暖かい内地への旅 Part9 鹿児島市電を撮る②

第6日目 2月28日 その2

13:59 昼食が済んで外に出てみますと小雨が降り出していました。少し様子を見ていましたがこれでは歩いてのロケハン撮り鉄は辛いものがありますので、乗りながらのロケハンに切り替えて終点の谷山方面へと向かうことにしました。
▲ 平日のお昼過ぎなのに乗降客の多い鹿児島中央駅前です。左は2100形2132、右は9700形9702、広告は「さんふらわぁ」号です。

▲ 14:03 9500形9504の京急号、撮っています車両が被るようになってきました。

▲ 14:10 軌道の緑地エコ化も鹿児島市電の大きな特徴ですが、まだこの時期では目に鮮やかな緑のじゅうたんとまではいっていません。ただ花壇には春の花が満開です。健全経営の余裕が見られます。
左後方に見えるのは「若き薩摩の群像」です。幕末期の1865年(慶応元)、薩摩藩英国留学生が藩命により国禁を破って密航し、学問や技術を習得しました。彼らの留学経験はその後の日本の近代化、明治維新に大きく活かされました。

1000形1011郡元行きが来ましたので乗車しました。


◀ 運賃は大人170円(子供80円)の全線均一です。
子供連れの乗客が多いのか、その際の人数・年齢別の運賃を分かりやすいようなイラスト表示されていました。
ここまで詳しくされ英るのは初めて見ました。

▲ 14:26 郡元(こおりもと)電停に到着です。ここで谷山行きには乗り換えです。

▲ 14:33 カーブを渉るのは、鹿児島中央駅方面を結ぶ2系統の市電です。左は1000形1011、右は2110形2112です。
左上に見えるのは
郡元(南側)電停で、谷山から中央駅経由の鹿児島駅行きが走るラッシュ時のみ電停となります。

 

▲ 14:35 途中まで軌道の緑地エコ化の専用軌道が続きますが涙橋付近からはバラスが敷かれた専用軌道を走ります。最高速度は、50~60km/hぐらいは出しても良いかなとは思いますが、40km/hまでで高速化は、はかられていません。ヨーロッパのトラムなら最高速度90km/hまで出すような直線区間です。
左は9500形9501、右は9500形9507です。
▲ 14:43 笹貫~上塩屋を走る7500形7501です。


▲ 14:46 終点の谷山に到着です。乗ってきたのは1000形1018、発車待ちは2120形2121です。

 

▲ 谷山電停の開業は1912年(大正元年)12月1日、日本最南端の電停と呼ばれています。頭端式ホームの他に手前にも降車専用ホームが設置されています。2本の発着線が詰まっている時に利用されるそうです。
▲ ちょっと古いですが、2002年(平成14年)の実績資料です。JR谷山駅とは永田川をはさんで約650m離れていますので乗り継ぐ乗客は少ないと思いますが、利用者は市電の方が若干多く約6,000人もおられます。また鹿児島中央駅電停より多いのには驚きました。

▲ 15:01 電車は入れ替わって、左は9700形9701、右は7000形7002です。
谷山電停周囲に見ておくようなものが見当たりませんので今日はこれで切り上げです。

◀ 運転手が持っておられた運行表です。交通局前の神田電停で引継ぎをして谷山まで1時間19分の運転業務、6分間の休憩後神田電停まで1時間18分の運転業務で30分間の休憩の後、次の業務になっています。

 15:06 谷山から3番目の日豊本線宇宿駅にも約230mと近い脇田電停で降りてみました。駅の周りは笹貫から住宅街が続いていますので阪堺線のような雰囲気です。

▲ 15:14 脇田電停も周囲にさほどのところもないので、来た7000形7002に乗車しました。

▲ 15:16 二軒茶屋に到着したのは、2110形2113です。宇宿一丁目~二軒茶屋で気になった桜の木がありましたので降りて撮影です。

▲ 15:23 折角の桜ですがかなり散っていました。横を走るのは9700形9702です。

▲ 15:24 同じく宇宿一丁目~二軒茶屋を走る1000形1014です。

▲ 15:30 上り坂、下り坂の多い路線です。頑張って急坂を上がってくるのは9500形9504です。

▲ 15:30 9500形9511です。続行する次の電車が見えています。

▲ 15:30 1分もしないうちに次の市電が来ました。行先表示は系統なしの谷山行きです。先ほどのは1系統騎射場経由の谷山行きでしたので、こちらは鹿児島中央駅前経由なのでしょうが、時刻表には記載のない運用です。運転間隔ですがこの時間は2~5分間隔です。ダイヤ上は結構頻繁に運行されています。

