CRHの旅Ⅱ Part1 旅立ち

久方ぶりの投稿になります。会社内での業務内容がかわったために慣れぬ事で難儀をしております。この2ケ月間は、まともに休みを取れずで、治らぬ病の頚椎ヘルニアが悪化し、糖尿値も上がり、狭心症と併せて、担当医からは、このまま続けると、本当に生命の保証すらできないと言われる始末です。長期の休暇を勧められ、やむなく休みを取って、まずはストレスを取り除くことにしました。

 鉄ちゃんのストレス発散には、鉄道に乗る事が1番です。目的地は、大きな心で迎えてくれる旅慣れた大地、中国です。前回見学に行ったのにも関わらず、休館日で悔しい思いをした香港鉄路博物館を、第1視察候補地に、その後は、71日に開業した北京天津間300km/hの城際鉄道乗車を目指す事にしました。

 問題は、香港周辺から北京への移動です。出発予定は、明後日です。今から、列車切符を現地旅行社へ依頼するのは、無理です。ここは、楽観的に考える事にして、後は、現地対応としました。そして、チープしておいた航空券を広州行きに変更手続きです。今、中国線は、度重なる色々な問題発生で、ガラガラ状態です。即OKがでました。宿泊は、インターネット予約で、前回宿泊したシンセン駅近くのホテルにしました。

 いつものように隣の席は、JGCの特権を生かして、ロックに(保証はないが、発券止め)してもらい快適に機内を過ごして、広州空港到着です。空港からは、広州駅までリムジンバスに乗車しました。

 広州駅は、広東省の中心駅です。中国全土への列車が、発着しますので、数多くある切符売場ですが、すべて長蛇の列です。窓口までは、約30分を要しました。これでもまだ早いぐらいで、国慶節、労働節、特に春節(旧正月)の長期休暇の際には、約2時間も並ばなければならないそうです。

 

広州は、広東語の世界で、標準語が通じない場合が多いので、前もって、機内で、北京までの希望列車を第1から、第6希望まで書いておいたメモを、窓口係員に見せました。全部満席だったらどうしようとかの不安が一杯でしたが、すんなりと第1希望の広州駅発北京西駅行きの特快“T16”の軟座(1等)寝台下段が取れました。一安心です。

 シンセンまでは、広州駅より広州東駅発の方が、CRH1の列車本数が、約5倍も多いので、地鉄に乗って向かいました。広州東駅では、515間隔で発車していますので、難なく切符も買えて、直ぐの乗車です。広州東~シンセン間約139kmは、最高速度200km/h、最速52分の所要時間です。

 

両端が1等車、そして車両の3分の2が食堂車をはさんで、後は2等車の8両固定編成のCRH1です。出発時は、ガラガラでしたが、平日の日中なのに途中駅からの乗車が多く、最後は、無座(立席客)も出ました。それ程、ビジネス等での移動が多いのが、広州~シンセン・香港間です。鉄道は、完全に市民生活に密着しています。広州~香港間では、既に新たな別線での350km/h高速鉄道の建設が決まりました。

 他にも、上海を中心に南京、杭州間、また天津~唐山間、福州にも建設が始まります。大きな中国ですが、沿岸部は、小さな中国になりそうです。東海道新幹線が日本の経済発展に大きく寄与したように、中国でも新たな高速鉄道網の建設による、さらなる経済発展の加速が始まっています。

 今回の旅は、溜まりに溜まったストレスの解消と、静養です。ストレス解消は、果たせそうですので、静養のためにゆっくりとした旅を心がけようと思いました。
 Part2 へ続く

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