2020年冬 上越鉄路見聞録 Part5 糸魚川ジオステーション ジオパル見学

第3日目 12月13日 その1

8:30 起床した時にみた空は晴れていましたが朝食をいただいて外に出るころには氷雨が降り出していました。

今日はホテルからは徒歩で直江津駅反対側にある直江津運転センターへと向かい、朝の見学会です。

▲ 2016年「日本産業デザイン振興会」のグッドデザイン賞、2017年「鉄道友の会・ローレル賞はじめ数々の賞に輝いたスタイル抜群のえちごトキめきリゾート雪月花です。


通年、土曜日・日曜日・祝日のみ運行されていて今日は運行日です。新潟の地産地消に特化した豪華な食事が提供されますので乗ってみたいのですがこの時期の料金は17,500円と、年金生活者には壁があります。全国にこのようなリゾートトレインが各地で運行されていますが、私にとってはこの壁が乗り越えられず、まだ一度も乗車したことがありません。死ぬまでには一度ぐらいは乗車したいと願ってはおりますが、宝くじでも当たらない限り難しそうですね。
▲ 車庫で休むD51827号機です。夕方からゆっくりと撮影します。

9:15 リゾート雪月花の出発を見送ってからは、D51827号機撮影開始の14時半までは自由時間です。えちごトキめき鉄道の一日フリー乗車券がツアーに付いていましたのでいつも海外ではお会いしています海外鉄ちゃん仲間達と一緒にえちごトキめき鉄道の乗り鉄旅をすることにしました。
長いホームを歩いてえちごトキめき鉄道の発着するホームへと着きました。

① 直江津 9:45⇒10:53 市振

 

 

▲ 泊行きに乗車しましたが下車駅は市振です。「えちごトキめき鉄道」の路線は市振まででここから先は「あいの風とやま鉄道」となり別途運賃となりますのでここで折り返します。
市振は以前にクモハ73167さん達とご一緒にトワイライトエクスプレスを撮りました所です。珍しく構内踏切のある駅でした。思い出を浮かべながら降りましたが時間がない直ぐの折り返しでしたので駅前をブラブラするだけです。

②  市振 11:04⇒11:23 糸魚川

▲ 11:23 起終点以降が別会社とプッツン独立していますJR西日本大糸線との接続駅糸魚川には「糸魚川ジオステーション ジオパル」が開館していますので見学しようと降りました。我々の到着を待っていたかのように改札出口では「えちごトキめき鉄道」のグッズ類が売られていました。特別仕様の鉄印帳は大人気で皆さん買っておられました。

▲ 「糸魚川ジオステーション ジオパル」の入り口に展示されていたのは、国産最後の産業用蒸気機関車として協三工業で1950年(昭和31年)に製造、1956年(昭和57年)に納入された東洋活性白土2号機(5.1㌧)です。

工場から糸魚川駅までの専用線(700m)を走っていましたが、1982年10月に会社が解散し工場は閉鎖されると活躍の場を失い、糸魚川市へ寄贈されました。当初は糸魚川小学校に展示されていましたが2007年からは糸魚川市のフォッサマグナミュージアムに展示場所が代わり、2020年10月14日からは福島で再整備ピカピカにされてここ糸魚川駅に設置されました。

一緒だったK島さんはご実家が富山だったそうで東京の大学へ行くたびにこの豆ロコが走っているのを見て撮ったと懐かし気に話されていました。

▲ キハ52156が中央に鎮座した「糸魚川ジオステーション ジオパル」の館内にはこの地区の鉄道の歴史を残す数々の品々が展示されています。トワイライトエクスプレスの食堂車も実際の客車備品を一部活用して再現されています。
大きなスペースがとられたジオラマは持ち込み車輛の運転も有料ですができるそうです。もう少し近ければDRFC-OB会の模型運転会に利用できますね。

▲ かつてのレンガ造りだった機関区は新幹線ホーム建設のために消えましたが一部が残されて保存されています。館内に展示されていますキハ52 156はイベントが開催されるときは前に残されていますレールを走って館内を出て展示されるそうです。

▲ S川さんのおすすめの食堂があると新幹線口から歩き始めましたが電話をされると今日は定休日と言われ諦めました。
12:10 仕方なく反対側の日本海口に出てお店を探しますと「和の旬 かんのや」がありましたのでT崎さんと3人で入って見ました。3人共日本酒が大好きですので昼間から飲みましたがアテも新鮮で美味しくついついお酒が進みました。これなら夜も期待できますね。コロナ騒動が終息したら再訪してみたいお店がまた増えました。


▲ 13:10 そろそろ直江津へ戻る列車の時間が近付いてきました。他にも糸魚川で降りられていたツアー客もおられます。駅前でそろって改札口へ向かいました。  Part 6 へ続く

2020年冬 上越鉄路見聞録 Part5 糸魚川ジオステーション ジオパル見学」への4件のフィードバック

  1. 糸魚川駅に保存されているレンガ造りの機関庫の一部を見て、2010年2月28日に富山を10時頃出発して糸魚川を訪れています。この日は午前中は機関庫見学および撮影をしています。この日はJR西日本がレンガ機関庫が新幹線工事のため解体されるので見学撮影会を企画されました。大勢の方が見学撮影されていました。私は午前中に機関庫撮影をして 午後は南小谷のひとつ手前の中土駅で気動車の撮影を行いました。ところで富山に帰ろうと思うと大津波警報が出ていてしばらく運転見合わせとなってしまいました。あとで調べてみるとチリで発生した大地震によるものであることがわかりましたが、しばらくして運転再開して無事に帰ることができたのでした。その1年後に東日本大震災が発生しています。そして昼食の時に糸魚川の町をブラブラした時に立派な木造建物があり、写真を撮ったのですが、これが北大路魯山人などの著名人が宿泊したという平安堂旅館でした。残念ながら2016年(平成28年)12月22日出火し翌日に鎮火した大火で焼失しました。糸魚川の町をブラブラしたあの街並みが大火で焼失したことを知ってショックでした。今はどうなっているか気になるところです。ところで、ここで模型運転会をするのはありかな?

    • 飲んだ「かんのや」のおかみさんから大火の際は山から海へ向かって風が吹いていたので助かった。すぐ海寄りの通りから向こうは全部燃えてしまった。本当に怖かったと話されていました。
      模型会ですがちょっと遠いのが難点ですが、ジオラマの完成度は半端じゃありません。紅葉の山々が演出されていたりで見ているだけでも楽しめますよ。検討されてみてはと思います。

  2. ケチをつけるわけではありませんが、「くろひめ号」の図面右端に小さく記されている「軌間 600mm」は「軌間 610mm」(=2フィート0インチ)の誤植ですね。

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