍曹のシールがべたべた貼られたものと、シールなしのもの各1両が運行していますが、来たのは残念ながらシール付の方、その上両運転台に改造され、切妻側を前にして走ったのでは興ざめです。
↑上熊本駅付近で5000形
↑打越付近遠くに熊本城が見えます
打越で下車し、撮影しながら北熊本まで歩きました。北熊本ではシールの無い5000形と元南海22000系の200系、遠くにモハ71型を見ることが出来ました。
↑やはりこちらの方がいいですね。
↑モハ72
↑旧南海22000系と、切妻側の5000系はもう一歩
上熊本から熊本駅に戻り入線してきた「SL人吉」を撮った後、松橋まで先回りして撮ろうとしていたところ、意外と早くやってきて、ロケハンする間も無く走り去っていきました。
↑松橋にてSL人吉
また熊本駅に戻り、田崎橋から健軍町まで乗り通した後、交通局前で降り、入口で断って車庫の中を撮影させてもらいました。
↑1960年製1356号、熊本駅前-田崎橋間は道路の端を走る専用軌道で芝生が植えられています。
↑車庫の中の電車群
↑8801号ビアガー電号
↑レトロ電車の8800形101号と1959年製1204号
レトロ調の8800形101号、ビアガー電号も車庫にいて、先日のINUBUSE先輩の鹿児島市電の話に、乙訓の御老人が熊本、長崎、鹿児島の車庫の方が親切でと書かれていましたが、私の行った時も快く撮影させてくれました。熊本市電の現有車両は旧西鉄1000形の5000形を除きすべて熊本市電としてのオリジナル車両で、日本初の超低床電車といわれる9700形、最新の0803形など意欲的な新車を導入している半面、1350形以前の車令50年を超える車両も全体の半分を占めています。
↑最新型2009年製0802号、このあと先月、水戸岡さんデザインの0803号、愛称「COCORO」が運用を始めました。
↑0802号の車内、車掌さんが乗っています。
↑1957年製1094号
↑8503号
1957年製1094号も元気に走っているのが見られました。午前中一杯市電を撮影した後、香椎に向かいました。西鉄313形が旧塗装色で走っているというのでそれを見るのが目的でした。香椎は「点と線」の舞台にもなったところで、国鉄香椎駅から西鉄香椎駅、香椎海岸への情景が書かれていますが、JR香椎駅は3階建ての立派な建物、西鉄香椎は何と高架駅になっていました。
↑高架になっていた西鉄香椎駅
↑唐の原付近の313形
↑西鉄新宮付近の313形
駅で313形の運用を聞き、交換する唐の原まで行き、駅撮りの写真を撮りましたが、近くにはあまり撮影するところ無く、結局終点の西鉄新宮まで行き、313形が折り返してくるのを待ちました。この日は博多どまり、18時過ぎに博多駅に着くと、さすがに博多は大都会、各方面に満員の乗客を乗せて発車していきます。昼間は2,3両のところ、6両編成もあり、普段見慣れない車両にしばらくホームをうろつきました。
鹿児島の古い車は、JRの鹿児島工場が隣接しているせいか、うまく化けていますが、熊本は多士済々ですね。熊電南海のお古はどうやら客扱い扉を増設したようですね。藤崎宮からは今でも道路の片隅をノロノロですか?西鉄311型中間車竣工直前に川崎車両に行く用があり、ついでに見学となりました。クロ153(皇室専用車)やったかな、こちらも竣工直前だったように思います。
コメントありがとうございました。御指摘のとおり、中央に客扱い扉が増設され、3扉になっています。その他、運転席横の扉も移設されているそうです。今回は北熊本-上熊本間を訪れただけなので、藤崎宮近くの様子はわかりませんが、Web見ると併用軌道の写真が載っていました。こちらも訪れておくべきだったと思っています。
鹿児島市電 花電車撮影の翌日 熊本電鉄の併用軌道へ行ってきましたので 近いうちに紹介させて頂こうと思います。
INUBUSE様
併用軌道を旧地下鉄の車両の走る風景、是非拝見したいものです。楽しみにしております。ところで熊本市電の新型車COCOROは10月中ごろから運行開始したとありましたが、これもご覧になられたのでしょうか?
熊本電鉄の併用軌道と新型車COCOROを目的に熊本へ行ったのですが 前日の熊本市電のホームページで「明日は点検のため運休」と知らされ 当日は北熊本の工場に入っていて顔だけしか見えず 予定のスジには0802が充当されていました。残念でした。