 15:36 2110形2113が到着です。これに乗車して次の撮影地「涙橋」へと向かいます。

▲ 15:39 涙橋に到着です。新川を渉る小さな橋の名前が電停名ですが、「涙橋」は江戸時代に処刑場へと護送される受刑者を家族が泣く泣く見送ったのが由来です。

▲ 15:41 郡元~涙橋 新川の堤防へと坂を上がる1000形1011です。

▲ 涙橋を過ぎてからはバラス敷の専用軌道が始まっています。

▲ 15:47 9500形9509が上がってきました。こちらにも1000形1014が到着しましたので乗車して気になっていた電停名「騎射場」と、向かいました。

▲ 反対車線の騎射場電停に入線する1000形1017です。「騎射場」の由来はこれもかつて薩摩藩時代に馬上から弓を射る儀式が行われた場所に由来するものだそうです。京都で言う「流鏑馬(やぶさめ)」ですね。

▲ 16:00 降りましたが同じ光景が続き歩道側からは車が多くて撮れないので次の電車で引き上げです。

▲ 16:02 荒田八幡電停交差点ですれ違った9500形9510です。

▲ 16:12 高見馬場電停近くです。9500形9502が発車してきました。

宿泊しています鹿児島プラザホテル天文館近くですので、一旦ホテルに戻って出直しです。
直ぐ近くに活火山の桜島がある鹿児島は、市内のあちこちで温泉が湧いています。台湾からの旅の疲れを取るには温泉が最適です。フロントで近くの天然温泉を紹介して欲しいと申し上げますと、歩いて10分強の「霧島温泉」を教えてくださいました。

17:28 外は雨が降り出していました。温泉へ行く途中で薄暮の街を行く路面電車を撮りたいとカメラを持って出かけました。
▲ 9500形9505です。もう少し暮れてきているかと思いましたが、まだ早かったようです。

▲ 17:28 16両も在籍しているはずですが朝から602のみしか見ていない600形615が独特の吊掛け駆動の走行音を響かせながらやって来ました。ちょっと感激です。

▲ 17:40 雨は本降りになってきました。降りしきる雨の中、「霧島温泉」に到着です。高層ビルに挟まれた街中にあって中は浴槽が2つと昭和の香りがする温泉銭湯でした。

ゆったりと入浴後は冷たいビールと手打ち蕎麦が食べたくなりました。番台のおばさんにお聞きしますが分からず、教えてくれたのは一緒に入っていた小学生でした。いつも家族で行く店ですと熱心にタブレットで地図まで表示してくれました。最近の子供はすごいですね。

▲ 20:10 天文館通りのアーケード街の中にあって2階に上がるとお洒落な店内になっていました。お店の名前は「天神房丸新」、後で調べたら口コミ情報も多く、鹿児島で1番の店のようです。店の女将は6代目ですと歴史の長さも自慢しておられました。確かに麺と言いお味は抜群です。お薦めさせていただきます。

20:47 電車通りに出ますと人通りもまだ多く天文館通電停にもたくさんの利用客がお待ちです。

▲ 9500形9510です。【DATA】NikonD500 ズームↁ㎜、F4.8、1/200秒、ISO10000

▲ 9500形9511です。【DATA】NikonD500 ズーム27㎜、F4、1/160秒、ISO6400

▲ 今日の撮影最後の車両は初めて見る1000形1013 です。撮影出来た車両は全部で35両になりました。【DATA】NikonD500 ズーム24㎜、F3.8、1/125秒、ISO3200

21時まで夜撮に励み、コンビニでビールと日本酒を買い込んでホテルへと戻りました。一応全線乗車もしましたので何となく全体は分りました。明日はもう一度本チャンの撮り直しです。これぞ鹿児島市電のカットのアングルがいいのかと悩みながらの就寝でした。 Part10へ続く

2 thoughts on “暖かい内地への旅 Part9 鹿児島市電を撮る②

  1. 鹿児島は学生時代にはよく行きましたが、市電には乗ったことがなく色以外は全く知りませんでした。今回のレポートでよく解りました。ありがとうございました。

    • 私も初めての訪問でした。知っていることと言えば軌道の芝生緑化事業ができたことぐらいで、様々15もの形式車両が走っているのには驚かせられました。何よりも市営なのに黒字経営が続いているのは素晴らしい事です。いつまでも続くことを願いました。

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